京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

西郷どんめぐり

2018-04-20 | 京都案内

らくたび、若村社長の解説付きミニツアーに参加。

薩摩島津伏見屋敷跡碑からスタート。



この屋敷、島津斉彬幼女となった篤姫が徳川十三代将軍家定に嫁ぐため江戸にむかう途次宿泊した。
2年足らずで家定が死去。以後、天璋院と名乗るが、再びこの地ばかりではなく、薩摩の土も踏むことはなかった。
また、寺田屋滞在中に襲撃を受けた坂本龍馬がかくまわれた場所でもある。

大黒寺は薩摩藩上士と下士の争いで敗れた下士9人の墓がある。



向かいの金札宮(きんさつぐう)は、明治元年、薩摩藩士が寄進したという金燈籠があったが現在は存在しない。
開運・幸運を呼ぶと崇敬を集める。

鳥羽伏見の戦い開戦の地、御香宮。五稜郭の戦いまで続く戊辰戦争始まりの地。
薩摩がここに布陣して伏見奉行所の新選組など幕府軍に砲撃を浴びせた。
京都の七名水、「石井の御香水」が沸く。



青紅葉が綺麗な東福寺の塔頭霊雲院。そして以前京都好き男・細木氏がご紹介した清水寺即宗院と清閑寺。
隆盛が勤王僧、月照上人と討幕の密議を交わした場所。
幕吏の手が伸び隆盛とともに薩摩へ逃れるが、上陸できず錦江湾で入水。
隆盛だけが生き残り討幕を果たす。
清閑寺はまた、小督局と高倉帝の悲恋の舞台。
扇を開いたように市内を望める場所にあるのが要石。誓いを立てると願いが叶うとか。
この清閑寺の山号が「歌中山」。俗念を戒めた和歌に因むが、古から使われている地名でもある。
今は新緑、秋には紅葉。清水寺へ行かれたら足を延ばしてみては?







ゆっぴー


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