無題

特になし

100320歌誌「熾」高砂(浦和)3月定例 歌会

2010-03-25 21:12:54 | Weblog
浦和市民会館での3月定例の「熾」高砂(浦和)歌会に行ってきました。
(随時参加者募集。委細は、tanka@o-k-i.orgへ)


我拙作は、やはり、韻文になっておらいず、文語を入れたり、普通の感じに直したりして、ある程度、体裁がつくそです。うむ。流石、沖先生だなも。


『とうちゃんお帰りと児に言われたら絶望の隣に幸せがあった』

『とうちゃんお帰りと子に言われたり絶望の隣に幸せがあった』


自分の気に入ったメンバーの歌は以下。


「冬空に福島の吾妻山が神々しく黒く輝いていた歌」
「誰とも会話をしない日、携帯にメールを打つのを止めて受話器をとった歌」
「目の病(飛蚊症?)で、目に竜が写る歌」
「ピエロを演じ続けた一日だったと自嘲的に笑う歌」
「河岸の川船が朽木になっている様から往年の賑いを懐古した歌」


このような主旨の歌です。


▼沖ななも先生語録
アララギの写生は意味が深い。(貧困な想像力より?)常日頃、注意深く観察せよ。


▼語句や知識
序詞(じょことば)⇒和歌や擬古文などで、ある語句を導き出すために前に置く言葉。
          枕詞と異なり音数の制約がない。
絆(ほだ)される⇒自由を束縛される
在りし日⇒過ぎた日、死んだ人が生きていた日



▼秀歌鑑賞 吉川宏志
若手で優秀な歌人なそです。以下、参考サイト。沖先生の推奨歌は子供の歌が多かったです。

http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/tanka/tanka107.html



▼若手I君のこと
I君は格調の高い文語短歌を書くのですが、なぜ、古語に詳しいのか尋ねました。なんでも中学の国語の先生が、源氏物語を初めとする古典の副読本?を、数冊、そろえて、古語を、徹底的にしごいたのだとか!どんな中学だい?こっちら、もともと古文やその文法苦手かつ、歳で、今さら学べないよお・・・I君は、叙景歌も生活の歌も想像の世界の現実離れ幻想の歌?なんでもござれなのですが、外さない、形式美様式美を、常に、作風に、たたえておるんす。うちの歌会の柿本人麻呂って感じかな。


▼リンク

「熾」歌誌
http://www.o-k-i.org/


沖ななも先生(短歌)
http://members3.jcom.home.ne.jp/3247782501/
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/bungaku/tushin/oki.htm

沖ななも先生の朝日新聞埼玉県版への連載記事
http://mytown.asahi.com/saitama/newslist.php?d_id=1100042

沖ななも先生(短歌朗読)
http://www.youtube.com/watch?v=_CaUzIrfV3Y

古河文学館
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/bungaku/index.html



100318 青柳陽子/正木まどか at 新宿 JAZZ SPOT J

2010-03-22 00:17:57 | Weblog
JAZZ SPOT Jに、スマイリー企画プロデュース(スマイリー斉藤さん)による青柳陽子さん と 正木まどか のジャズボーカルライブを聴きに行きました。
(小谷教夫(piano)新田高史(bass)川口雷二(drums))


青柳陽子さんは、ファッションもダンス&ステップ?もふりつけもカッコ良かったです。ホームページの写真のイメージと異なり、短髪ぽくヘアを纏めてブロンドに染めて、ボーイッシュで昔のヘビメタファッションでした。15センチはあるかかとの高ブーツ、超ミニ、黒スパッツ、ラメのはいったような衣装、黒の網手袋、で、全くジャズボーカルを逸脱?しているのですが、すげきまってました。が、なぜか、色気がないのが不思議。気分転換だったのでしょうか?当日。この写真が近いけれど、もっともっと洗練されてました。



