芭蕉の地元・江東区の俳句

今日は勤務校の中学年の取り組みを紹介します。

今年、勤務校には俳句に情熱を燃やしているS先生が赴任しました。江東区は芭蕉の地元。芭蕉記念館を持つ区であります。そんな日本の先駆を切るべき区に、深い意味あって俳句の得意なS先生が来たわけです。

そのS先生のご尽力で、今日は3,4年生全員が「現代俳句協会ジュニア研修部」の先生方に来ていただき、出張俳句教室という授業を受ることができました。

授業は「俳句のリズム、二つの約束、俳句の種探し、俳句作り、選句」という流れで3時間行いました。その間、子どもたちはみんな楽しく俳句を学ぶことができました。その授業の様子をできるだけくわしく再現します。


【全体指導】

(1)俳句についての説明
①俳句のリズム
 俳句は「五・七・五」という十七音からできていること、小学生は“十七文字”と勘違いしやすいが、音であることをくわしく説明していただきました。

②二つの約束について
 俳句には必ず「季語」を入れなくてはならないこと。また、季語を二つ入れてはいけないこと。十七音で表現すること。

③俳句の種
 季語はあるけれど、ジュニア俳句はそういう細かいことを気にしすぎることなく、小学校3年生や4年生でしか作ることのできない、子どもらしい感性で取り組むことが大事だということを教わりました。


【俳句の種さがし】
今日は雨が降っていましたが、俳句には天候は関係ありません。子どもたちはみんな傘をさして、校庭を散歩しながら俳句の種を探しました。歩いて心が動いた時のキーワードをメモして教室にもどってきました。


【クラス指導】
今日は8名もの講師の先生が来て下さったさったので、学年2学級ある本校では、3,4年の4学級に2名ずつの先生が入ってくださり、俳句指導をしてくれました。
子どもたちが作る俳句に、
「ここはもう少し工夫してみましょう。」
「良いところに気づきましたね。そのままの気持ちを俳句にしてみましょう。」
「たくさん作って、その中から良いものを3つ選んでみましょう。」
といったアドバイスをしていただき、全員が熱心に俳句作りに取り組みました。


【選句】
教室に貼り出された俳句の数は、私の学級では六十句にもなりました。その中から良いと感じられるものを、教師陣も子どもたちも選びました。教師陣から複数の票が入った句には、プレゼントが贈られました。中でも一番の句に選ばれた子の俳句は「リンゴ賞」となり、本当のリンゴがプレゼントされました。



今回の出張授業を良いきっかけにして、我が勤務校も芭蕉の地元である江東区の一角から、ジュニア俳句の流れを起こしていければ素晴らしいことだなぁと感じました。


俳句・・・これを取り組んでいけば、子どもたちの中に「季節」に関する感覚が育まれ、さらに「言葉」に対して深い感性が磨かれるのではないかと、今日1日の授業を見ていても感じさせられました。



ところで、同じ江東区には、校長先生のお立場で「十分間俳句」という取り組みを続けてこられた小山(おやま)先生という方がいらっしゃいます。私自身も様々にお世話になり、小山先生の取り組みに学ぶ点が多いのです。

小山先生は校長を退官された後も、多くの学校を回って俳句の指導をされています。ぜひ一度でも、二度でも、三度でも、私の勤務校にお招きし、俳句を指導していただければありがたいなぁと個人的には思っています。

興味のある方は下記の小山先生のブログ「十分間俳句」をご覧ください。


十分間俳句


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もう電子黒板もプロジェクターもいらないよ

題名のように、「電子黒板もプロジェクターもいらない」と言っても、それは50インチ以上のデジタルテレビが教室に1台あればと仮定した話です。

薄型大画面のデジタルテレビは狭い教室内のスペースを取りません。今、多くの公立学校の教室にある「アナログテレビ」の幅に比べれば、全然場所を取りません。これはICT機器にとって大きなプラスポイントなのです。

写真画像は、私のパソコンとデジタルテレビをつないで、9月8日の研究授業で私が使ったプレゼン資料を映してみたものです。結論を言うと、大画面デジタルテレビが教室に1台あれば、ICT機器を活用した授業は容易いと言わせていただきたい。


そこで、これまで活用してきたプロジェクター型電子黒板活用とデジタルテレビ活用を比較してみましょう。



(1)必要スペース・・・デジタルテレビが有利

プロジェクター型電子黒板は「電子黒板」と「プロジェクター」さらに「パソコン」の3点セットです。これを教室内に配置しないとなりません。プロジェクターは高価な性能の良いもの(至近距離から投影可能)や空中設置型にしないと、けっこうな場所を取るので、30人以上の学級になると邪魔になることがあります。

この点、薄型デジタルテレビは壁の近くだけのスペースで済みますから、人数の多い学級でも差支えなく使えるでしょう。



(2)操作性・・・やや電子黒板が有利か?

