京都 相国寺の塔頭の一つに「大通院」という寺院がある。
その門柱に読めない漢字の木板看板が掛けられている。
片方の柱の看板には本派専門道場と書かれ、禅寺特有の修行道場だろうと想像はつく。
一方の柱の漢字は難解すぎて読み取れない。
たまたま通りかかったお坊さんに尋ねてみた。
「碧巌録提唱(へきがんろくていしょう)」ということだった。
調べてみると、碧巌録とは中国の仏教書であり、
禅宗の言行や説法などが筆録された文献とあった。
大通院は、これらを専門に学ぶ道場ということになる。
だから門に相見謝絶という看板も目立つように掛けられていた。
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