京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

皆様の住む街の中心地をご存じですが?

2010-08-23 | インポート

京都市の中心と言われているのがここ六角堂の中にある「へそ石」ですが、伝えが色々あります。

かの平安京を造営するときに新たな道を造る事になったのですが、お寺の位置が重なってしまって六角堂を壊そうと考えたのですが、聖徳太子が建てたお寺を壊してしまうのは惜しいので、何とか壊さずにしたいと一心に本尊に祈ったところ、驚いたことに一夜にして全体が移動していたそうです。

その際、六角堂の礎石だけが元の位置に残り、それが現在では、「へそ石」と言われるようになったのです。

京都市内の中心と言うのも地図上ではなく、碁盤の目のようになった京都市内の中の商業地区だけを考えての事になります。

京都のおへそと言うのも面白い表現ですよね。でも現代の京都市内の地図を広げてみると本当は雲が畑と言う地域のあたりが中心の様な気がしますが、平安京の中心でしょうかね。

話は変わるのですがこの六角堂さんの中には色々なお地蔵さんがあられます、正確には羅漢さんですが、本堂の東側に川が流れているような場所があるのですが、そこの岩に小人のような人形がたくさん置かれています。

羅漢様というのは、仏の教えを護り伝える偉いお坊さんの名前のことです。
十六羅漢の近くには、首をかしげた小さなお地蔵さんもいらっしゃいます。
合掌地蔵は、参拝者の願い事が叶うように一緒にお祈りをしてくれているそうです。
一生懸命に一緒にお祈りをすれば願い事も叶ってしまいそうな愛くるしいお顔をされていますよ、ぜひ一度は訪れて下さいね。

昨日京都市内一円で地蔵盆があり町内あちこちから子供の声が絶えなかった一日でした。

町内に祀られたお地蔵さんもそれぞれの顔があり、裏道散策で見つけたらのぞいてみて下さい。「こんにちは」と聞こえてきそうですから。

最後に向かいのビルにはありがたい事に、エレベーターで上にあがって、六角堂を上から見る事が出来る配慮があり、本当にありがたや、ありがたやですよ。

Rokkakudou

<松井で~す(^_-)-

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夏なごり(お盆を終えて) 上野です

送り火に護摩木に託し安全の 願いを込めて 筆を走らす

京五山 順に送り火 火が灯る 先祖の供養 家族の安全

遠方から 送り火見んと観光に 雅の人の 知恵に感激

精霊を送る炎の祭典に 花背の松上げ 今年も盛大