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特になし

20170817江戸期の浦和、鬼平犯科帖「夜鷹殺し」、みなみ水彩画クラブ

2017-08-21 21:07:14 | Weblog

浦和の玉蔵院の門を見たとき、江戸期の宿場町の街道と無理やり結び付けた絵を描きたくなりました。

それで、ネットで検索し、浮世絵から、飛脚や男女の絵を写して、背景を、玉蔵院の門にして、描いていたら、メンバー最高齢のTさんに、そのござを抱えた女性は、「夜鷹」だな。と言われて、何のことか、まったく、わからず!

(欧州の片田舎で撮りためた写真より、Tさん、最近は、英国、ドイツ、ハンガリーなどの古民家?の絵を描き続けています、当然、おらより、ずっと上手いです)

みなみ水彩画クラブのシニアメンバーは、全員、うんちくの固まりで、いつも、(自分も中年なのですが教養がない)教わることばかりです。

聞けば、「夜鷹」とは江戸の街娼で、ござは、客を見つけ行為に及ぶ際に、使うのだとか。少し、派手、艶やかな手ぬぐいで、色っぽく顔を少し隠すのだそうです。委細は、鬼平犯科帖「夜鷹殺し」を読むと、よくわかると、教わりました。

ついでに、よたかの前にいる、男の後ろの箱にある、二八そば、は、そば粉が8、小麦粉が2の割合のそばのこと、とも、教わりました。江戸時代から、その比率が受けていたのでしょうか。

何も知らず、玉蔵院の門の前に、「夜鷹」を、配置した絵を描いてしまいました。教養がないので、品のない絵に、なってしまいました。反省です。

しかしながら、奉行所が放っておいた事件、「夜鷹殺し」を、人間に上も下もないと、捜査し、結果として犯人の旗本を許さなかった(切り捨てた)鬼平に感動しました。Tさん、鬼平、全巻、3回以上、読んだそうです。テレビで、一部しか知らなかった自分ですが、読んでみたら、存外、読みやすく驚きました。

自分は、「夜鷹殺し」しか読んでいないのでわからないのですが、鬼平は、地位も身分もある武士なのに、物語の中では、どうして、人間、誰しも平等だと、思うようになったのか、興味が出てきました。付き合いが広く、いろんな世界と人と交わり、自然と到達した境地なのか。Tさんも、きっと、同じ考え方なのだと、感心です。