▼拙歌
沖先生に、以下のように直されました。
最後のみ過去形にして、途中は現在形にするのがいいそうです。
過去形が3回続くのはおかしいのだそうです。
妹が投げし恋の名珠を垂涎の犬たりし吾はなぶられ追ひき
↓
妹が投げる恋の名珠を垂涎の犬たる吾はなぶられ追ひき
サドマゾ路線で行こうと思った矢先、震災で、
ひ弱で幸せだった精神が吹っ飛び、この手の歌はも終わり。
次回からは、当分、リアリズムと取り組み震災歌を詠みたいと思ってます。
▼メンバーの歌で気に入ったもの
今日からは「看取り介護」になりますと叔母の髪梳く若きヘルパー
⇒延命治療を止めて3日後に亡くなったそです。悲しいけれど、ヘルパーは冷静で優しいです。
陽光を受けてホオジロ、チョッピーチ、チョッピーチ、節分の朝
⇒Sさんの電子辞書は泣き声が鳴ります。本当に、チョッピーチでした!
病める夜は涙を耐えいるわれにむき「ねんねんころり」と歌いきかせぬ
⇒Kさん時代は大正?平成でもうちの女房もがきに歌ってましたなあ。
葉隠れにひそと咲きいる藪椿紅の一輪灯火のごと
⇒武士道と間違ったす。先生はかなり直してましたが、自分は気に入りました。
みどり児を囲み寛ぐ雛の宵喃語もいでてはずむ命ぞ
⇒子供をみると元気が出ます。
長き髪てぐしで丸め髪留めに巻きつけ形ととのえし女孫は
⇒これからいい女になるだろな。わしが、ふられた女でも
てぐしが得意で癖になってるのがいました!
▼語句
葉隠れ:
葉の影に。
江戸の武士の修養書。
「武士道(ぶしどう)と云(いう)は、死ぬ事と見付(みつけ)たり」という一句は有名。
看取り介護:
死ぬまでの末期介護。延命治療もなくなった段階。
寛ぐ:
くつろぐ
宵喃:
幼児の言葉にならぬ言葉