「地下鉄(メトロ)に乗って」 作者 浅田次郎
大好きな浅田ワールドは、あっという間にこの本を読み進めさせた。295ページを4日間。まだ読みたいと思うようなおもしろさだった。
主人公と愛人が、現在と過去を『地下鉄』を介して行き来していって、憎しみまでもっている実父の生きてきた過去を見てしまうという物語。
前半は、なんて悲しい不幸な家族なのかと感じていたが、父の若き頃を追っていくうちに、戦前・戦中・戦後という目まぐるしく変わる変動の時代を力強く、やさしく、志しをもって、生きてきた者を見て、人物像が章を読み進めるうちに綺麗になっていった。
ぜひ実際に読んで実感してほしいが、結末も私の予想だにしなかったものだった。でも、後味は悪くなく、涙もろくない私も不意に登場人物に感情移入してしまし不意に涙しそうになった。
地下鉄というもの媒体に書かれたものなので、その地下鉄が様々な人生を運び、交差されてきていると感じると、この物語をなお一層面白くさせていたのかもしれない。
あまり書きすぎると、読んだときの感動を削がれる恐れがあるのでここまでで。
P.S 今秋ロードショーのようです!ぜひ見に行きたいと思います。
大好きな浅田ワールドは、あっという間にこの本を読み進めさせた。295ページを4日間。まだ読みたいと思うようなおもしろさだった。
主人公と愛人が、現在と過去を『地下鉄』を介して行き来していって、憎しみまでもっている実父の生きてきた過去を見てしまうという物語。
前半は、なんて悲しい不幸な家族なのかと感じていたが、父の若き頃を追っていくうちに、戦前・戦中・戦後という目まぐるしく変わる変動の時代を力強く、やさしく、志しをもって、生きてきた者を見て、人物像が章を読み進めるうちに綺麗になっていった。
ぜひ実際に読んで実感してほしいが、結末も私の予想だにしなかったものだった。でも、後味は悪くなく、涙もろくない私も不意に登場人物に感情移入してしまし不意に涙しそうになった。
地下鉄というもの媒体に書かれたものなので、その地下鉄が様々な人生を運び、交差されてきていると感じると、この物語をなお一層面白くさせていたのかもしれない。
あまり書きすぎると、読んだときの感動を削がれる恐れがあるのでここまでで。
P.S 今秋ロードショーのようです!ぜひ見に行きたいと思います。
自分は文学をも娯楽と考えるので楽しんでます構えてちゃ読んでられましぇーん
新人作家(ホントはそこそこベテラン)
直木賞なら『オール読物』で