無題

特になし

100129 菊月香織/Keiko Heart at 上野アリエス

2010-02-28 21:40:55 | Weblog
上野アリエスに、菊月香織さんとケイコ・ハートさんを聴きに行きました。


当夜、菊月さんは、歌も体も重厚と言うか、菊月さんならではの、歌とステージワークと圧倒的な衣装の派手さ妖艶さいやらしさで、貫禄でした。昔は、もっと軽いノリで、みんなノッテル?元気だしてよ?カオリン元気印100%ナイト、みたいな感じだったのですが、大御所の粋に近づいているようで?今は、カオリン⇒から、(卒業?脱皮?)オリッカという通称に変わっているのだそです。


そういえば、菊月さんのCD、年末の Swing Journal誌でも、年間ベストに見事入ってたのを思い出し、大物なんだな、と、たじたじでした。実は、ついでに我Podcast「山川浩一のスタンダードジャズ入門」も宣伝していただいのです。菊月さん、感謝しております、ありがとございます。


ドイツのデュッセルドルフで、千葉と?日本の文化交流のイベントで、ジャズ歌を疲労されるそです。「千葉県・デュッセルドルフ市友好5周年記念 大原保人と行くデュッセルドルフ日本デーの旅」2010年5月27日(木)~6月3日(木)8日間、株式会社JTB首都圏。
このイベントで歌われるということで、菊月さんの応援団?も多数参加される由、他にも応援の参加者募集中という話しでした。



▼Jazz Pianist 大原保人
http://www.technet.ne.jp/yasuto/

▼日本デー2010年5月29日(土):  文化市民交流祭
http://www.jihk.de/jp/2010/133/


自分のいた時間、以下のような選曲でした。

Dindi
Antonio's Song
Teach me tonight
My Funny Valentine
Love Is Here To Stay
Love For Sale


ケイコ・ハートさんは、巧さ+心にしみいる、いつもの不思議な歌声でした。節やこぶし回しの変化などジャズアレンジなのですが、どこか、演歌やソウルやポップス的なところがあり、くせがないようであって、シンプルそうで複雑で、妙に印象深い歌唱力です。お客さんも目を閉じてじっと聴いている方が目立ちました。リスナーの心を浄化する力があります、彼女の歌には。しかし、彼女の目指しているものは何なのでしょうか?ブログを読むとストレートな上昇志向を感じるのですが、それなりの人生経験の蓄積がないとあのようには歌えないと思うのです。日本人の情念と違うところにいるのに?自分のようなウェットな原日本人?が惹かれてしまうというのはどういうことでしょう。ジャズ歌は、特に、歌手の人生の重みと発散するオーラの世界だと思うのですが、彼女の存在は自分の理解を超えたところがあるようです。

自分のいた時間、以下のような選曲でした。

Everything Happen To Me
Softly As In A Morning Sunrise
New York State Of Mind
Left Alone
Desafinado
Summer Time


上野アリエス
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html

菊月香織
http://www.k-kikuzuki.com/

Keiko Heart
http://sky.ap.teacup.com/keikoheart/

山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/

100220歌誌(同人誌)「熾」高砂(浦和)2月定例 歌会

2010-02-21 22:30:11 | Weblog
100220歌誌(同人誌)「熾」高砂(浦和)2月定例 歌会

浦和市民会館での2月定例の「熾」高砂(浦和)歌会に行ってきました。
(随時参加者募集しているそです。委細は、tanka@o-k-i.orgへ)


▼連絡「沖ななも先生の朝日新聞埼玉県版への連載記事」
木と四季に関する短歌のエッセイのようです。皆様、新聞で、読んでいる由。
http://mytown.asahi.com/saitama/newslist.php?d_id=1100042



我拙作は、巷をにぎわせてた女結婚詐欺師の事件と誤解されるなど、
やはり、意が通ぜず、いまいちでした。


『トリ顔の別れた亭主は詐欺師だが普通に愛し主婦したA美』

『トリ顔の別れた亭主は詐欺師だが普通に愛し妻たりしA美』


沖先生によると文語を入れれば、抒情感が出るのだそうです。このように直せばなんとかなるそうです。


自分の気に入ったメンバーの歌は以下。


「不況で、立派な門松を置いていた工場の門、今年は、粗末な紙の門松?が括り付けられ寒風に折れていた」

「約20年使ってきた炊飯ジャーが朝、白い息もあげず逝ってしまった、壊れた悲しみ」

「冬の日差しを部屋に入れて茶を点てるひとときの幸せの歌」

「土竜(モグラ)を地の霊の使者と例えた歌、視力が退化、陽にさらされると死ぬ、のにギリギリの薄さで天井を掘る」

「可もなく不可もないそこそこの人生をおくってきたという歌」

「80歳を前に、鈍行列車=普通列車のモードに人生を切り替えようという歌」

このような主旨の歌です。



▼沖ななも先生語録
・句またがりは、やはり、要注意
・盛り込みすぎもダメ
・漠然とし具体がないのもダメ



▼語句や知識
皇帝ダリア⇒2Fまで伸びる、12月まで咲くそうです。
http://www.mc.ccnw.ne.jp/kamome/kouteidaria.htm槇の大樹
http://hamadasensho.hp.infoseek.co.jp/koboku/senryuji-koyamki.htm
歳晩⇒年の暮れ
ムベ〈郁子)の実
http://photoxp.daifukuya.com/exec/canon/45436
http://alpinetaro.exblog.jp/3936433/うべな・う【諾う】⇒同意する
土竜(もぐら)
お食い初め⇒おくいぞめ、誕生後、初めて食事をさせる
鈍行列車=普通列車



