ポエ活

村田活彦 a.k.a.MC長老のブログ。ポエトリー・スラム・ジャパン代表。ラップスクール2期生。

グラン・コール・マラード

2009年09月29日 08時56分19秒 | ポエトリーリーディング/詩/朗読
なんかニコ動とフランスのことばっか言ってる今日このごろ。


フランスのポエトリーリーディング・アーティスト
Gland Corps Maladeを知った。









タイトルは「Les voyages en train」
列車の旅? フランス語わかんないんですけど。

意味がわからないのに
最後まで聴き入ってしまう不思議な吸引力がありませんか?


それがどんな言語であろうと、
人間がしゃべってる声を聴くというのは
それだけで安心するような
それだけで高揚するような

ある種の魔法だと思うのです。



“slam”(スラム)というカルチャーがあります。

パフォーマンスとして、時に対戦形式で行われる
ポエトリーリーディングの一種、
といえばいいのかな。

ポエトリーリーディングに興味のある人なら
映画「SLAM」でおなじみかもしれません。



Gland Corps Maladeは
フランスのスラムシーン出身で、
この「Les voyages en train」が収録されている
アルバム「midi20」は
40万枚以上の売り上げを記録したんだって


ポエトリーリーディング人口って少ないから
東京で朗読イベントやっても
つい身近な仲間だけでやってるような気になってしまうけど

パリにもNYにもそういう奴はいて
大きな流れのなかに
私らもいるんだってこと
ちゃんと意識しておこうと思う。



詩の朗読ってさ
実はもっともっと
国も時代も越えた普遍的なものだから






MMDでバーチャルアイドル

2009年09月29日 01時30分23秒 | 日々




えー。
ボーカロイドの話題ばっかですみません。



上のやつは、
初音ミクが初めて3Dになった
動画なんだそうです。

最初からこのクオリティかよ。



しかもこれ
商売でやってるわけじゃなくて
好きだから作ってるってのがすげえよなあ。


で、今やこのレベルまで進化しましたってのが下のやつ。
これはまた違うキャラですが。


スカートの揺れ方が
これはもはや実写じゃねえかって話ですわ。










MMDってのは「MikuMikuDance」の略で
要するに3Dアニメを作るためのソフトなんだそうですが
それを開発した人が
無償でアップしてんのね。

だからみんなそれを使って
自由に3Dアニメが作れる。


「えー、ビジネスにすりゃめっちゃもうかるやん」とか
考えるのは
無粋なんだろうなあ



ちょっと前だけど
ホリプロだかどっかが
バーチャルアイドルを本気で売り出そうとしてなかったけ?


気がつけば
とっくにバーチャアイドルは実現してたのね。
ただしビジネスとは全く違う次元でね。






サイハテ

2009年09月28日 08時37分16秒 | 音楽
あいかわらずのニコ厨。

こちらは小林オニキス「サイハテ」。
名曲の誉れ高い
「ポップレクイエム」です。

コメントなしで観てほしいので
あえてYou Tubeバージョンでどうぞ。








ほんと、ニコ動って麻薬です。
下手すりゃVOCALOID巡りだけで数時間経ってる。寝ろよ。







カルダーのサーカス

2009年09月27日 23時27分33秒 | 美術
アレクサンダー・カルダーって知ってます?



「モビール」ってあるでしょ、
天井から吊るして飾る「動く彫刻」。
あれを作ったひと。


あのモビールってやつにゃ
妙に男子の工作心を刺激されるんですけど
それがアート作品だなんて思ってませんでした。
民芸品かなんかだと思ってた。


それはともかく、
そのカルダーさんが若いときに作って
一躍人気者になったってのが
この「カルダーのサーカス」



Alexander Calder





針金やコルク、布切れでできた曲芸師、団長、ピエロ、ライオンや馬の人形を
自ら動かしてみせて嬉々としてるカルダーさん。

この映像が撮られたときには
彼もすっかりおじさん(おじいちゃん?)なんだけど、
子供が遊んでるみたいなんだよなあ。

「さあサーカスがはじまるよー」とか「ガオー」とか
自分で言ってるし。

観てるこっちまでニコニコしてしまうわ。



その横では
奥さんがすっげえ不機嫌そうな顔して
(たぶん「まったく、うちの宿六は…」とか思いながら)
BGMのレコードかけてるのもおかしい。



ジョアン・ミロやマン・レイ、ジャン・コクトーも
このサーカスのファンだったんだってさ。



これ、はじめて
グッゲンハイム美術館でみたときはほぼ半日くらい釘付けでした。

つまり、
アートってこんな楽しくていいんだってことを
カルダーおじさんが教えてくれたんだ。



カルダーさんについては
こちらにくわしいよ。





魔法使いになれなかった

2009年09月25日 08時45分44秒 | マンガ
今更ながらに「NARUTO」をずっと読んでる。
まだ半分くらい。
やっと第一部が終わったとこ。


どうも
主人公じゃないキャラに感情移入しちゃうくせがあって
たとえばこのマンガだと
ロック・リーって奴。


おかっぱで目がまんまるでゲジマユで
ブルース・リーみたいなトラックスーツ着てる。
どう考えても女子には人気なさそうな気がする。


こいつのいいのはさ、
ほかの忍者たちは「影分身」とか「口寄せの術」とか使うのに
こいつだけ忍術・幻術がまるでできなくて
「なんで僕だけ…」って悔しい思いをしながら
それでも体術だけでがんばるんだ。




