京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都御苑散策№2~御苑内神社

2018-08-31 | 京都案内

残暑が続く京都ですが、京都御苑内は樹木が多く、木陰に入ると少しは過ごしやすく感じます。
苑内には公家の庭に観賞用として好まれたサルスベリが盛夏を彩るあでやかな花を咲かせています。
苑内には約70本のサルスベリの木があるそうです。

この日、苑内の三社(厳島神社、宗像神社、白雲神社を巡りました。

<厳島神社>
丸太町通の堺町御門を入って西にある九條池にあるのが厳島神社。
平清盛が安芸の厳島神社を兵庫築島に勧請したのが始まり。後に足利義春が京都に移したと言われ、厳島神社分社の一つ。
鳥居は唐破風鳥居として京都の珍しい三鳥居のひとつ。

 

 

<宗像神社>
厳島神社の西、築地塀と森に囲まれた場所にあるのが宗像神社。
藤原冬嗣が自邸に勧進したのが始まりで後に、子孫の花山院家の邸内社となる。
この森のクスノキにはアオバズクが夏に営巣することで知られる。

 

 

<白雲神社>
宗像神社から北へ3分ほどのところにある小さな神社が白雲神社。
鎌倉時代に西園寺公経によって造営された妙音堂に始まる。
ここは、西園寺公望が立命館大学の前身である私塾「立命館」を創設した場所。
白雲神社は金運アップのパワースポットでもあります。

 

 

御苑を散策される際には、御苑南西エリアに位置するこの三社に、是非お立ち寄りください。

 

京都好き男 細木