ヒルネボウ

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漫画の思い出 花輪和一(5) 『箱入り娘』『ゴキブリ男』『かいだん猫』

2023-08-29 22:52:14 | 評論

   漫画の思い出

    花輪和一(5)

『箱入り娘』

私はスケベだが、変態ではない。サドやマゾッホの小説は読んでも、SMの絵などは見たくない。もっとも嫌いなのが、スカトロジー。これだと読むのも嫌。その嫌なのが全部出てくる。

映画の『ボクシング・ヘレナ』は少女向けだろう。これは少年向けか? 

『ゴキブリ男』

汚い絵だが、主題には共感できる。

「私も女学生時代頭が悪く 秀才のねえさんにさんざんバカにされたわ その恨みをいまこそはらしてやる カクゴしてちょうだいね」

『かいだん猫』

ありふれた怪談のように始まる。

「山奥のそのまた山奥に一人の尼僧と一匹の猫がすんでいた。カサッ、カサッとかすかな音をたててすべての草木は葉を落とした」

猫の名前は「かえで」という。

「ああ これが本当の……… かいだん……… かいだん……… 猫ではありませんか……」

そのとおり。

(5の終)

 


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