無題

特になし

080928 正木まどか、あげまん、ビリー・ホリディー、人生も恋もやり直せる

2008-09-29 10:09:07 | Weblog

正木まどかと、Podcast「山川浩一のスタンダードジャズ入門」の収録をした。

かつて、山川夫人が、弟子の歌手たちを評して、MC子は、ホステスも勤まらない、K美は、チーママに最適、店を持てるのは、まどか、だけよ、と格付けしたが、(なぜか奥様の女性の格付けは、いつも水商売になるのだ!)正木は、自分のような狭量なエセ・インテリ?には、到底及ばない、眼力・確固たる思想を持っている。今日も感心させられた。


「大失恋したとき、どうやって忘れたか?やけ酒、やけ食い、やけ買い物、一人旅か?」

の問いに対して

「すぐ忘れて、次の恋をします。もっといい男を見つけて、過去を上書きしちゃいます。違う色で人生を塗り替えます。」
「恋の痛手、失恋を癒すのは、新しい恋しかありません。
次の恋に生きましょう。どんどん。
この人いなくなったら死ぬと何回も思ったのに、死んでいない。
生きている私。要するに死なないで、次の恋をしているんですよ。」

そんな回答だった。これ、恋人だけでなく、仕事や会社も同じだなと思った。いつまでも失敗にくよくよしていないで新しいチャレンジで、過去を塗り替えていかないといけないんだ。簡単なことが、自分には、わかっていなかったと反省させられた。正木は、あげまんなるだろな。大した女だ。


「ビリー・ホリディーは、God Bless The Child, Left Alone, Fine and Mellow, Strange Fruit 他、数々の名曲も作った。豊な感性と表現力が、認められ、頭のいい人だったことがわかる。それなのに、なぜ、ドラッグ漬けで、女、金にだらしがない男との結婚を繰返したのか?」

この問いに対して、正木は

「そういう男が好きだったのよ。弱い男が、好きだったの。人間の弱さ、醜さ、怠け癖に、理解が、あったのよ。自分もそうだったんでしょ。」

なぜ、ホリディーは、歌うだけに留まらず、詞や曲を書かずにはいられなかったのだろうと、ずっと、疑問に、思っていた。この正木の答えで、それも、解けたような気がした。(神に?)救いを求めて、真実を問い詰め、歌わずにはいられなかった、思うところを表現せずには、いられなかったのだ。


今回の収録で、正木の旅行好きに、意味があることもわかった。変わること、一時的に変わって元に戻ること、変化することが、大切だと思っているようだ。彼女なりの感性の磨き方なのだと思う。正木によると、旅行が、手っ取り早いのだそうだ。


追記。正木の名言集、月並みではあるが、
「他人と絶対比較しない」
「どんなに悪いときでも、その中に、よい面、よい要素を見つけて、良いことだと思うようにしている」
というものもあったな。


正木まどか
http://ameblo.jp/madocamasaki/

Podcast「山川浩一のスタンダードジャズ入門」
http://www.voiceblog.jp/yamafan/


080925 正木まどか at 東十条 まつ喜

2008-09-28 11:05:19 | Weblog
正木まどかのライブを、東十条のまつ喜に見に行った。
基本的に、ジャズ・ピアノバーであるが、歌手よりもお客さんが、たくさん歌うのには、たまげてしまった。ジャズでなく歌謡曲もOKで、きさくな店、敷居は低い。

正木まどかの知人のケンちゃんのBeautiful Loveがよかったので、アニタのBeautiful Loveが、好きだと言ったら、いろいろ教えてくれたのだが、酔っていて、残念、覚えていない。

肝心の正木の歌も、よく、覚えていたない。お客さんが、どっと入り、店の人でが不足したので正木まどかも、カウンターに入って、水割りを作る。
その姿が、いたく様になっていた。いつものレイ・チャールズのunchained my heartが、よかったかな。

ママさんが、昔、アメリカで、ジャズかシャンソンでも歌っていたのだろうか?詩も書いていたそうで、ママさん人脈、文学畑の話しを、いろいろ、教えていただく。

ヘンリー・ミラーとその晩年の日本人妻、ホキ徳田さん(現在でも、ピアノ弾語りで、活躍しているらしい?)の話が、まず、傑作。しつこく口説かれ、ホキさんは、世界的な著名人と知らず結婚したのだとか。パリに、連れてゆく、SEXなしの条件で、落ちたのだそうだ。ミラーは、ホキさんのあそこの絵ばかり、たくさん書いた。もちろん、他の絵も。亡くなったとき、たくさん、彼の絵を遺産でもらったそうだ。長野県に、ヘンリーミラー美術館があったそうですが、既に、閉館しているのだとか。残念。

他に、寺山修二、西脇順三郎、白石かずこ、大岡信など、たくさんの詩人の話しをしていただいたのだが、酔っていて、やはり、思い出せない。胃炎で入院以来、酒が弱くてダメだ。



