半分教師 第36話 「きもだめし」

私は「きもだめし」に全精力をかけている。

林間学校や移動教室といえば「きもだめし」である!!!
きもだめしをやるために、引率教員でもないのに授業が終ったあと休暇を取って、車を飛ばして移動教室先にかけつけることが何度もあった。たった1時間の行事のために高速道路を全力疾走してかけつけた。

徳持時代は林間学校の宿泊先が埼玉県秩父の「三峰神社」だった。
これはシチュエーションとしては最高の場所である。神社ですよ!神社!
何もしないで夜道を歩くだけでも怖い。
そこに私の超怖い話が加われば、子ども達の大半はパニックになるのであります!
今、23才の世代の林間では、怪談話が終ったとたん、あまりの怖さに100名のほとんどがトイレに駆けこんだという記憶がある。

3年前の6年の移動教室にもわざわざ日光まで車で出かけ、大谷川や戦場ヶ原にまつわる恐怖の話をした。半分以上の子は怖すぎて泣き叫んでいた。(^0_0^)
この子たちには「日光の2日目の夜には行ってあげるからね!(笑)」と事前に伝えたが、「怖いからぜったいに来ないでっ!」と却下されていた。それでも行ったのさ(笑)

「イノッチ先生のこわ~い話」はもう完全に趣味である。

どうして私の怪談話が怖いかというと、きちんと現地取材をして、その場所にあるいかにもこわそうなものを題材として話し、実際にその怖い物を見に行かせるからものすごく現実味を増すことになるのであります!

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「やまなし」の教材研究から生まれた4枚のマインドマップ

有名な宮沢賢治の作品『やまなし』
これを授業するにあたって、4枚のマインドマップを描いてみました。

(1)5月場面


(2)12月場面


(3)クラムボンとは何か?


(4)イーハトーブについて



これを描いたことによって、今回の授業は次のような流れにすることに決めました。

『やまなし』を1回読むことにします。そして感想や学習課題立てなどは後回しにし、すぐに『イーハトーヴの夢』を読んで宮沢賢治の思いを把握。その背景を知った上で『やまなし』を深く読んでいく。
最後に自分の脳に残っていることをA3版でマインドマップに描いてみる。

大まかこのように授業をしていきます。

細々とした授業計画は今回の記事では文字にしません。
代わりに4枚のマインドマップをどうぞゆっくりご覧下さい。


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「プロフェッショナル 仕事の流儀 ~ 脳活性法スペシャル」を見てください!!!

私が観覧した「プロフェッショナル 仕事の流儀  脳活性法スペシャル」が10月21日(火)に放送されます。

今回私は、「キレる子どもをキレさせないようにするには、脳科学上どうしたらいいのか?」という質問をしてきましたが、はたしてカットされずに放送されるでしょうか?

番組の内容についてはこのブログ内で紹介してあります。
NHKプロフェショナル 「脳活性法スペシャル」に参加してきました

番組はNHK総合テレビで、10月21日(火)の22:00~22:45に放送されます。

みなさん見て下さい。


※写真では後ろから2列目の真ん中で笑っているのが私です。
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やっぱり自由度を高めた方が良いな! 【マインドマップ】

今日、学級の子が自主的に書いてきたマインドマップ。
最近、子ども達の間ではやっている広範囲なおにごっこを描いてきた日記マインドマップです。映画の「リアルおにごっこ」が話題になった昨年、子ども達はけっこう刺激を受けて、かなり広範囲でたくさんの人数でやるおにごっこをするようになりました。

このマインドマップの題名は「4丁目おにごっこ」ですから、4丁目を全部使っての遊びとなります。どれだけ走り回るのでしょうね(笑)???交通事故には十分注意してほしいですが、男子も女子も仲良く遊んでいる姿は微笑ましいです。

こうしたテーマのマインドマップが出るようになってきたのも「自主課題で毎日1枚」という宿題の出し方に変えたからです。好きなように学んだことをマップ化し、経験したことをマップ化し、自分たちの脳に刻み込んでいる。
こうした学習方法で私自身がまず500枚を超えるマインドマップを描き、自分の脳の質が変わってきていることを実体験しています。自発的に動き出した子ども達の脳内革命が起こることは間違いないと確信しています。


今日は、これまで描いてきたマインドマップを振り替えって復習にも拍車がかかるようにとクリアファイルをプレゼントしました。80枚のマップが収納できるファイルなのですが、すでに80枚を超えて100枚に近づいている子もいたのでビックリしました。

