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睨みをきかせる赤青の仁王像。四天王寺 

2020-04-21 16:44:31 | 歴史遺産「仏像」

伽藍の配置は、南から北に向かい中門、五重塔、金堂、講堂と一直線に並ぶ。
それを回廊が周りを取り囲む形式で、古い建築様式の伽藍である大阪 四天王寺さん。
寺院は色彩鮮やかな独特な趣きが感じられるお寺である。聖徳太子が創建した和宗本山のお寺としても知られている。


その四天王寺の中門で伽藍の守護神である仁王像が睨みをきかせている。向かって右側に赤色の「阿形像」那羅延(ならえん)金剛力士、そして左に青色の「吽形像」蜜迹(みっしゃく)金剛力士に、怪しい者ではござらん、伽藍見学と本尊お参りを、と問いかけると一瞬、怖顔から笑みが(?) 。勝手にそう思うと気分が高まる。


同寺の赤色、青色の仁王像は珍しい。なぜ仁王像に色が塗られているのか、と思い明確な理由は見当たらなかった。ただ、如来と菩薩は仏像の格は高い。悟りを開いているレベルなので金箔を施しているものが多い。
仁王像である金剛力士像は、格が下がるので極彩色で表現されている、ということになる。さあ、推測の域を超えないが、当たらずといえども遠からずであろう。


トップの写真は六時礼讃堂を背に眺め、背高ノッポのあべのハルカスを借景にした景色。


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