毎年10月22日に行われる京都三大祭りの一つ、時代祭が、今年は天皇陛下の即位の礼正殿の儀がこの日に行われることに伴い26日に行われました。
この日御苑内、九條池のほとりに佇む「拾翠亭(しゅうすいてい)」が一般公開され多くの参観者が訪れました。
拾翠亭は五摂家の一つ九條家の現存する唯一の建物。
江戸時代後期に九條家の別邸として建てられた、二層数寄屋風書院造の建物で、現在は茶会や歌会などの場として使用されています。
一階には十畳の茶室と七畳半の控えの間、北側には小間があり、二階はゆったりした座敷という造りで
二階の座敷からは勾玉の形をした勾玉池(九條池)と中央に架かる高倉橋を望めます。
九條池のほとりには風情を楽しめる休憩所、京都三珍鳥居の一つ「唐破風鳥居」のある平清盛建立の厳島神社もあります。
九條池は自由に散策出来ますが、拾翠亭は年末年始を除く毎週木・金・土の午前9時から3時30分で、参観料100円です。
京都御苑も少しづつ色づいてきました。拾翠亭の紅葉も美しいことと思います。
当館から徒歩約10分ほど。是非訪ねてみてください。
京都好き男 細木