「あ~!最初の頃に描いたのって、こんなヘタだったんだ~!」

「ほら、この1枚から放射思考に描けるようになってきたんだよ。」

「うわ~!これすごく一生懸命描いたんだ。今見ても感動する~!」

自分で描いたマインドマップに強い愛着を持ってくれている我が教え子たちの表情を見、声を聞いていると、未来への希望が感じられます。


6年生で卒業学年とはいえ、学べる時間は5ヶ月間も残っています。
まだまだたくさんの新しいドラマが起こることは間違いありません。

さあ! 世界の先駆を切っていきましょう!

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教材研究「やまなし」

そろそろ国語で学習しはじめる宮沢賢治の「やまなし」をマインドマップ化して教材研究をすすめている。



私の授業へのひとつの信念がある。

「同じ授業を2度とくり返さない」

確かに誰もができる普遍的な授業を作ることが大事でもある。しかし、それは他の誰でもできることではないだろうかとも思う。突出した授業、私にしかできない授業を作ることも悪くないんじゃないかと思っている。
そして、1度使った教材も、次に使うときにはまったく違った授業に進化させられるようにしているつもり。


「授業はライブだ!」

プロの歌手が誰でも歌えるような歌い方をしているだろうか?
そんなことをしていたら厳しい社会の中で消え去ってしまうだろう。
その人にしかできない歌唱力で勝負しているのがプロだろう。

だから私も、私にしかできない授業をしていくというのもいいんじゃないかと追い続けてきた。

何度も何度も研究授業をしてきたが、講師の先生によく言われる。
「こういう授業は“井上マジック”だから、井上先生にはできても他の人には難しい。」
と。賞賛とも批判とも受け取れる評価。それも望むところ。そういう評価になってこそ「井上の授業」だと思っている。


今回の「やまなし」の指導も、これまでやったことのない指導を思いついた。
当然、マインドマップはフル活用する。

授業が終わったとき、こどもたちが充実感を感じられたら私の勝ち。
一人ももれなく「面白かった」と感じさせられるように準備を進めている。

たぶん、明日のブログ記事には「やまなし」に関する4枚のマインドマップを提示できるだろう。

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半分教師 第35回 「子ども座談会」

【これは2007年2月27日の日記です。】

いやいや面白かった!
インフルエンザの流行で、半分の人数しかいないクラスの子ども達を前に、どんな授業をしようかと一瞬ためらい、そして思いついたのが「座談会」であった。

15人しかいない教室なので、机を丸く円にして座る。
私が司会をしながら、6年間の思い出を振り返っていく「座談会」をした。

最初は何を話せばいいのか困惑していた子ども達も、私の司会術にはまっていく。そう、私は少年時代から大人の座談会の司会をやらせてもらう訓練を受け続けてきたので手慣れているのだ。

1年生の入学式から始まって、遠足の思い出やけんかしたこと、転校した友だちのことなど、次から次へと話題が出てくる。そのうちに子ども達だけで勝手に話し続けるようになった。

よく笑った。
普段の授業ではぜんぜん発言しない子も、大はしゃぎでしゃべっていた。
たちまち1時間の授業が終ってしまう。
楽しい時間は過ぎるのが早い。

子ども達の興奮はおさまらず、次の時間のクラブ活動へ行く道々でも話し続けていた。

6年間の全部を話し尽くせていないので、また明日もやることになった。


出てきた話題に、少々恐ろしくなったこともあった。
「○年生の時、○○先生から『あなたはみそっかすね』と言われた。」
「廊下に立たされたんだよな。」
「あの時、○○先生、マジ切れしてたよな。」
子どもたちは怒られたことを良くおぼえている。



「5年のころ、イノッチ先生に一番怒られたような気がする。」
「おいおい、そんなに怒っていないぞ!」
「先生は学校で一番怖いんだよ(笑)」
「え~・・・・・」

これは当時3年担任だった私が、3年生に対して廊下でビシビシ叱っていたのを、5年生の“やんちゃいたずら坊主たち”にわざと見えるように仕向けていた効果です。でもそんなに印象に残ったのかな?(残るよな。3年のやんちゃ坊主はワンワン泣いていたんだもんな。)

教師たる者、あんまり強く怒っちゃいけないね。

(写真は、このクラスの子たちと取り組んだ『鮭とば作り』でサケを三枚に下ろしているところです。)

