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書評) 岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館) (19)見取り図と展開図(p154~155)

2024-10-05 23:47:42 | 評論

  (書評)

    岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館)

(19)見取り図と展開図(p154~155)

焼き芋ゴロゴロができないのに、前転ができるか。

見えない辺は点線でかくと、全体の形がよくわかるね。

(p154)

「見えない辺」を、どうやって「かく」んだ? 

「点線」が実線だと、「全体の形」はよくわからない。

前転ができないのに、後転ができるか。

粘土のあちこちに平面を作ってみる。

棒と粘着テープで立体の辺を作ろう。その立体は直方体でなくてもいい。何でもいいから、多面体の辺を作る。暇なら、それに紙を貼り付ける。

透明な直方体を買ってきて、あちこちから眺めるのが一番かな。

上のように、立体を辺にそって切り開いた図のことを展開図というんだ。

(p155)

円柱はどうする? 

立体の表面を適当に切り開いて平面上に広げたときにできる図形。

(『日本国語大辞典』「展開図」)

「適当」でいいのだ。

展開の不可能な立体は錐面などに置き換えて近似的な展開を行う。

(『百科事典マイペディア』「展開図」)

空き箱を壊そう。ざくざく、びりびり。最初は、「辺」や角は無視していい。いろいろ試してみることが大切なのだ。

破壊は創造の始まりだ。

適当な展開図で空き箱を復元しよう。箱の場合、「辺」で切ってある方がやりやすいよね。

(19終)


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