ポエ活

村田活彦 a.k.a.MC長老のブログ。ポエトリー・スラム・ジャパン代表。ラップスクール2期生。

映画における「男たちのバーカ」ベスト3

2013年01月31日 23時05分32秒 | 映画・アニメ・動画
こないだ映画『テッド』を観に行ったんですが
こういうジャンルのことを
近頃「ブロマンス」と言うそうですね。

劇場パンフによれば
「ブロマンス」とは「ブラザー」と「ロマンス」を合体させた造語。
当初はホモセクシャルの世界を指すものだったが
「男の友情をコミカルに描いたバディ・ムービー」を
意味するようになったとか。


そう言われてパッと思い出せるほど
「ブロマンス」映画を観てはいないのだけど、
ただ、映画のなかで男どもが馬鹿やったり
じゃれたりしてるシーンが妙に印象に残ってる、
というのは思い当たる節がある。

それも、だいたいにおいて
その作品の本筋とは全然関係ないシーンだったりするんだけど。


ということで、
誰も知りたいとは思わんだろうが
極私的「男たちのどーでもいい名場面」ベスト3。

第3位
『パルプ・フィクション』
ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンの初登場シーン。
車を走らせながら「ヨーロッパのマクドナルドは珍妙だぜ」てな話をしてます。
 
 「パリのマックじゃクォーターパウンダーを“ロイヤル・チーズ”って言うんだ」
 「“ロイヤル・チーズ”かよ! じゃあビッグマックは?」
 「ビッグマックはビックマックだけど、“ル・ビッグマック”だ」

文字にするとホントしょーもないが、ナマで観てもしょーもない。
でもなんか笑っちゃう。ま、この映画の場合、全編がくだらない話のオムニバスだけどね。
脱力系バカ。


第2位
『ダウン・バイ・ロー』
ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニが演じる
3人の囚人が牢のなかでバカ騒ぎするシーン。

“I scream,you scream,we all scream,for ice cream”
っていう駄洒落をふざけて連呼してるだけなんだけど
やってるうちになぜか盛り上がっちゃって
3人ぐるぐる回りながら「アイスクリーム、ユースクリーム」の大合唱。
なんじゃこりゃ、と呆気にとられるんだけど、
そのうち一緒に叫びたくなる名場面です。

しまいに看守がやってきてあわてて静かになるという、
休み時間の小学生系バカ。


第1位
『ベティ・ブルー』
ジャン=ユーグ・アングラードとジェラール・ダルモンが
ショットグラスのテキーラ(テキーラ・ラピド)を飲むシーン。
ふたりともすっかり酔ってバカ笑いしながら

 「ワーハッハハ…で、お前…なんの仕事してんだッハッハッハ」
 「フヒーヒッヒ…小説書いてるんだヒーッヒッヒ」
 「ダーッハッハ小説かーッハッハッハッハ…」

てな会話を意味なく繰り返してます。
笑い過ぎで窒息すんじゃねえかって勢いで。
酸欠昇天系バカ。



うーん、こうやって書いてみると
あらためてどーでもいい。
けど、男って「どーでもいいバカ」で繋がってたりするんだよな。





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