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半分教師 第34話 「えっ?!だれもいないよ?!」

大田区立徳持小学校での6年目。
6年生を担任していた時の教員チームは最高だった。

6年生の担任は1組が小林先生。2組が学年主任の森嶋先生。そして3組が不肖の私、井上であった。このトリオは私の教員生活では最高のトリオであった。「最強の担任軍団」と言ってよいだろう。
この時の卒業生にはこれで分かる子もいるにちがいない。


1組の小林先生はサッカーのスペシャリスト。
あのベルディにいた北澤選手とも、高校時代に技を競い合ったというJリーグレベルの小学校教師。私もいやいや狩り出されて、いっしょにサッカーの試合に出たことがあるが、彼のシュートにはカルチャーショックを受けた。
“シューッ!!!!!”
まるで野球のボールのように、サッカーボールが音を出すのだ。
私など足元にも及ばないほど子ども達に人気があり、しかも面倒見が良い。すごい教師だ。


2組の森嶋先生は、ファッショナブルな魅力あふれる女性で、女子のあこがれの的だったんじゃないかな?
しかし性格は竹を割ったようにさっぱりしていて、いっしょにいてとっても楽しい。男勝りな面もあり、おっちょこちょいな面もあり、でも授業はきちんとやる、仕事は早い。飲んだら怖い、よくぶたれた(ばらしちゃった!)
妙な男2人を左右に従え、これ以上ない立派な学年主任の先生であった。


3組・井上は言うまでもない。
この年になってホームページやブログをあやつる、マニアックな訳のわからん教師であるよ。
へたなのにバレーボールばっかりやっているしね。
アホな自分のことは書けませんな(笑) ハハハ


私は教員経験がとうとう20年を超えた。
やっぱり養護学校の時の教員集団が一番理想的だったと思えるが、普通小学校では実はこの学年がまれに見る理想的なトリオであったのだな。最強の担任軍団に率いられた6年生3クラス。
みんな本当に可愛かったよ。
クラスの子だけでなく、学年の全員が大切な一人一人だったよ。


6年生の学芸会期間。
「金の大好きな王様」を練習していた。

そんなある日の朝。1時間目は学年練習の時間になっていた。

職員朝会を終えて、「さあ!練習しましょう!」と、私たち3人の担任はそろって3階の教室に向かった。ところが2階から3階への階段を上がるあたりから、なんか雰囲気がおかしいと感じる。

「???????????????」

3階廊下で3人はビックリ!

「えっ?!だれも教室にいないよっ?!」

そう、6年生全員がものの見事にいなくなっていたのだ。
もしや!と思った担任3人は体育館に向かった。

「いたっ!!!」

そう、6年生は自分たちの判断で練習を始めていたのだ。

こうして文章に書くくらいだから、この出来事は私の教員生活の中で、かなりの特記事項なのだな。

大あわてで担任3人は子ども達に遅れて学芸会練習を始めたわけであるが、あまり言葉はなくても3人共に、(すごい子ども達だ!)と感じていたのである。

その後の中休みに3人で、「本当にすごい子たちだよね!」と、感激の会話を交したわけですからね。


もう一回だけでいいから、教師を超えるこんな子ども達に出会えるといいなぁ。


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半分教師 第33話 「教師・・・面白すぎる仕事」

教師は大変だとか、トイレに行く時間もないとか、子どもが言うことを聞いてくれないだとか・・・最近の教師という仕事は「大変だね」のひと言で表されることがよくある。

どうなんだろう???

僕は(あえて僕を使う)、どんなに大変なことが起こっても、すべて人間ドラマだなぁと思ってしまうような楽観的な思考をしているような気がする。

僕は確かに敵は多いよ。子どもに嫌われることだってあるよ。
だって強引に、自分が思ったことを強引に進めていくことがあるもんね。

でもね、人間はだれでも完璧じゃないよ。
地球上の65億人すべてに尊敬されている人なんて1人もいないじゃん。
たった一人もね。

だったら自分の信じた道をとことん進む方がいいんじゃないかな?
(極論だなぁ・・・と、自己批判)



僕は子ども達に“なんとなく”という曖昧な生き方をしてほしくないと思っている。
「自分はこうするんだ!」という意志を持ってほしいと思っている。


何にしても、教師ほど面白い職業はない!

