京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京の遅咲きの桜~仁和寺御室桜

2019-04-17 | 京都案内

世界遺産仁和寺は、光皇天皇の遺志を継いで宇多天皇が仁和4年(884年)に創建。

 

以来法親王が住持し「御室御所」と呼ばれていました。
5月1日より元号が平成から「令和」に変わりますが、寺院名が創建当時の元号に因むのはここ仁和寺と延暦寺だけだそうです。
仁和寺は、境内にソメイヨシノ、シダレザクラ、御室桜が咲きますが、今見頃なのが御室桜。
中門をくぐった西側一帯の桜林には約200本の遅咲きで有名な「御室桜」が咲き誇ります。
2~4mの低木で、五重塔とのコラボレーションを楽しむことができます。

   



今年は初めての試みとして、観音堂の西側に「御室華舞台」を設置され高い位置からの眺望を満喫できます。

 



境内にはツツジや八重紅枝垂れも咲き、訪れた多くの参拝者は京の春を楽しんでおられました。

 

20日過ぎまで御室桜は咲いています。

京都好き男