無題

特になし

090820 正木まどか at 池袋 Hot Pepper

2009-08-22 17:21:52 | Weblog
(P)日ノ下慶二 (B)三浦剛司 (Sax)マイケル・ゴトー


池袋 Hot Pepper に、正木まどかを聴きに行きました。

Saxなど管楽器マルチプレーヤのマイケル・ゴトーさんの到着が遅かった為、自分のいた時間帯は、ほとんど、ピアノとベースだけの伴奏でした。正木によると、当日のバックは、デキシー系で、モダンジャズ系ではないということでしたが、日ノ下さん、三浦さんは、インスト演奏のときも、

Meditation
Gee baby ain't I good to you
Misty

など、ボーカルファンも楽しめる曲をわかりやすく演奏。楽しませてくれました。もっとも、マイケルさんが、到着後の、Body and Soulが、渋くて最高でしたけど。


自分がいた時間、正木の歌った曲は以下です。熱唱というより、最初は、脱力。途中で、飲んでから馬力でてきようでした。正木は、酒豪らしいです。そういえば、10月末に出すCDの作成、多忙らしいです。近々、CDジャケットをスタジオで撮影するとかで、常連客が、いろいろアイディアを出して議論しておりました。ジャズアイドル路線?だとか。ううん、せめて、へそだしくらいやってほしいだなも。


1.You're Gettin'To Be A Habit With Me
http://www.youtube.com/watch?v=1l2dGnsyNjQ

2.黄昏のビギン Begin In The Evening?
3.Honey SuckleRose
4.Why Don't You Do Right
5.Unchain My Heart
6.No More Blues


You're Gettin'To Be A Habit With Me が、しんみり聞かせるアレンジで、心に沁みました。まるで、60年代の歌謡曲みたい。感傷的で切なく聞こえました。詞の内容は、男が女にはまってゆく?癖になる?過程を描いていると思うので、感傷性ゼロ、違和感が、ちとあるけれど、ま、いいでしょう。
http://www.azlyrics.com/lyrics/dianakrall/youregettingtobeahabitwithme.html

黄昏のビギンは、英語詞でした。でも、日本語の歌、とくに、ちあきなおみのが、いいというのは、昭和おやじの、ないものねだりだべか。それにしても、永六輔 作詞、中村八大 作曲。すごいなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=VcsDsOEU3B0



池袋 Hot Pepper
http://www.qurie.ne.jp/hotpepper/

正木まどか
http://madoka66.hp.infoseek.co.jp/
http://www.madocamasaki.com/

マイケル・ゴトー
http://www.h3.dion.ne.jp/~mariahot/

日ノ下慶二
http://www17.ocn.ne.jp/~imago/hinosita1.htm

三浦剛司
http://www.geocities.jp/itosugigaoka/

山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/



090813 小向 萌(こむかい もゆる) at 盛岡 すぺいん倶楽部

2009-08-16 11:28:02 | Weblog
北田了一(pf)佐藤弘基(b)安ケ平 勇人(ds)小向 萌(vo)


盛岡 すぺいん倶楽部に、小向 萌さん、を聴きに行きました。小向さん、実家が多分、盛岡市で、お盆で帰省されたついでの地元でのライブだったのでしょうか。自分は、たまたま、現在、実家が盛岡にあり寄生虫でない帰省中でした。


30年前の高校時代から盛岡はやたらジャズ喫茶とかジャズの店が多く、授業をサボってジャズ店にたむろしている友人もいました。えらそうに、リクエストとか、するので、当時は、すげえと畏怖の念を持ちました。今回、改めて、盛岡には、ジャズを含めて文化が根付いている、レベルの高い、いい街だなと感心しました。チャージもリーズナブルでした。お店は満席で、老若男女、幅広い層の方がジャズ生演奏を楽しんでいました。秋田から参加のミュージシャンやお客さんもいました。

モロコシ トシアキ(トロンボーン) Motty
http://motty.sblo.jp/category/203377-35.html

演奏もお客さんのレベルも高く、この地方では、ジャズ文化が教養・素養・大人の嗜みのひとつして、認知され、継承されているのを感じました。


伴奏のピアノトリオ「Back to the Basic」の北田了一さんのピアノ伴奏は、抜群のコードワーク。ソロアドリブは、奇をてらわないジャズの基本に忠実な演奏でとても安心して聴くことができました。当日、自分的には、伴奏の方が、いい味を出されているような気がしました。都内で聞くピアニストは、他人と違う弾き方、自分独自の音を見せる方が、多いような気がするのですがこの方(盛岡を根城に活躍?)は、意識して、個性を殺しているのでしょうか?トークも時事ネタが得意なのか、いきなり、自己紹介で、押尾学ですと挨拶し爆笑を買うなどユーモアいっぱいでした。