電子黒板はそのボード上で操作ができるので、児童の視線を「焦点化」しやすいという利点があります。ただ、プロジェクター型の電子黒板だと、画面がずれることがあって、授業中に調整をしなくてはならなくなったり、プロジェクターで映すために人の影で見えなくなったりする欠点があります。

デジタルテレビは画面上ではなくパソコン上で操作することになりますから、教師が操作に振り回される危険性はあります。しかし、それも慣れれば問題はないでしょう。タブレットパソコンとデジタルテレビをつないで授業をすれば、操作性の問題もかなり解消されるでしょう。



(3)見やすさ・・・デジタルテレビが有利

プロジェクターで投影している電子黒板と、画面自体が発光しているデジタルテレビでは、やはりデジタルテレビの方がきれいに映ります。教室にいる子どもたち全員が見やすいということを考えると、少なくとも50インチ以上の大きさが必要だと思います。



(4)準備の時間・・・デジタルテレビが圧倒的に有利

何しろ電源を入れて、コードをつなぐだけで良いのですから、デジタルテレビが圧倒的に簡単に授業準備をすることができます。教材提示用のノートパソコンをいつもスリープ状態で待たせておけばすぐに対応できます。
電子黒板だと、プロジェクターの準備をし、パソコンとつないだり、ピントを合わせたり、けっこう手間がかかるので、すぐには動き出すことができません。



(5)様々な応用可能性

地上デジタルのサービスは、これから様々な広がりを見せていくことでしょう。NHKさんの番組コンテンツも地デジに合わせた形で進化していくに違いありません。もし授業の都合で番組を見ることができなくても、録画機能のついた地デジテレビを導入しておけば、忙しい校務の最中でもいとも簡単に予約録画をすることができます。
ICT活用授業の可能性を非常に大きく引き出してくれるのは、地デジの大画面テレビ(52インチ以上)だと私は思います。



すでに東京のいくつかの区では、全学級に地デジテレビを導入したそうです。

来年には完全地デジ化となるわけですから、「あなたの家庭はもう準備をしましたか?」などと言っている場合ではなく、公教育は地デジ化がお済みですか?と疑問を投げかけてはいかがでしょうか。



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雲にかくれるスカイツリー

今朝は雲がとても低いところにあり、東京スカイツリーは第1展望台がまったく見えないほどかくれていました。完成した後、今日のような天候の日に上ると、真っ白な世界になるのでしょうか。それとも第2展望台まで上がれば雲の上に行けるのでしょうか。そんなことも楽しみになってきます。

最近は東京の新名所に定着してきて、テレビでも取り上げられることが増えてきましたね。スカイツリーの建設に伴い、近隣の開発も進んできました。余裕がある時に学校から押上まで歩きながら、変化してきた場所を撮影してみようと思っています。


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ブザン教育協会 「公認マインドマップフェロー養成講座」 のお知らせ

「公認マインドマップフェロー」とは「学校内インストラクター」の資格のことであり、認定されれば教育界限定でマインドマップを伝える6時間の講座を開催する資格を持つことになります。それだけの責任も生じますので、研修も易しいものではありません。3日間の研修後にたくさんの認定課題も行います。


「マインドマップコーチ」はビジネスセミナーとして行われている「マインドマップ基礎講座」の6時間を受講していただき、マインドマップの基礎を身につけ、子どもたちに指導をしていくための資格です。教員の世界では6時間もの講座を受講するということがまずありませんから、そこまでしないと分からないものなのか?と疑問にも感じる方がいると思いますが、私も最初は6時間の基礎講座を受講して、本で読んだだけでは理解できなかったマインドマップの理論を体感することができました。



ところで、私は第1期フェローです。

その経験から言わせていただくと、この養成講座を受ければ、教員としての力は確実に高まります。またフェローになっているメンバーはすでに様々な分野で実績のある方々なので、そのつながりも大きな力となります。