けんかの仲裁も面白い。

型破りな指導を入れて学級を激変させるのも面白い。

いろいろと考えて投げかけたことが、子ども達にバッチリ合って成果があがったら、これほど面白いことはない。

誰も考えないようなことを考えつくことが面白い。

職員会議で意見を出すことも面白い。

自分の意見をどう通していくかを考えるのも、かけ引きがあって面白い。



面白すぎるじゃないか、教師という仕事は。

そして何よりも面白いのは、目に見えてクラスやチームが成長していく姿を感じた時だ。めったにないかもしれないこの感じ。これを感じられた時に、教師という仕事を選んだ者は泣きたくなるほどの喜びを覚えるのだ。

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小椋佳 「あなたが美しいのは」

小椋佳 「あなたが美しいのは」 Kei Ogura "When you are beautiful"


この歌、素晴らしい歌だな。
そう思ったので動画を貼り付けました。

自分の将来イメージのひとつに加わりました。
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半分教師 第32話 「東京都大会初出場  涙するしかなかった入場行進」

「こんなに嬉しいことがあったんだなぁ!」

平成11年6月。東京体育館。
小学生バレーボールを指導しはじめて6年目。
それまでの4年間連続で、東京都大会の出場切符を「あと1勝」というところで逃してきた。今その原因を振り返れば、ただただ私の指導能力がなかったことである。そのために嫌な思いをさせてしまった子ども達がたくさんいる。

平成11年6月。東京体育館。
私が辰巳小に異動して1年目のことだった。

その年は月・水・土曜日に、私は辰巳小の勤務が終るとすぐに大田区の池上にとんぼ返りして、「徳持JVC」という小学生バレーボールチームを指導していた。

そこには純粋に強くなりたいと練習している子ども達と、それを全力で支えてくれる保護者の方々が待っていてくれた。どんなことがあっても、練習の最後の10分間だけでも指導をしたいという思いだけで江東区から大田区までかけつけた。

実は転勤したばかりで受け持った5年生は41人学級。
初めての1学年1学級という状況に、四苦八苦していた中の挑戦であった。

今では理由をつけて異動を待ってもらうということができるようになったが、その時は「このバレーの子たちだけは徳持で指導しなくてはならないんです。」と何回校長に頼んでもダメだった。

腹を決めた。何が何でも都大会出場だ。



都大会出場を決めた試合が感動的だった。

第19回ライオンカップ。

予選である支部決勝大会に私は行くことができなかった。辰巳小の運動会と決勝大会がバッティングしたからだ。保護者に監督をお願いして、私は運動会の仕事をした。運動会どころではなかったのは言うまでもない。頭の中にあったのは、徳持JVCの子ども達が都大会の出場権を勝ち取ってほしいという気持ちだけだった。運動会の間、心の中でず~~~~っと祈っていた。

夕方、保護者代表さんから電話が入った。

「先生!(声が笑っている) 結果、どうだったと思います?(笑)・・・・・・・・」
なかなか教えてくれない。
「じらさないで教えてくださいよ。」
と私。
「知りたいですかぁ~?」
「どうだったんですかっ?!」
「先生っ!都大会、出られますよっ!」

本当に嬉しかった。
やっぱり苦労しなければ結果は出ないと思った。
私がいない中で、子ども達は本当に頑張ってくれたんだなと感謝した。


そして東京都大会。盛大な開会式。
私は東京体育館の2階の席から徳持っ子の堂々たる入場行進を目にした。一人一人が輝いていて、一生忘れられない一場面であった。
「俺はこの姿を見るために、苦労してきたんだなぁ・・・・・」
言葉にならない数々の思いがこみ上げてきて、涙を抑えられなかった。



今、あのころの純粋な心を忘れてはならないと自分を戒めることがよくある。

都大会にも何回も出られるようになってきた。バレー界の中でも重要な役職をさせてもらえるようになった。しかしそうした経験が、私独特の「子どものための指導」をさまたげることがあるような気がしている。

今年、もう一度原点に返って、「イノッチイズム」の復活を目指そうと思っている。

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未来のきみが待つ場所へ ~先生はいじめられっ子だった~

2年前に読んだ本の紹介です。


著者は愛知県の私立豊川高校・数学の宮本延春(まさはる)先生である。

中学時代はオール1の成績。かけ算九九も2の段しかできない。漢字は自分の名前しか書けない。
信じがたいいじめにもあい、父親からは小4の時の悪い成績をなじられて、なんとランドセルを始め、すべての学用品を燃やされてしまう。


