京を南北に走る千本通は、北に行くにつれ緩やかな坂が続き、京の七口の一つ長坂口に繋がる鷹峯街道と呼ばれるようになります。
この鷹峯街道沿いには趣のある、常照寺、源光庵、光悦寺の名刹三寺があります。
どちらも紅葉がとても美しく、中心部から少し離れているため、比較的ゆったりと紅葉が楽しめます。
〈常照寺〉
吉野太夫所縁の寺で、太夫が寄贈した「吉野門」と呼ばれる赤い山門に通じる参道、本堂の横、茶席「遺芳庵」の紅葉は見事です。
〈源光庵〉
京都では少ない曹洞宗のお寺です。本堂から庭を望む角窓の「迷いの窓」、丸窓の「悟りの窓」は必見です。
本堂の血天井は伏見桃山城の遺構です。
〈光悦寺〉
江戸時代初期の書家であり、茶人であり、陶芸家でもある、マルチ芸術家本阿弥光悦が家康から与えられたこの地に草庵を建てたのが始まりで、境内には7つの茶室と有名な光悦垣があります。
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