以下、ブザン教育協会から発信されたフェロー養成講座概要のコピーです。


【開催概要】

1.開催日

第7期養成講座 2010年12月25日(土)~27日(月)

第8期養成講座 2011年3月26日(土)~28日(月)


2.開催場所

会場:東京都内


3.受講資格

1.小・中・高・大等、学校教育に従事していること。(書類審査あり)

2.下記のいずれかの講座を受講していること。

①「マインドマップ基礎講座」
②「マインドマップコーチ養成講座」
③「マインドマップアドバイザー講座」

3日間のフェロー養成講座カリキュラムをより充実した内容とするため、マインドマップ基礎講座以上の上記講座の受講が義務付けられております。まだご受講されていない場合は、フェロー養成講座までにご受講ください。



講座開催のお問い合わせ、ご質問等、詳しくは、ブザン教育協会までお気軽にお問い合わせください。
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教員向け 「マインドマップコーチ養成講座」 のお知らせ

一般社団法人「ブザン教育協会」では下記の要領で、教員向けに「マインドマップコーチ養成講座」を開催することが決まったそうです。関心のある先生もいらっしゃると思いますので、お知らせいたします。


ブザン教育協会認定資格(教育現場に所属している者限定)マインドマップコーチは、ブザン教育協会が認定するマインドマップコーチ養成講座を修了し認定された教育関係者限定のマインドマップ・ユーザーの資格です。マインドマップの基本を理解し、学校現場でマインドマップを使って学習指導できます。



【開催概要】

1.開催日時

10月17日(日)、10月31日(日)
11月14日(日)、11月28日(日)
12月5日(日)、12月19日(日)
※時間は、いずれも10:00~17:00(会場9:45)


2.開催場所

ブザン教育協会オフィス内セミナールーム
東京都中央区日本橋小伝馬町13-5 アソルティ日本橋小伝馬町6F


3.受講資格:小・中・高・大等、学校教育に従事していること。



くわしくはブザン教育協会にご連絡下さい。
Tel:03-5652-0817 Fax:03-5652-0856
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若手教師にお薦めの本 『だいじょうぶ3組』(乙武洋匡 著)

だいじょうぶ3組
乙武 洋匡
講談社

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教育現場のことをまだまだ知っているとは言えない、教師経験5年未満の若手の先生にお薦めの本です。

未経験な学校教育の世界に入って、共感できる点や学級経営についてのプラス面、マイナス面、様々に、ご自身のクラスに当てはめながら読んでいくと参考になるだろうと思いました。

管理職の先生方やベテランの先生方は、なるほど若手の先生たちはこんなふうに学校現場をとらえるのだなぁと、乙武さん目線を感じ取れば良いのではないでしょうか。または、「ああ、自分にもこんな猪突猛進の時期があったなぁ」と懐かしく思えるかもしれません。


批判を受けることを想定して、あえて私個人の期待感から言わせていただくと、乙武先生は3年間の現場経験と、様々な取材からこの本を書かれているのでしょうが、できれば最低でも10年間は現職教員でいてほしかった。10年やって、学校側の責任ある立場を勝ち取ってから著作に臨めば、もっと違った書き方ができただろうなぁと冒頭から感じました。

それにしましても、共感できる部分が本当にたくさんある本です。特に私は、養護学校の教師からスタートし、今でもその時の教え子や保護者の皆さんから支えられて教員生活を送っているような一面があります。(そうだよね!ユッコ!)
ですから、本の中で乙武先生が引用した、金子みすゞさんの詩「わたしと小鳥とすずと」が実感として迫ってきます。


『わたしと 小鳥と すすと』  金子みすゞ

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのうように、
地面をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。



若手の先生!
乙武先生は道徳の授業や学級経営についてのヒントを書いてくれているよ!
きっとあなたの役に立つから、ぜひ読んでみて下さい!




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いよいよ発刊!「マインドマップで作文すらすらワーク 」

マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)

小学館

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まだ発刊されてはいませんが、amazonではすでに宣伝が始まっていますので、このブログでも宣伝させていただきます。

この作文ワークブック、私が全面的にかかわらせていただきました。

マインドマップで「作文の設計図」を書いてから、本文を書いていくという方法でワークをしていく内容になっています。


正直・・・・・かなり良い出来です!!!