こういう世界が本当にあるんだ…正直そう思った。


20代前半まで生きることに意味を見出せなかった宮本氏が、アインシュタインのビデオを見たことをきっかけにして目的を持つことができる。ひとつのきっかけは多くの良き出会いを生み出す。

九九もできなかった青年が「努力」を知り、ひたすら勉強に励んだ結果、高校・大学・大学院を卒業。36才で母校の教員となる。

教育に携わる者、一読の価値ある書です。

未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった
宮本 延春
講談社

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半分教師 第31話 「青年の志」

自宅の本棚をいじっていたら、自分が19才のときに書いた日記が出てきた。恐る恐るページをめくった。ひとこと「青いな」とつぶやいて失笑した。いったい俺は何者なんだ???という感じ。今19才の人には信じられないだろう。はっきり言って「引く」だろうね。

しかし、情熱だけは今とは比べものにならないほど強いかもしれない。そこで表に出せそうなものだけ書きとめておこうと思う。

何の参考にもならないだろうが、世の中にはこういう人間もいるんだなぁと笑ってもらえればよい。

【ここから19才の時の日記】

(1)
 黎明は いかに遠きか 我が生命
    行くも行かぬも 己なりけり


(2)
 青年よ! 流されてはならない。
 自身の弱さを自身の敵と知れ!
 自己との戦いこそ 最も困難で 最も長い戦いである。
 小さな勝敗に一喜一憂することなく
 人生の勝利に向かって
 見事なドラマを展開し行くのだ
 青年よ すべては 自己との戦いだ!
 絶対に負けてはならない 戦いなのだ。


(3)
 夜明けは遠く 光の見えぬこの大地に
 青年は立ち上がる
 闇の中に 一点の光明を求めて
 今再び 前へ前へと 歩を運ぶ
 道は荒れ 我が身が傷つくこともあろう
 しかし 青年は ひたすら歩み続ける


(4)
 教育とは 人間と人間の 価値創造の
 永遠の闘いである。
 そこには不安があり 葛藤があり
 そして情熱がある。
 憎しみや 不信さえも 含まれている


(5)
 相手がどうだと見る前に、
 「自分はどうなのか?」と考えることが大切である。
 教育で相手を変えようとするならば、
 それよりも先に、
 教育環境である“先生”が変わらないではいられない。
 自分の命に濁りがないように。


(6)
 自分自身の道を極めるためには、少々の非難・中傷に耳を貸す必要はない。自分にとって何が一番大切なのかを深く考えて、それを固い信念として守り通すことだ。流されれば安易な人生になってしまう。信念を貫け。一度決めた教育者の道を何としても築くのだ。
 信用したくなければしなくてもいい。俺は絶対に教育の道を築く。そのためには何を言われようとも絶対に耐え忍んで・・・今に見ろの精神だ。
「十年後の自分を見ろ。二十年後の自分を見ろ。」
と。だれが成長したか、その時が勝負だ。


(7)
朝、起きられず。一日何もせず、無駄にしてしまった。
もっと自己に厳しくせねばならぬ。


(8)
いよいよ明日は成人式である。
実感はないが、成人らしき振る舞いをせねばならぬ。
精神的な成長も必要である。
(翌日)
成人式を厳粛に執り行う。
責任と義務の自覚。
夜、同期の仲間で渋谷のディスコへ。
すこし浮かれすぎた。
明日は受験生の激励にいくぞ。


(9)
受験生のK君、M君、S君と会う。
若いのに元気がない。もっと自信を持てるようにしてあげたい。
ひたすら自らの力のなさを悔いるのみ。


(10)
多忙である。
塾においても女子。指導している高校の卓球部においても女子。
全部で21人の女子の教育にあたっている身である。
加えて37名の大学生を支えて、励ましていかなくてはならない。
さらに受験生23名も徹底して育てるのだ。
自分との闘いである。
自分の双肩に81人もの人生がかかっているのだから、肩がこるのも当然である。忙しいのも当たり前である。
闘いを止めるな!止めるな! 日々前進!
とにかく我に負けるな。
自分の思いが深ければ深いほど、波動も大きいことは分かっているはずではないか!
大志に生きようぞ!
小心者の我ではあるが、柔軟な生命の力強き波動を巻き起こしゆかんと念願す。