さて、小向 萌さんの歌ですが、ブログによると盛岡出身?東京水産大学卒業?クラシック畑の厚い?基盤があるようで、異色のキャリアか。地元の人にしては歌もステージも素人離れしていて上手すぎると思ったら、都内で、活躍されている方でした。マイクワークもスタンドを利用したり、手持ちにしたり、振り付けは、足踏み?で、歌う独特のものでした。お若くて、明るいキャラ(やはり時事ネタ挨拶で、マンモス・ウレピーとしゃべり爆笑でした!)ですが、音楽的には凝ってました。

以下、歌われました。


The Way You Look Tonight 今宵の君は

Blue Moon

Gee Baby, Ain't I Good to You

Joy Spring
http://www.youtube.com/watch?v=xJcuwurIwhQ
注)
夭折の天才トランペッターClifford Brown のインスト名曲に、ボーカル仲間の中村紗理さんが、日本語の歌詞をつけたものなそうです。洗足学園ジャズヴォーカル科を主席で卒業、ボストンにあるberklee College of Musicに留学する。とプロフィールにあるので英語に堪能だろうから英詞のほうが、いいような気も・・「春のいたずら、春の心地よい眠り、春のぬくもり・・」そんな内容でした。すごいけど。


This Is New (サンバアレンジ?夏版?ノリよかったです)


I Must Have That Man
http://www.youtube.com/watch?v=r-nxReQz9-4
注)CDが売ってなくて?You TubeからAbbey Lincolnの映像をダウンロードして採譜?したようです。今の人はデジタルに強い!


On The Sunny Side Of The Street 明るい表通りで

五匹の子豚とチャールストン
http://www.youtube.com/watch?v=lnhjN41Hadw注)この曲も小向さんお勧めとかで、わたしが、絶対、スタンダードにすると息巻いておられました。自分くらいの歳になるとジャズ歌に癒し以上は求めませんがお若いので、夢を持たれて当然ですよね。なんとなく、東京都心だけでなく、横浜や中央線、地方のシーンを考慮すればそれもありかと、ついていけないおやじ=自分を反省しましたが、やっぱ、この曲は、好きくないでがんす。


Bye Bye Blackbird
注)アンコール曲、盛岡のジャズクラブは暖かいです。アンコールがあり、コールされると、この曲を、歌ってくれました。



盛岡 すぺいん倶楽部
http://spain-club.jp/

北田了一(pf)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~r-kitada/
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_070520012727_1.htm

小向 萌(こむかい もゆる)
http://moyurukomukai.jugem.jp/

中村紗理
http://yaplog.jp/biku_sari/

山川浩一のスタンダードジャズ入門
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Keiko Heart ケイコ・ハート at 赤坂 Jazz Piano Club JOE

2009-08-06 23:29:10 | Weblog
赤坂 Jazz Piano Club JOEに、Keiko Heartさん、を聴きに行きました。不思議に、心に、魂に、無理なく自然体で、しみいる。こぶし回し、音程、声質、表声裏声の使い分け、ビブラートのかけかた、リスク想定内の旋律のくずし、Endingの決め等とてもよかったです。芯のある優しい癒しの歌声です。


何でも偶然出合った著名なジャズメン?の方に、「あなた、歌止めちゃダメよ、一生続けないとダメ」と言われたそうです。この言葉が彼女を支えているのか?ガッツがあるみたいで、ベースとサックス?の3名で、某駅前で、路上ライブもやったそうです。これ、スタンダードジャズを広める有効な手立てかも!