しかも値段もお手ごろ。

皆さん、ぜひ一冊、お手元にどうぞ。


このワークの方法で息子さんといっしょに作文に取り組んで成果をあげたエピソードがすでにありますので、再掲載しますね。




マインドマップ効果の広がり2009年6月30日の記事

K.S先生、私の授業を目の前で見ている「生き証人」のような方となっています。
「授業はライブだ!!!」をモットーとしている私です。K.S先生は、そのライブ授業を日本で一番目にしている先生なわけです。

目の前で子ども達が考えられない成長していくのを見ているわけですから、自然と「マインドマップ」の力を理解してくれますよね。

そこでそこで!
さすが私の信頼するK.S先生です!

ご自分の小学校4年生のお子様が作文に苦労している所に、マインドマップを活用させたそうです。それまでは本当に作文が苦手で苦手で苦しんでいたお子様が、なんとマインドマップを活用したとたん、コンクールで入賞してしまったそうなのです。

どうですか!!!
この効果!!!!

楽しいじゃないですか!



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視写スピードは6年生レベルな4年生

私の勤務校では教員の校内研究で「読解力向上」を目的とする指導法について学んでいます。その講師の先生は、江東区の国語教育を長きにわたって指導してこられた有名なS先生です。真剣な研究姿勢と指導性で私たち教員は徹底的に鍛えられています。

S先生の指導モデルの柱は、「視写」「音読」「一読総合法による読解」です。この指導法について私は大田区立徳持小学校の教員時代に、当時のT校長先生から指導していただき、授業で使ってきた経験があります。まだ20代の若手教師だった私は、校長先生にお願いして「若手授業勉強会」を毎週木曜日に開き、国語の授業法を教えていただいたわけです。


今回は、S先生指導モデルの「視写」ついての記事になります。

S先生が主催している研究会では、児童の視写スピードに基準を設けているそうです。分速で何文字書ければ望ましいレベルかという基準です。

低学年・・・分速20字
中学年・・・分速25字
高学年・・・分速30字

これがS先生から私たちに示された基準です。

数字で表すと明確だなと私は感じています。国語という教科はその専門性からどうしても曖昧なものを評価しなくてはならない場面がありますが、この視写力に関しては上記のような基準値を持っていれば、はっきりした「目標」ができます。小学校の6年間を通してくり返し視写に取り組んでいけば、かなりの能力が身につくはずです。

こうした能力が子どもたちの読解力を高めるという考えをS先生は体験的・検証的にお持ちなのです。


昨日、私の学級の子どもたちがどの程度の視写力がついているのかを確かめるために、400字づめ原稿用紙に目一杯、視写をしてもらいました。与えた時間は13分間。分速30字で書いていくと390字になりますから、400字原稿用紙を書き終われば高学年基準を上回ります。

「用意ドン」で書き始めた子どもたちは真剣そのもの。教室には鉛筆のコツコツ、サッサという音しか聞こえなくなくなりました。教室が集中力に包まれた状態です。国語の授業の始めに視写をさせるというS先生の指導法は、こうした集中力に「スイッチを入れる」働きがあると私も感じています。

13分間で、26人(2人欠席)の子どもたちの中で6人が余裕で書き終わりました。この6人には「自分の書き取る能力は高学年を超えるレベルだと思っていていいよ。」と伝えました。
中学年レベルは分速25字ですから、310字を書けていれば合格ラインです。ほとんどの子はこのレベルを超えていました。
放課後、隣のクラスの担任と話したところ、「私のクラスもけっこう書けます。」と言っていました。この成果については、国語の授業だけでない裏付けがあります。


「書く」ということに対して抵抗感をなくすために、4月当初よりA4サイズの用紙で「マイ新聞」を書くという取り組みを学年でしてきました。私のクラスでは、9月終盤のこの時点で、合計7000号という枚数を書いてきました。28人で7000号。一人平均250号です。これだけの数を書いてくれば、やはり書く能力は高まっていると判断することができると思います。


