13人全員バレーでモチベーションアップ

チーム史上最低の地区最下位で臨んだ第3支部交流大会。今日は勝敗を度外視して、チーム全員が試合を経験するための1日にしました。

1セット目は4年生チーム。2セット目は2,3年中心のチーム。3セット目まで行ったら再び4年生チームという三段構えで3試合を行いました。この取り組みは大成功でした。チーム全員に出番があるのでみんなやる気に満ちていましたし、自分が出るためにはセットを取ってくれないとダメなので、応援する姿勢もいつもよりも工夫をしていました。

今日集まった13人全員を出すというのは、監督としてはなかなか難しい課題でした。試合を経験させるという目的を達成するためには、ちょっとだけ出しても意味がありません。できれば1セットを通して出場することを全員が経験したい。そこで苦肉の策として考え出したのが、2セット目を「アンダー10チーム」に完全に任せるという方法でした。

これによって、4年生チームの方もいつもよりは頑張りがききましたね。2セット目は相手に取られることを想定して試合をしているので、1セット目は必ず取らないと自分たちの試合が終わってしまう。この条件設定の中で、4年生はよく成長できたと感じます。

アンダー10チームは、初めての試合出場でした。それゆえにモチベーションは最高潮でした。一生懸命に声を出して頑張る姿勢は下級生ならではの健気さが感じられ、雪が降って寒い体育館を心温めてくれるチームだったと思います。

このような無茶な取り組みにチャレンジしましたので、支部最下位になることも甘んじて受けようと思っていたのですが、子どもたちはよく頑張ってくれました。支部19位にはなってくれました。



ところで、この教育大会を通した個人成績をまとめてみました。
さらに辰巳ジャンプが最強だった現高校2年生の子たちが4年生だった時のデータと、その子たちが6年生になって支部大会2位になった時の支部決勝のデータと比べてみました。

【サーブ成功率】
2011年 86%
2004年 83%
2005年 79%

【サービスエース率】
2011年 24%
2004年 20%
2005年 16%

【スパイク決定率】
2011年 56%
2004年 75%
2005年 83%

【レシーブやトスのミス】
2011年 207回
2004年  42回


こう見てみると、サーブに関しては今のチームの方が良いようです。
大きな課題はスパイクの決定力です。2004年当時はサリナという辰巳ジャンプ史上最高の大エースがいました。さらに次の年には、今年の春高に出場したマユというエースアタッカーがいました。

こうして数字にしてみると、緊急の課題がスパイク力のアップと守備力アップにあると言えそうです。



それと同時に辰巳ジャンプはチームメンバーの拡大路線に入っています。
この2カ月でなんと10人を超える新入部員が入ってくれました。さらに拡大し、男子チームの復活も視野に入れています。

辰巳ジャンプの本体である女子Aチームの強化と、新しい部員の育成というふたつの課題を効果的に取り組み、「応援したくなるチーム」「小学生があこがれるチーム」を創り上げようと思います。


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