京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

祝 八坂神社本殿国宝指定

2020-11-02 | 京だより

八坂神社は平安時代に創建で町衆のシンボル的存在。
この地域の守り神として崇敬されており、古来より「祇園さん」の名で親しまれ、祇園社、祇園感神などと長らく称され、祇園祭の起源となる御霊会を営んだ。
現社名は明治となってからの神仏分離以降となる。
今日、祇園祭を担う町衆が支える「疫病退散祈りの伝統」が文化的意義を評価され国宝に指定されました。
現在の本殿は1654年、徳川四代将軍、家綱により再建されたもの。
神社の多くが本殿と拝殿はそれぞれ単独で築きますが、これを一棟の屋根で覆った「祇園造」と呼ばれる様式です。
両側面と背面に庇があるのが特徴です。

 

 

今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で山鉾巡行は中止となりましたが、神事は例年通り執り行われました。
さらに疫神社本殿、四条御旅所、鉄筋コンクリート造りの神輿庫など26棟が重要文化財に指定されました。

見所をご紹介します。
西楼門



高い石段の上に立つ西楼門。四条通に面し八坂神社を象徴する門です。

石鳥居

 

京都一大きな石鳥居。この奥に立つ南楼門。こちらが八坂神社の表門となります。

美容水

 

美御前社の前にある湧水。肌の健康はもとより、心も美しく磨かれる神水。
 

御神水   

大神神社の横には本殿の地下から湧き出る水で神の力をいただくことができます。

舞殿



本殿前の舞殿。祇園の街の茶屋や料亭や、市内のお店、個人から寄進された数々の提灯が下げられ神社の奉納行事を行います。

他にも八坂神社の境内には、疫病を防ぐ「疫神社」、縁結びの神「大国主社」など、様々な摂社、末社が祀られており、お社巡りも面白いですよ。

京都好き男 細木

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