南禅寺塔頭、金地院は北山に創建された寺を徳川家康の政治顧問、以心崇伝(金地院崇伝)が1605年に移築。
先ずは明智門。
金地院入り口の拝観窓口から左へ進むと小ぶりな唐門があります。
これが「明智門」です。
天正10年(1582年)本能寺の変後、光秀が母の菩提のため黄金1000枚を寄進して大徳寺に建立した桃山建築の唐門で明治初期に金地院に移転。
門自体はそれほど大きくはありませんが歴史を感じる佇まい。
なぜここに移築されたのか不思議です。
明智門を入ると徳川家康の遺髪と念持仏を祭る東照宮(重文)。
拝殿天井の鳴き龍は加納探幽筆。
三十六歌仙の額は土佐光起筆。
拝殿に入れないのは残念。
次は大方丈へ。
襖絵は加納探幽・尚信筆。
茶席八窓席(重文)は大方丈前の特別名勝「鶴亀の庭」、枯山水庭園とともに小堀遠州作で名高い。
鶴亀の庭は同じく遠州作の二条城二の丸庭園に風情がよく似ているように感じました。
金地院は重文の名勝など見どころが多い人気スポット。
南禅寺と周辺も併せて是非訪れてみてください。
市内の寺社はまだ参拝者が少なく、のんびりと、これまでと違う雰囲気が味わえるかもしれません。
京都好き男 細木