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ヒルネボウ

笑ってもいいかなあ? 笑うしかないとも。
本ブログは、一部の人にとって、愉快な表現が含まれています。

寝台(ねだい)の唄(3)  詩 L

2025-06-21 23:56:30 | 

 寝台(ねだい)の唄(3)

         詩 L

明日の朝は 早起きしましょう

トーストのバタはたっぷりと

大きなカップにしぼりたてのミルク

テーブルの上には マーガレットの花を飾り

そうして 豊かな会話をいたしましょう

 

歴史の偉人には敬意を表し

女の子をさらっていった異人さんには

罵倒の限りを吐きましょう

 

陽気な光さんざめく午後は

レモン・ケーキでお茶の仕度

やっぱり 椅子は金木犀の樹陰に持ち出して

(3終)


SONG   寝台(ねだい)の唄(2)

2025-06-07 00:42:36 | 

  SONG

  寝台(ねだい)の唄(2)

    詩 L

長月 九月 お月夜の

しとどに濡れた草原に

しんむり むっつり 正座した

物狂おしい顔つくり

あたいは鏡の奥に棲む

ナルシッサスのお話は 水仙月のことだから

あてにはならない造物主様

梳る髪は夜風になびき

(終)


SONG  寝台(ねだい)の唄(1) 詩 L

2025-05-21 00:31:45 | 

   SONG

   寝台(ねだい)の唄(1)

           詩 L

秋色の大気が

ゆらゆら身体にまとわれば

あたいのお腹は 寝台(ねだい)の上だ

遠く聞こえる童唄

金木犀の花の下

腐乱の死体と遊んでる あの子は誰れ誰れでしょね

  何にも考えてくれていてはいや

  あたいのことなら なおさらにいや

少しまぶしい

カーテンをひいて下さらない

ついでに 口一杯に広がる レモンを一切れ

(終)

 

 

 


SONG 駝鳥その他

2025-05-04 01:21:38 | 

   SONG

   駝鳥その他

駝鳥を どうしても

鳥だと認めるわけには参りません

鯨を どうしても

獣と認めるわけには参りません

海星を どうしても

人だと認めるわけには参りません

この世を どうしても

我が世と認めるわけには参りません

自分を どうしても

自分と認めるわけには参りません

(終)

 

 


SONG 春宵

2025-04-22 01:24:34 | 

   SONG

   春宵

春の宵は

遠吠えの負け犬が

舌打ちしたら ジステンパーに

そら また ジステンパーごっこ

犬殺しが来る

針金で首絞める

だから 首吊りがある

四畳半では

電気釜のスイッチが上がって

コードを抜けば

そら また 負け犬が

殺されかけて

死にかけて

恐いぞ

犬殺しは犬殺すぞ

ゾゾゾゾゾ 憎悪! 

 

首輪があればな

首締めないような

全然 痛くなくて

ちょっと死んだふりできる

(終)