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音楽的マインドマップ活用法

「なるほど、こういうマインドマップの活用方法もあったか!」

自主課題で描いてきたこの画像の作品が提出された瞬間に思ったことです。課題の枠をはめないで、子ども達に自由に取り組ませると新しいものが生まれます。


この作品は、我がクラスの子が、吹奏楽部のメンバーとして演奏した「ラプソディア」をマインドマップに描いてきたものです。
先週の「これからの宿題は自由な課題で自主的にマインドマップを描いてくることにします。その方が君たちの能力が上がるはずだから。」という私からの呼びかけに応えてさっそく取り組んだもの。やはり私が考える範囲を超えたものが集まり始めました。

本人の言葉を紹介しておきます。

「ラプソディアはTBS音楽コンクールでも演奏した曲です。『Point!!』のメインブランチに一番大事なことが書いてあります。この曲全体を通して気をつけていきたいことをまとめました。いつもは楽譜に注意することを書いているんですが、そうすると楽譜を見ていてゴチャゴチャになってくるんですよ。マインドマップに整理してみて、私の頭の中で曲のイメージがしっかりできあがりました。」

これはスポーツのイメージトレーニングと同じですね。コンクールの前に個人マインドマップを描いたり、グループマインドマップで意識を合わせたりするとかなり良い演奏をすることができそうですね。
音楽演奏家の方もマインドマップを描いてみると、自分の演奏に新しい発見があるのではないでしょうか。おそらく演奏を専門に取り組んでいる方は練習に練習を重ねていらっしゃるので、マインドマップを描かなくても脳内にイメージ化できているとは思うのですが、それでもなお演奏ではなくて、イメージをマップに落としてみるという新しい道を試してみても良いのではないかと思います。そこから何かが生まれてくる可能性はけっこう高いのではないでしょうか。

有名なレオナルド・ダ・ビンチもきっとそうだったんだろうと思えてなりません。


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半分教師第30話 「27個のメダル」

まずはこちらの記事に目を通してから、今日の記事を読んでください。

半分教師 第5話 「障害者スポーツ大会」

この「障害者スポーツ大会」という話題はなんと20年も前の話です。20年たった今日、その本人からメールをもらったのです。電動車イスの大会に出場していた子。メッセージにはこう書かれていました。

「私は去年までスポーツ大会に出ていた。去年8月で引退しました。メダルの数は27個でした。本当にありがとうございました。」

20年間で27個のメダル?! すごいではないですか!!!

スポーツ大会に出場させるなんて誰も考えなかった彼女の高校生時代に、私が「絶対に出られるし、メダルが取れるっ!」と言い切って出場させました。それをきっかけにして20年間も頑張ってくれました。


どんなスポーツでもやっぱり指導者が選手にリミッターをかけてはいけませんね。

この子の場合、もしも担任が「危険だから」「会場まで連れていくのは大変だから」「自分の指導力では勝てないから」「スポーツは遊びで良い」などの理屈をつけて試合に出さなかったら、この子の『27個のメダル』はあり得なかったですよね。

27個のメダルが、どれほど彼女の生きる希望や目標になっていたことでしょう。
それを思うと、本当に試合に出してあげて良かったと思います。


大会、試合に出してこそ、練習していることの意味が分かる。“何のために”練習をするのかが理解できる。試合は楽しいし、勉強になるし、生きる力になります。
それを教えられなくなったら私だったら指導する資格はない、指導者を引退すべきだと思っています。


オリンピックではないけれど、この車イスのメダリストちゃんに続くスポーツ選手を私はもっともっと育てたいと思っています。なぜならそういう選手を育てることこそ私が教師を目指した原点だからです。

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東京新聞杯・東京第3支部大会順位

小岩と大島中央は東京都大会のシードです。

【支部予選決勝大会順位】
1位:ジュニアファイターズ
2位:ひまわり
3位:三大
4位:三砂
5位:東雲
6位:鹿骨
7位:南葛西
8位:松江
9位:みなみ
10位:二砂
11位:辰巳
12位:数矢
13位:葛西
14位:渚
15位:小松川
16位:上小岩
17位:五大ロビンズ
18位:東


6位の鹿骨までは東京新聞杯東京都大会に出場します。

また、9位までのチームが、これまでの都大会または夏季大会に出場しているので、10位の二砂と11位の辰巳は12月に開催される「東京都交流大会」に出場することになります。


各チームの皆さん、お疲れ様でした。

代表チームの皆さんは支部内の他のチームの分まで頑張ってきて下さい。
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