やなせたかしさんの『チリンのすず』が忘れられない。
こどものころ劇場アニメを観に行った。
主題歌も歌える。
大人になってから原作絵本も買った。
母親を殺された子羊チリン。
殺したのはオオカミのウォー。
ふたりの深く悲しい物語。
人間を動物になぞらえて描くというのは
こういうことだ、と思う。
(すこしまえ『あらしのよるに』が評判になったとき
どうしても腑に落ちなかったのは
どこかで『チリンのすず』と比べていたからだ)
「愛と勇気」だけではなく
憎しみや苦しみが世にありつづけている、
そのことを真正面から見つめた作品。
大人になってからも、大人になってからこそ
何度も読み返せる絵本。
やなせさんは
『アンパンマン』と『チリンのすず』の両方描いたんだ、と
自分のなかで反芻してみる。
こどものころ劇場アニメを観に行った。
主題歌も歌える。
大人になってから原作絵本も買った。
母親を殺された子羊チリン。
殺したのはオオカミのウォー。
ふたりの深く悲しい物語。
人間を動物になぞらえて描くというのは
こういうことだ、と思う。
(すこしまえ『あらしのよるに』が評判になったとき
どうしても腑に落ちなかったのは
どこかで『チリンのすず』と比べていたからだ)
「愛と勇気」だけではなく
憎しみや苦しみが世にありつづけている、
そのことを真正面から見つめた作品。
大人になってからも、大人になってからこそ
何度も読み返せる絵本。
やなせさんは
『アンパンマン』と『チリンのすず』の両方描いたんだ、と
自分のなかで反芻してみる。