マイクを舐めるように歌い、歌唱スタイルは、少し、さがゆきさんに似ていて、変幻自在なところがありますが、努めて均(なら)して、聴きやすくしている感じでした。なんでも、売れることには関心がなくなった。誰でも知っているノーマルな曲を歌いたい。結婚にも関心がなくなった。色気もなくなった。ミュージシャン仲間とだべっているときが楽しいとのこと。本当なのかな。しかし、普通の曲を歌っても全然、違う曲に聞こえる巧さ、個性がありました。酒好き?のようで、ひいきのお客様に、数杯?ご馳走になっていました。

自分がいた時間、以下の曲を歌われました。

Love For Sale
Black Coffee
My Blue Heaven
I Cry For You
It's All Right With Me
Teach Me Tonight
Honey Sucklerose


正木まどかは、いつもとおりで、でしたが、化粧が濃いわりに、数年前に若返り?戻ったような印象でした。顔が、角度により、ノリピーぽかったです。特に、ステージ前、髪が盛り上がって黒のミニスカでたむろしてたときは、らりぴークラブでおおはしゃぎ直後の感じでした。大丈夫かな?正木も確か、酒豪だったはず。地方のツアー、石川県、青森県などがあり、多忙とのこと。ストレス溜まっているのか?自分がいた時間は以下の曲でした。

I Love Being Here With You
You're Getting To Be A Habit With Me (最近、この曲はいつもいい)
Why Don't You Do Right ?
My Heart Belongs To Daddy
Bewitched, Bothered And Bewildered (これも歌唱力がついてきてよかった)
Peel Me A Grape

バックの小谷トリオ、ピアノの小谷さんは、視線を常にボーカルに当てて慎重にピアノ伴奏をされているのが印象的でした。ドラムの川口さんは、父上(ジョージ川口様)ゆずりの派手なたたき振りのチュニジアの夜を演奏しました。


スマイリー企画は、いつも新人や普段都心で演奏されない?フレッシュなボーカルの顔みせを途中でやるのが面白いのですが、当夜で、印象に残ったのは佐藤等さん、ピアノソロもやりますが、弾き語りが抜群に、巧い方でした。普段サラリーマンとボーカルの先生?もされているのだとか。早稲田のハイソに在籍していたとかで、山川浩一先生の後輩人脈にあたります。
http://www.high-so.com/弾き語りが巧いところはそっくりです。早稲田は、時代を超えて逸材を輩出するなと感動しました。(スマイリー斉藤さんも山川先生と早稲田人脈による付き合いがあったことが判明)
More Than You Know を弾き語りしました。渋い。もっと聴いてみたいと思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=2jNrEjHBVOc この曲す。



青柳陽子
http://www.asahi-net.or.jp/~yi9r-aoyg/yoko/

正木まどか
http://www.madocamasaki.com/
http://madoka66.hp.infoseek.co.jp/

佐藤等(多分、このサイト?)
http://metamor1-web.hp.infoseek.co.jp/Index.html

JAZZ SPOT J
http://www.jazzspot-j.com/

山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/



100211-12 TOKYO Jazz Vocalist Gathering 4thより

2010-03-15 22:33:11 | Weblog
銀座十字屋ホールのTOKYO Jazz Vocalist Gathering 4th ライブの2月11日と12日の一部に行ってきました。自分がいた時間は、石田一美、正木まどか、清水秀子、Keiko Heart、竹下ユキ、ヨーコ・サイクスなど、バリバリの出演でした。お客さんも入れ替わり入って盛況でした。


石田一美さんは、病気から回復されたばかりで、まだ、本調子ではないようですが、インテリジェンス溢れる茶目っ気と美貌と歌唱を披露してくださいました。
http://www.kazumikazumi.com/

いつもうるさい偉そうな取り巻きに囲まれて、聴いたことのない、渋いマイナー曲しか歌われないイメージがあったのですが、当夜は、ポピュラーな曲のみでした。

Let' Do It
I'll Be Seeing You
This Could Be The Start Of Something Big だったかなあ?



