1981年5月29日。
30年前の今日のこと。
京都に地下鉄が開通した。
京都の地下をはじめて電車が走った!‥‥というわけではない。
京都の地下には、すでに戦前から阪急京都線が走っていた。
ただし、戦前に走っていたのは西院‐大宮の一駅区間のみ。
戦後に延伸されても三駅区間だけのこと。
本格的な地下鉄は、30年前の今日、誕生したのである。
烏丸線と呼ばれるこの地下鉄は、その名のとおり、烏丸通の真下を通っている。
烏丸通は現在の京都のメインストリート。
しかし、観光スポットはそれほど豊富ではない。
ゆえに、観光客の利用がそれほど進まなかったようだ。
14年前になって、烏丸線と交差する形で東西線が開通した。
東西線は観光スポットの多い東山へもアクセスできる。
ということで、観光利用も増えたようだ。
とはいえ、赤字経営が続いている。
そこで、駅構内でのイベント開催や、構内でのショッピングモール展開などを行っている。
それでも、まだまだ赤字の解消される見込みはないようだ。
地下鉄は、しかし便利である。
何しろ渋滞がない‥‥混雑はあるが。
しかし時間を計算出来るのは、観光の大きなメリットだろう。
見たい寺院が、バスの遅れのせいで閉門時間を過ぎてしまい、見られなかった!
ということがないよう、地下鉄を利用してみてください。
”あいらんど”