わしが、いた時間には、以下を、歌われました。


おいしい水 Agua de Beber
My Foolish Heart
Softly, As In A Morning Sunrise
Night And Day

People (作詞 BOB MERRILL 作曲 JULE STYNE )
(Barbra Streisand - People )
http://www.youtube.com/watch?v=GhOap2Vldaw

Rose(作詞作曲 Amanda McBroom )
(The Rose - Bette Midler )
http://www.youtube.com/watch?v=oR6okRuOLc8


Peopleの歌詞大意は、直訳すると
「People who need people are the luckiest people in the world」
人を必要とする人が、幸せな人だ、ということになるが、Keikoさんによると、恋する人には恋人が必要ということ?転じて、人のつながりの大切さを説いているのだそうです。自分は、人を必要としない人が、幸福者だと思っていたので意外でありました。


Keikoさん、会社員時代、日本企業から、外資系企業に移った際は、上からの指示が、一切なく、自分で、立ち上げなさいと言われ、驚いたそうです。辞めた今でも、外資系の癖が抜けず、エレベータで、社長に似た人に会うと、手が出て、ハローとか挨拶して、握手しそうになるのだとか。熾烈な競争社会という点では、外資系も日本企業?も音楽業界?も同じだと思うけど、音楽仲間の方がずっといいそうです。純粋な人や損得勘定を超越した人が、いるからかなあ・・確かに。中には、俗ぽい人も・・そんなに彼女の勤めた外資系は人の繋がりを大事にしない所だったのでしょうか。


ところで、Roseを歌ったBette Midlerではなく、書いた方のことは、全く、知りませんでした。

Amanda McBroom
http://www.amcbroom.com/
http://www.youtube.com/watch?v=r-23OliNeGk



当日、JOEは、役者が、そろっていました。

伴奏の店のマスター、蒲池さんは、特注のハイハットを足で鳴らしながら、ピアノやシンセを器用に駆使されました。店のママ=奥様も、歌手で、抜群の歌唱力です。

金融マン兼歌手のマーシャルさん(素人離れした歌の上手さです)は自称、Keikoさんの親衛隊長なそうです。

Keikoさんの知人のジャズ歌手、沢田千香さん?も飛び入り参加。このHPの情報が、彼女のもの?当然、歌、上手でした。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~uni/s.s-likesomeoneinlove.html


クラリネット奏者&ボンゴの中川 武さん。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kioka/nakagawa.html
通常は、石和温泉?で、Piano Bar ナイト&デイを経営されているそうです。
http://gourmet.allnect.com/detail/100391/

中川さんの、We'll Be Together Again の演奏が、すばらしかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=Dc19iB8gXvo


Anita O'Day のアルバムにあるのが、最高だと思っていたけど、歌詞が、なくても、この曲、いい曲なんだと再認識しました。中川さん、なんで、この曲をやったんだろうな?深そう。別れは大したことない、いつも明日がある。また、一緒になれる。これ、恋人よりも、人生の全てのSituationに当てはまるよな。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/komati-nikki/well-be.html




赤坂 Jazz Piano Club JOE 蒲池 猛
http://www.jk-music.com/schedule.html

Keiko Heart ケイコ・ハート
http://sky.ap.teacup.com/keikoheart/

山川浩一のスタンダードジャズ入門
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090730 池田聖子/犬童まり子 at 新宿 あ・うん

2009-08-02 23:21:56 | Weblog
新宿 あ・うんに、池田聖子さん、犬童まり子さん、を聴きに行きました。
(P続木徹 Vo池田聖子 Vo犬童まり子)


池田聖子さんは、大ファンだった広瀬麻美さんの国内最後?のあ・うんでのライブにも確か、来られていて?ブログによると、形見分け?まで、したもらったようです。
http://ameblo.jp/sikeda/archive1-200902.html


そこで、広瀬さんの後継者になりうる逸材なのか、一目、拝みたい一心で出かけてみました。広瀬さんが去った後、代わりに夢中になれるジャズ歌手がなかなか見つかりませんです。ううん、池田さん、選曲については、わしの好みではありませんでした。残念。やっぱ勝手な思い違いでした。皆、それぞれの個性をやるしかないわけだし。


On A Slow Boat to China
Meditation
Smile
The Shadow of Your Smile [いそしぎのテーマ]
フェリシダージ (A Felicidade/ア フェリスィダージ)
Love Me Or Leave Me


歌唱力は確かでした。声量は、わしのいる時間帯は、なかなかエンジンが、かからないようで、不足気味でしたしたが、ジョビンのボサは冴えておりました。スロースタータのところは広瀬さんと同じ。前傾姿勢で、首を、前に、だし過ぎる癖も同じ。ファッションは、広瀬さんのような意外性Somethingがなく普通でした。お若いので、まだまだ、これからという感じでしょう。熟考するに、歌手の個性を練り上げてゆくのは大変なことなのかもしれません。確かに、歌唱力・ルックスなど総合力はありました。おやじ、勝手な、批評に、傾倒してすみませんでした。