1組も2組も本当によく頑張っている4年生です。
私たち教員も子どもたちに負けないように、もっともっと指導法を学び、力を伸ばしてあげたいと思います。

「子どもたちが頑張れば先生も頑張る、先生が頑張れば、また子どもたちも頑張る」
そんな相乗効果が生まれるように、私たちの学年は進んでいこうと思います。

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「マインドマップ検定」のお知らせ

ブザン公認マインドマップ(R)フェローとして情報発信させていただきます。

10月24日(日)にマインドマップ検定が行われます。
検定サイトより情報が送られてきましたので、そのまま掲載させていただきます。

マインドマップをかけることはもちろん必要な検定ですが、その上で「記憶問題」と「整理問題」を解くことで、マインドマップの活用能力を高め、いろいろなことにマインドマップを使って課題解決していく能力を身につけていくことが目的の検定です。

皆さんもチャレンジしてみませんか。



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【マインドマップ検定のお知らせ】
開始からわずか1年間で、すでに1万名以上が受検
受検すると「マインドマップ検定ガイドブック」がもれなく貰える!
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マインドマップ検定開催のお知らせです。

今回、検定にお申込みいただいた方全員に、
もれなくマインドマップ検定ガイドブックを差し上げます。

2009年11月に始まったマインドマップ検定は、半年で10,000名を超える
多くの受検者の方々に受検頂き、静かに教育の世界に浸透し始めています。

マインドマップ検定は、マインドマップを使った「記憶力」と「整理力」
を問う、これからの時代に必要な自ら考え学ぶ力を、楽しみながら学ぶこと
ができる検定です。

マインドマップを日々ご愛用の皆さま、
個人のスキルアップに、親子での受検に、是非一度チャレンジください。


●マインドマップ検定開催概要
2010年第2回マインドマップ検定
対象級:4級~8級
日程:2010年10月24日(日)
場所:東京会場
検定料: 4級 3000円 5級 2500円  6~8級: 2000円
※申込締切日:10月6日(水)


●お申込み方法・お問い合せ
マインドマップ検定に関するお申込み方法、お問い合せなど詳細は、
下記サイトをご覧ください。

マインドマップ検定WEBサイト
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15th NEW EDUCATION EXPO2010

バレーボールの練習後、お台場にある「TFTビル」で開催中の『15th NEW EDUCATION EXPO2010』に行ってきました。

この催しは、学校・教育機関で活用するICT機器やデジタル教材を中心に、各企業がブースを作って紹介をしたり、各種セミナーを開催しているもので、日本の情報教育分野の最先端技術に触れることができます。

時間に余裕があれば、いろいろなセミナーにも参加して勉強したかったのですが、何しろ朝から夕方までバレーボールの練習試合を指導していたので、時間どころか心の余裕もなく、ざっとひと回り見て会場を後にしました。


私がモニターとなって、教室で活用している「液晶タブレット」という機材があります。その提供元の「㈱ワコム」さんも展示に参加しており、顔なじみの社員の皆様にもご挨拶させていただきました。


参加できなかったセミナーの講師の中には、J-KIDS大賞(全日本小学校ホームページ大賞)でおなじみの、千葉県印西市教育委員会・M本先生のお名前もありました。相変わらず日本のICT教育をリードしていらっしゃる姿に嬉しくなりました。



私的には、情報教育の面で、そろそろ教育委員会のお手伝いも始まる予定ですし、今回見てきた情報も何らかの形で区の教育に活かせたらいいなぁと、帰宅する車の中で考えました。
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課題は明確になった

なんという天候でしょう。いきなり20℃を下回る気温に驚くばかりです。

今日は1日、3チームでの練習試合をしていた辰巳ジャンプですが、体育館の中と外の気温差ったらありませんでした。扉を閉めて熱心にバレーボールをしている子どもたちの熱で、体育館内は温かで、プレーしている子どもたちは汗をたくさんかいていました。ところが外に出ると冷蔵庫のような寒さ。天気状況を確認すると20℃もない。これでは体調を崩してしまいますね。


さて、たっぷり12セットの練習試合をこなし、いろいろな課題がはっきりしてきました。やはり練習だけでは見えてこない修正ポイントが試合をすることで浮き彫りになります。うちのチーム、だいぶサーブ力もついてきましたので、そろそろいろんなチームとの対戦を経験させる段階に入ってきました。

東京新聞杯予選までの課題は「サーブレシーブ」です。
実践的な練習をくり返して、もう一歩進歩した姿で公式戦を迎えようと思います。
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【本の紹介】 海藤尊の新刊 「アリアドネの弾丸」