ちょっと関係ないけど
「ウルトラマンタロウ」の最終回を思い出した。

東光太郎がタロウに変身しないで、
人間のままバルキー星人を倒すんだ。


記憶の根っこのほうに焼き付いてる、大好きなエピソード。








サルでもわかる

2009年09月24日 21時26分22秒 | 音楽
アゴアニキ珠玉の名作。
なんでこんなに心臓のあたりが共鳴しちゃうんでしょ。







そういえばライブでアゴアニキは
「神曲って言うな~」って言ってたっけ。

この場合、
ニコニコ動画とか2ちゃんねるの用語でいうところの
「ネ申」ってやつですが。


「神曲なんて簡単に言うけど、神様じゃないんだ、
どんな曲もそれを作ったひとがいて、みんな苦労して作ってんだ」って。

おもわず膝を打ったよ。




確かにネットには「神曲」だの「神動画」って言葉が増殖しすぎて
神様のデフレがおこってるみたい。



それで気づいたんだけど
「ネ申」を逆さに読んだら「さるネ」だ。







Hubert Felix Thiefaine

2009年09月23日 22時31分09秒 | 音楽
フランスつながりでもういっちょ。


ウーベール=フェリックス・ティエフェヌって発音になるのかな。
ロック?フォーク?






例によってYou Tubeでたまたま見つけましたが
このシンガロング変に耳に残ります。


歌のところが10小節しかないんだよね。
それを延々と繰り返してるってだけの曲。


繰り返し繰り返してまた繰り返すその繰り返しがグルーブを生む、と。



「君に届け」(通称「きみとど」)

2009年09月22日 00時52分19秒 | マンガ
本日のブログは、
正直なとこ宣伝でございます。



朝から仕事で原宿いってたんですが
なにやってたかっつーと
別冊マーガレットの「君に届け」というマンガのイベント手伝いでして。


写真は原宿でくばってる小冊子とマップと絵馬。
どんなことやってるかは
こちらをどうぞ。


おっとコミックナタリーでも紹介されてたよ。
椿姫彩菜さんも応援してくれてるよ。


まあ、うちのブログ読んでくれる方は
休日に原宿・竹下通り行ってみるって感じじゃないでしょうけど。



作品は掛け値なしに面白いです。
ピュアピュアでキュンキュンです。キュン死にします。

ぜひ男子も読め。

だってこれ、ただ惚れたはれたの恋愛マンガじゃないから。
自分に自信がない主人公が
好きな男の子や、友だちとのつきあいのなかで
少しずつ自分のコンプレックスに向き合ってく話だから。

実は性別とか関係ないんじゃねーかって思う。



そして10月からはアニメ化されるのよー。







秋葉原のラッセン 江戸の萌絵

2009年09月21日 08時43分35秒 | 日々
涼しくなってきました。



仕事で秋葉原行ったら
UDXのところで複製原画の展示即売会やっててさ


あれ、なんていうんだろ
ラッセンとかヒロ・ヤマガタとかでやってるやつの
秋葉原バージョン。



いわゆる萌え系の
半脱ぎの女の子の絵が額縁に入って20万とか30万とかしてやんの。


えげつない商売してやんなあ
買う奴いるのかなあ、と思いつつ


ふと、これって
浮世絵以来の日本の伝統なんじゃないかと考えた



浮世絵っていうのも版画、つまり印刷物で
2次元で、しかも妙にデフォルメされてて

そういう美人画とか眺めて
江戸の道楽もんのボンボンが
「萌え~」とか言ってたんじゃなかろうか。







Les VRP

2009年09月20日 23時40分20秒 | 音楽
いきなりびっくりしました?


ここんとこフランスづいてるので
こんなの一発。

LES VRPというバンド。
詳しくは私も知りませぬ。


17年くらい前
卒業旅行でパリにいったときfnacだったかタワレコだったかで見つけた。
ジャケットがあまりにもあまりにも…で、
思わず買ってしまった。








ね、すごいっしょ。


なんだろ、フランスといえば
やっぱおっされーなイメージなんだろうけど
実はその真逆のエグエグでキワキワな世界も持ってるよね。

私のなかじゃ
このLES VRPとジャン=ピエール・ジュネ(EX「デリカテッセン」「アメリ」)とが
おフランス産キワもの二大巨頭です。