犬童まり子さんは、強烈なプロフェッショナル魂?と個性を感じさせる方でした。低音、ハスキーボイス?豊富な声量、楽器負けしない楽器のような声質、場に流されず自分の調子をキープする能力。池田さんが、だんだん、調子が出てくるのとは違って、最初から、べスト?の状態でした。多分、お若い頃?は、女優の小雪似の小悪魔的美女だったに違いありません。すません、今でももちろん個性的な美女です。お客さんから急で難しいリクエストがあり、なんどか、歌詞を、待ち時間に
ぶつぶつ復唱されいました。本番、ばっちしでした。ブログを見ると劇団をされている方のようです。そういえば、広瀬さんも最初は劇団員だった。

わしのいた時間、以下のように歌われました。


'S Wonderful
アントニオズ・ソング(ANTONIO'S SONG (THE RAINBOW))
?????全く知らないラテン系?の歌。

BOY ON A DOLPHIN アメリカ映画「島の女」の主題歌「イルカに乗った少年」
http://www.youtube.com/watch?v=GQNTmpKzvYY

ひまわり

ベサメ・ムーチョ BESAME MUCHO
http://www.youtube.com/watch?v=qMFdkC9zoGA
http://hmika.hp.infoseek.co.jp/besame_mucho.htm


ピアノ伴奏の続木徹さんも個性的な演奏でした。業界では知れた人なんだろうな。わかりやすいものから難解?なものまで、飄々とした語りとパフォーマンスでした。ブルーノートや通常のジャズスケールよりもフリージャズ?現代音楽?のような不協和音みたいなアドリブフレーズがときおり散りばめられました。


あ・うんのママさん(じゅんちゃん?)に、8月11日(火)のステージをすすめられました。


8月11日(火)【 We'll Meet Again Special 】 8:00~ 10:00~
P渋谷毅 Gt潮先郁男 Gt中牟礼貞則 Voさがゆき

さがゆき
http://www.aruma.be/
http://www.youtube.com/watch?v=srXCjYjS_hA
http://www.youtube.com/watch?v=fO9QF4f2jh4


お客さんたちの会話で、ジャズ歌が、下火で、ミュージシャンの仕事も減っている、昔はよかったちゅう、暗い話しばかり、出ておりました。昔は、下手?でも儲かったのに、今は、ミュージシャンのレベルが高いのにギャラが、少ない、仕事が少ないのだそうです。評論家、MCも同様なそうです。(正木まどかの以前の話だと関西や横浜は都心よりジャズ客が多い、中央線沿線も違うシーンがある、今は、不景気の影響がでかいというのがありました)

民謡のように、演奏家は先生になり弟子を集め、趣味で演奏する人が、ジャズ店のお客さんになるしか道はないのかなあ。若い人たちは、スリルのある生演奏より、CDやダウンロードやYouTubeなどで、著名演奏家の完成された安心できる演奏を、安価に手軽に聴くほうがいいと思っているのかな・・それとも、歌好きはソウル系に、インスト好きは昔で言うフュージョン系に流れているのかなあ。

でも、ジャズ音楽?に関しては、最初は、小さな店に出て、セッションやって、評判になって、レコードが出て、広まってゆくのが、定石のような気がします。また、アドリブが主体なので、街に、適当な演奏の場があり、うるさい客がそろっていることも必要条件だと思うのです。シンセにも理解がありそうなジャズピアニストの川島茂さんが、以前、JPOP曲までジャズアレンジで弾いてリクエストを募ったので、てきとうなリクエストをしたら、コンピュータソフトに全パートを入力して伴奏を作るアーチストの音楽は嫌いだ、そこまではできないと断られました。当時はショックで強烈な印象として残っております。川島さんのように柔軟性のある方でも根は頑固なジャズメンなんだと思い知らされた、反省したのでした。

川島茂
http://music.geocities.jp/pianityrecord/

だけど、時代についていけない化石おやじ=自分が、ふんどしはいても、違う、憤怒しても、しょうが、ねえっす!



あ・うん
http://aunaun.fc2web.com/

続木徹
http://homepage.mac.com/megasameta/opensesame/goomornin.html
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Spotlight/1234/profile/t_tsuduki/t_tsuduki.htm


池田聖子
http://www.seiko-ikeda.com/

犬童まり子
http://blogs.yahoo.co.jp/singermi77
http://hw001.gate01.com/terry3/indop.htm
http://plaza.rakuten.co.jp/mrchingsang/diary/?ctgy=24

山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/