▼新年会の雑談より

女性より男性は短歌で友達を得るのが難しい

短歌をする人はシニア世代の女性が多いそうですが、旦那さんを失くした方も当会でも多いことがわかりました。でも、多趣味で、活発な方が多いです。

皆様、人間として、魅力があり、個性的で、タフで、アクティブ・ポジティヴです。

3-4年で転勤する仕事の関係で、公民館の読書サークルなどに入り、短歌を進められて始めた続けてきたという方がいました。人生、嬉しいときも寂しいときも苦しいときも短歌が傍らにあったのだそうです。

沖先生はスランプの時、見沼田んぼなど、近所?を散策し、自然の中でぼーっとしているらし?

同様に、たまに、独りで、雑木林や景色のいい自然の中で、ぼーっとしているかたが数名いるらし。

好きな歌、100首を集めて、繰り返し読むと、歌道が精進するのだとか?

上手い歌より自分らしい歌でいいと心がけている方が多い。

自分が切ないことを歌にしてはけ口にするのもいいが、芸術的な歌?は別なところにあるらしい。

10年前に歌集を出したとき感想をくれた方の手紙を整理していたら亡くなった方がかなりいた。10年、早くあっという間だが、10年は、大きい。時の流れは無常。

若い脳がほしいという方がいた。(これは、自分も同じだなも)

最高齢のメンバー、93歳の方は、続けている短歌と生涯現役で続けている商売のお客様が、健康の秘訣になっているのだとか。若い頃、旦那さんに急逝され商売を引き継いだときは、信用金庫に、金を借りに行っても相手にされず苦労した。売掛金リストを持参しろと言われて持参しても貸してくれない。支店長代理が曰くには、あなたの旦那さんは、金を貸しても利息をつけて数ヵ月後に、かならず返済する能力があった。しかし、あなたの力は未知数だ。人様から預かった金を運用して貸す以上、危ない橋は渡れないと言われ、納得してしまったそうだ。



▼前回に、秀歌鑑賞で取り上げた石田比呂志さんのこと

高校中退で職業を転々とした(公務員からキャバレーまで?)苦労人だが秀才、インテリで、
難しい漢字漢語を使った短歌を書く。

また、穂村弘さんのような短歌が主流になるなら自分は、切腹する?と言ったそうです。

以下のサイトより引用です。
http://www.geocities.jp/moronbi/book/book9-1.htm
『「(穂村弘は)人間としてだめだ」「死んでも認めない」といわれた。こんな歌、
こんな歌人が主流になるのなら、「私はまっ先に東京は青山の茂吉墓前に駆けつけ、
腹かっさばいて殉死するしかあるまい」とまで石田比呂志はいった。』
『短歌は、石田比呂志によれば「真剣勝負」である。

「私は歌を作るために歌をつくっているのではない。
自分とは何か、生きるとは何かがわからないから、歌を作ることによってそれを
教えて貰いたいから歌を作っている一人の旅びとである」


と書く石田比呂志は、歌人や文学者というより、
「漂白の求道者」あるいは「武者修行の剣士」のようである。
石田比呂志の生きかたそのものが、この自恃と歌への執念をもたらしたのである。』

(わしから見れば、両人とも、過激な歌のスタイルは同じだと思うのですが・・・)

石田比呂志さんは、独自のダンディズムで、女性に、とてももてるそです。
http://d.hatena.ne.jp/Meiko/searchdiary?word=%2a%5b%c0%d0%c5%c4%c8%e6%cf%a4%bb%d6%5d

何度か結婚されているようで?阿木津英さんとは離婚後も親子関係で籍が入っている?
愛人関係は続く?ここはよく聞き取れませんでした。
ともかく現在は、独りになった、石田比呂志さんを慕って、飯を作ってくれる女性が
尽きないとかで、石田比呂志さんは、年齢に関係なく無頼な人生を続けているのだそうです。



▼追記
携帯からPCまで、サイトに溢れる、いまどきのシュールな短歌から、歌壇の伝統的な短歌まで、双方、秀歌が、多く、自分で、歌詠みするのは止めようか、スランプでもあり、悩みはつきないでがんす。自分のおもいを、57577に、単純にぶつけただけでは、確かに歌にも芸術のげの痔にもならんだなも。


石田比呂志

歌)
http://www013.upp.so-net.ne.jp/karotousen/mylink4.html


阿木津英
写真)
http://www.kokoronohana.com/news10.htm歌)
http://www013.upp.so-net.ne.jp/karotousen/mylink4.html




「熾」歌誌
http://www.o-k-i.org/


沖ななも先生(短歌)
http://members3.jcom.home.ne.jp/3247782501/
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/bungaku/tushin/oki.htm

▼沖ななも先生の朝日新聞埼玉県版への連載記事
http://mytown.asahi.com/saitama/newslist.php?d_id=1100042

沖ななも先生(短歌朗読)
http://www.youtube.com/watch?v=_CaUzIrfV3Y

古河文学館
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/bungaku/index.html