正木まどかは、色気、つっこみトークで、爆笑を巻き起こしておりました。歌は、いつもどおりでした。
http://www.madocamasaki.com/

I Love Being Here With You
Fools Rush In
Why Don't You Do Right?
Shiney Stokings
Peel Me A Grape
Sway



清水秀子さんは、成熟完成されたエンターテエイナーという感じで安心して楽しめました。
http://sdeko.com/

I Remeber You
Can't Help Lovin' Dat Man
I Like A Lover
Love You Madly
Over The Rainbow
Too Close For Comfort


Keiko Heart は、今まで、見たうちで、衣装が、一番、まともでした。やれやれ。いつもの吸い込まれる不思議な歌唱力でした。Spain好きみたいで、インスト曲を、よく歌でやってるみたい。ただ、バックの遠藤征志トリオには、フュージョン系?よりもブルース系や通常のスタンダードの方があっていると思いました。遠藤さんには、歌伴の短い間奏で、珠玉のソロを構成してみせる才能があるのです。それを引き出してこそ、一流のボーカルだと思います。
http://sky.ap.teacup.com/keikoheart/

Everything Must Change
Spain
Willow Weep For Me


竹下ユキさんは、元来シャンソンの方なそうで、銀巴里時代の話などされてました。
今回、話題、歌とも一番、面白くて感動しました。歌詞を大事にしたいと言ってました。
そう言えば、歌詞を聞き取りやすく歌っていたよな。
http://y-daruma.hp.infoseek.co.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=bOBr97HIYLg
http://www.youtube.com/watch?v=iM1jUjqvY7E


Moonlight Serenade
I Wis You Love
A Time For Love
My Favorite Things
Like A Lover
Bridge over Troubled Water (ジャズじゃないけど何度聴いても涙が出る)


竹下さんのCDを会場で売っていたので、一枚買いました。『ロスト・イン・ザ・スターズ』というのですが、目茶、異色、感心しました。(ドラマティックかつ繊細に!日本語詞で歌い上げるクルト・ワイル耽美的ソングの数々 )
http://y-daruma.hp.infoseek.co.jp/disc.htm

チャイコフスキー(東京の地下鉄をフューチャー)は爆笑だし、Mack The Knife や MY SHIP 日本語版?は、日本語の違和感がありませんでした。訳詞は意訳があるのかわかりませんが、Mack The Knife は残酷だし、MY SHIP はなんか英語詞に比べ日本語で聴いたら内容がいまいちで、驚きました。



ヨーコ・サイクスさんは、本場、米国のショーの雰囲気を教えてくれました。カラットしてバタ臭い。純日本人で情緒的な自分には、なんか演歌と対極にありちょっとあってないかな。ヨーコ・サイクスさんの影響を受けているはずの?Keiko Heartのジャズ歌が、なぜか、演歌のように、心にしみいるのと好対照。ショーの盛り上げ方の巧さなど流石でした。
http://homepage2.nifty.com/creatoise/yoko.sikes/
http://www.youtube.com/watch?v=nunQkgql0Po
http://www.youtube.com/watch?v=drPYeEO49gU
http://www.youtube.com/watch?v=OsZxyf_z4cQ&feature=related


I Love Being Here With You (この入り方は正木がペギーリーを真似ているのと同じ?)
Dindi
Old Devil Moon
Honeysuckle Rose
Imagine
Someone ELse Is Stepping In
http://www.youtube.com/watch?v=XPNABKAknmo この曲?


伴奏の遠藤征志トリオは、5日連続の長丁場の公演とタイプの異なる多数のボーカリストを
相手に相当、お疲れ、てこずったのではないかと思います。流石に、今回は、いつも比べて
当たり外れ、好き嫌いが、はっきり出ておりました。というよりリスクを避けてキープされたのかな?
http://blogs.yahoo.co.jp/seijiendo9



銀座十字屋ホール
http://www.jujiyahall.com/


山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://jazzstandard.radilog.net/