東十条 まつ喜
http://www.kyo-music.co.jp/guest.club/matsuki.html
http://ameblo.jp/femc-no00/


ヘンリー・ミラー Henry Miller
http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Miller

ホキ徳田(ジャズピアノ弾語り)
http://www.irojazz.com/


寺山修二
http://www.asahi-net.or.jp/~cw5t-stu/TERAYAMA/terayama.html
http://www.famousdoor.co.jp/terayama/
http://shuji-museum.misawasi.com/


西脇順三郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%84%87%E9%A0%86%E4%B8%89%E9%83%8E
http://www.shigaku.or.jp/hanapoem/00.11.30.htm

白石かずこ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%9F%B3%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%81%93
http://mistleto.blog.so-net.ne.jp/2007-09-04

大岡信
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B2%A1%E4%BF%A1
http://om-forum.org/

正木まどか
http://madoka66.hp.infoseek.co.jp/



080922 正木まどか at 東京倶楽部

2008-09-23 11:58:56 | Weblog
正木まどかのライブを、御茶ノ水(水道橋)の東京倶楽部に見に行った。満席でごったがえし、視界は、いまいちであったが盛り上がりは、抜群であった。

当日は、知る人ぞ知る、マルチプレーヤのマイケル・ゴトーさん(sax/fl/tb)のバンドが、バックであったが、お願いして、故山川先生の遺作「MIKO」のインストを演奏をしていただいた。
(MIKO は、奥様の愛称です。奥様に捧げた可憐な曲です)

流石、プロのジャズミュージシャンたち。初見で、どう見てもジャズでない曲?を、ジャズで、アドリブもタップリの味付けで軽快に、スイングしてみせるのであった。大感激であった。マイケルさん、本当に、ありがとうございます。感謝です。これなら、天国の先生も納得してくださるでしょう。

自宅で、自力で、譜面を弾くと、昔のニューミュージックにしかならなかったので、焦っていたので、本当によかった。同じコードが4小節続くかと思えば、半小節ずつ、複雑なコードが展開したりで、全く、先生のアレンジの意図がわからなかったのだ。それが、ジャズプレーヤの伴奏とアドリブの自由度を高める、変化、面白さをつけるためだと、生演奏を聴いて初めてわかった。フルート、ピアノ、ベースと、アドリブで採用しているスケールが、全て、違うようで、受ける印象が全く違うのだ。同じ曲なのに。

さて、肝心の正木は、衣装は、毎回毎回、凝ってゆく。プチボンデージ路線?昔のマドンナ路線?とにかくよりSEXYに魅せてくれるのだが、当日は、トークに、歌に、アクションに、演奏に大活躍のショーマンのマイケルさんに、お株を奪われてしまった。その中、光ったのは、「Alright,Okay,You Win」。正木は、アップテンポの曲に関しては、乗せ方が、上手いなとつくづく、感心した。


▼出演バンド
正木まどか(vo) 小林創(p) 田野重松(b)
三縄淳(ds) マイケル・ゴトー(sax/fl/tb)
注)バンジョーの方も飛び入り参加


東京倶楽部
http://www.tokyo-club.com/intro/

マイケル・ゴトー
http://www.h3.dion.ne.jp/~mariahot/

正木まどか
http://madoka66.hp.infoseek.co.jp/

080918 みずきさわ 佐々木由美子 at 銀座シグナス

2008-09-21 23:07:40 | Weblog
 久方ぶりに、みずきさんのジャズボーカルライブに、足を運んだ。今回、お店の録音機材で、MDに、録音してもらった。MDを聴き返すとそのすごさが、より、鮮明になる。年季のせいか、巧さの粋を既に超えている。存在そのものが、スタンダード・ジャズ・ボーカルを背負って立つ感じだ。毎回、ライブが、そのまま、CDにできるレベルだ。ミスが見つからない。若い頃、米軍将校クラブで、歌っていたときは、どんな感じだったのだろうか?将校さんとダンスもしたらしいが・・・この日は、映画好きらしく、Unchained Melodyの熱唱が良かった。But Not For Me のアドリブ、シャバドゥバ?も良かった。

 佐々木由美子さんは、以前のオーソドックスな曲から、渋めかつ、ボサ中心の構成に、変わっていた。より、大人の恋、人生を、主題に持ってきたのかな?衣装もヘアスタイルもエレガントだった。ハスキーボイスでの曲の解説も軽妙かつSEXYだが、歌うと、高音が伸びてハスキーが、透明、クリア、心地よい。不思議な声の持ち主だ。My Foolish Heart、How High The Moon、Agua de beber、Desafinadoが印象に、残った。

みずきさわ さんのCD
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/sawa.htm


銀座シグナス
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/cygnus/cygnus.html