アリアドネの弾丸
海堂 尊
宝島社

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発刊されたばかりの海藤尊さんの本です。
今回もグッチ―先生(田口先生)と白鳥圭輔のコンビが事件に挑みます。
たった3日間の間に起こる出来事を400ページを超える本にしてしまう海藤氏の医療知識と発想力に毎度驚きます。
「バチスタ」から始まり、海藤氏の著書は全巻読ませていただいていますが、今回も「AI(オートプシー・イメージング)」が活躍しますね。

本はいつも持っていると、ふと空いた時間にすぐに開けますね。
皆さんも楽しい本をいつも手に持ち、すき間の時間を楽しみませんか。
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できる子はマインドマップでメモを取る!

先週の金曜日、江東区清掃局の方々に来ていただき、「ふれあい環境学習」という出前授業を行いました。

この授業の内容から紹介します。

(1)ゴミの分別方法を知る。

(2)自分たちの持ってきたゴミを分別作業する

(3)清掃車のしくみを知る

(4)清掃車を観察する

(5)5Rについてのビデオを視聴する

(6)5Rの説明を聞く

(7)質疑応答

こうして2時間の授業が行われるのが、江東区清掃局による「ふれあい環境学習」です。


ここで5Rの説明をしておきます。

よく「3R」ということは言われますね。
「リデュース」「リユース」「リサイクル」の3Rですね。
コマーシャルにもなっているので、最近では常識のひとつですね。

江東区清掃局の方からは、さらに二つのRを加えた「5R」を紹介していただきました。

(1)Refuse(リフューズ)止める⇒安くたって、不要なものは買わない、買物袋を持参する。

(2)Reduce(リデュース)減らす⇒買う量や使う量を減らす、必要分だけ買う。

(3)Reuse(リユース)再使用 ⇒洗ったりして、何度も使う。

(4)Repair(リペアー)修理する⇒壊れても修繕して使う。簡単に捨てない。

(5)Recycle(リサイクル)再利用⇒資源としてもう一度使う。分別をしよう。



さて、このような授業の流れの中でですね、私のクラスではなくて、隣のクラスの4年生がですね、学んだことをマインドマップでメモしていた姿があったわけです!

じっくり見せてもらいましたが、素晴らしい内容でした。
マインドマップフェローの私が、
「へぇ~! 4年生でもこんなにかけるんだなぁ!!!」
と、つぶやいてしまうほど、よくかけていました。

埼玉県熊谷市の中条中学校では、読売新聞の記者さんに出張授業に来てもらい、取材活動の体験学習をしたそうです。その際、生徒たちがマインドマップでメモを取っていく姿を見て、「こういう方法で取材をしていくのは本当に効果的だ」と高い評価をされたと聞いています。

今回の出前授業の際に、となりの組のT君やM君がかいた今回のメモは、中条中学校レベルと言ってもおかしくないくらいに優れたものでした。


マインドマップでメモを取ることの最大の利点は、キーワードだけで記録していっても、より多くの情報記憶を再現できる点にあると私は感じています。すべてを箇条書きの文でメモするよりも、短いキーワードをつなげておいた方が効果的なのです。


かく言う私も、講演会や研究授業の時には、マインドマップでメモを取っています。
その効果は十分に体感しているつもりです。

マインドマップフェローの私が指導していないのに、自分からマインドマップを活用できるようになっている二人の4年生に限りない可能性を感じてしまいます。


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練習試合・・・プラス思考の評価をすれば

久々の対外試合をした辰巳ジャンプです。
久々ということは、子どもたちにとっては困難なシチュエーションであり、失敗から学ぶ点がたくさん生まれる状況であったといえます。

今日はかなり厳しい指導をしました。
今後のためです。
公式戦(10月3連休)までに乗り越えなくてはならない課題を明らかにするためです。
そして、今後2年間の、見る人たちが心を躍らせるようなバレーボールをするためです。

背番号順にプラスポイントを書き残しておきます。

1番
唯一の6年生。よく考えてバレーボールをしていました。すべてにねらいを持ってプレーしていることがよく分かりました。だから私から、それほど強い口調で指導はしなかったはずです。頼りになる6年生に育ってきました。

2番
精神面の弱さを指導しました。
辰巳ジャンプは少ない練習試合をひとつひとつ大事にチーム作りをしていかなくてはなりません。楽しいだけでバレーボールが上達するなら、そんなに楽なことはありません。辰巳ジャンプは楽なことをしているチームではありません。自分の限界を打ち破る経験をたくさん積んでいくことを目的にしているチームです。
甘い考えを捨てなくてはなりません。

3番
ミスをしても強気でスパイクを打っていた行動は評価できます。
サーブも打てば打つほど強くなってきました。
これからも積極的なプレーをして、チームを引っ張っていくようにしてほしいです。

4番
セッターはミスなくプレーして当たり前の厳しいポジションです。それができると認めているからセッターにしているのです。といっても、セッターになってからまだ4か月もたっていません。そう考えると本当によくトスを上げているのです。どんどん上手になっています。
でも、セッターだから、褒めるわけにはいかないのです。
だから監督と心をひとつにして、チーム作りをしていってほしいのです。

5番
1,2セットはほとんどレシーブミス(12本)をしてしまい苦しみましたが、そこからの頑張りが素晴らしかったのです。今日1日で守備範囲が3メートルは広がりました。午後には「走れ!」と言われなくても、すべてのボールを走って拾おうとしていました。

6番
不思議とボールが来る場所に先回りしていることができていました。勘が良いのでしょう。
今まで練習を休むことが多かったので、レギュラーには入れられませんでしたが、今日のような動きができて、練習を休まない意欲を持てるならば、どんどん伸びていくことでしょう。

7番
下級生なので練習試合に来たことだけでも合格といえますが、バレーボールセンスが高いだけに、練習量・試合経験を積めば良い選手になれると思われます。
週に1度だけの練習しかでられないことが残念でなりません。

8番
2年生なのにチームのリーダーとなっています。
強気のレシーブ、大きな声を出してチームのリズムを作る、7月にはネットまで届かなかったサーブが、今では中衛まで飛ぶようになっている。
辰巳ジャンプ歴代最高キャプテンであり、関東各地のチームに「あの子はすごい!」と言わせた、今、大学1年生の「はーちゃん」が2年生の時よりも、すごい能力を発揮しています。

9番
入部して日も浅いのに、試合に出る意欲満々。サーブもそろそろ入るようになるでしょう。
練習を休まなければ、来年1月からのレギュラー確定です。



今日来た9名の評価を書きました。

辰巳ジャンプ関係者は参考にして下さい。


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じっくりたっぷり個人練習

くり返しになりますが、9月に入ってからの辰巳ジャンプっ子の成長は本当に著しいのです。安定感は全然ありません。ミスばかりします。それでも良いのです。1回1回の練習で確実に何かをものにしている吸収力が高いのです。

今日は私の勤務校の体育館をお借りして半日練習でした。辰巳の体育館とはちがって、結構広いフロアなので、いつもよりもノビノビ練習できます。コーディショントレーニングをはじめ、様々な動きを体験させることができましたし、天井の高さを生かした練習もできました。

今日の練習で最も伸びているんだなぁと感じさせたのがサーブカットです。
新しい知識として、「ABCカット」を教えることができました。この頃は「ABCキャッチ」とも言いますね。
「A」はセッターを動かすことのないカット。
「B」はセッターを動かしてしまうカット。
「C」は二段トスになってしまうカットのことです。

これまでの辰巳ジャンプでは、半数以上の子が「まずはボールを手に当てる」というレベルだったので、AもBもCもない。とにかく上げてくれが課題だったわけですが、いよいよ専門的な話をし、明確に意図を持ってプレーをしていく段階に入ってきました。

この段階に入れば、本当にバレーボールが面白くて面白くてしかたない状態になります。いろんな戦術も使えるようになってきますし、立体的、3D的な空間の使い方もできるようになってきます。


AKB48の新曲の中に、「ジャンジャンあふれるいとしさは」というフレーズがありますが、今のチームにあてはめると、この「ジャンジャンあふれる」という部分がピッタリきます。
“ジャンジャン伸びてく子どもたち
“ジャンジャンあふれる可能性”   ですわ



明日は練習試合。
点数ではなく、技術を上げるための1日。また試合勘をつけるための1日となります。

ひとりの子のバレーボールノートには、
「この2日間、広い体育館でバレーボールを“楽しんで”いこう」
と書かせてもらいました。

私も成長するジャンプっ子の姿を楽しみにしています。


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