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減りつつある銭湯、何とか残せないものか

2014年04月28日 07時43分38秒 | 時事放談: 国内編

銭湯大好き人間としては、寂しい話です。

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東京の銭湯「半減」の危機…廃業検討45%(読売新聞) - goo ニュース

2014年4月25日(金)15:51

 東京都内の銭湯の半数近くが、都の調査に対し、「廃業を検討している」と回答したことがわかった。

 うち3分の1は5年以内に廃業する意向を示したという。利用者が年々減る一方、外国人観光客の人気は高く、2020年の東京五輪・パラリンピック でも“古き良き日本”を世界に発信する役割が期待されるだけに、都や業界団体は外国人向けのPR作戦を強化し、生き残りを図る。

 ◆観光ガイド効果◆

 外国人観光客でにぎわう浅草。その中心部で天然温泉を引く銭湯「蛇骨(じゃこつ)湯」も、外国人客の姿が途切れることがない。

 湯船につかったニュージーランドからの観光客マレー・ジェイコブズさん(70)は「温泉はニュージーランドにもあるけど、銭湯の雰囲気は格別。日本が好きになった」と笑顔で話した。

 元々外国人客が多い蛇骨湯だが、昨年9月の五輪開催決定後、海外の有名観光ガイドに掲載されてさらに増え、今では40人近くが訪れる日もある。入 浴券の販売機は日本語のほか英語、中国語、ハングルでも表記。店を切り盛りする室塚まるみさん(60)は「外国人のみなさんにも、日本の温泉の良さを味 わってほしい」と意気込む。

 ◆利用者4分の1◆

 とはいえ、銭湯のほとんどは、厳しい経営環境に置かれているのが実情だ。厚生労働省によると、1980年に全国で1万5696軒あった銭湯は、昨 年3月末時点で4804軒に減少。都内でも傾向は同じで、都によると、ピークの68年には2687軒を数えたが、今年3月末にはほぼ4分の1の699軒 に。1日の平均利用者数も、68年の530人が昨年は119人と4分の1程度に落ち込んでいる。

 都は昨秋、都内の647軒を対象にアンケートを実施。その結果、「転廃業の予定がある」「いずれは転廃業する」と答えたのは291軒(45%)に上り、うち約90軒は、東京五輪開催前の5年以内の廃業を検討していると回答した。

 1軒あたりの年間支出は燃料代など平均約2137万円で、収入を約68万円上回った。後継者についても6割超の銭湯が「いない」(未定を含む)と答え、都の担当者は「東京五輪までに現在の半数に減ってもおかしくない」と話す。

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でも、がんばっている銭湯もあるんです。

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都内の「デザイナーズ銭湯」5選(R25) - goo ニュース

2014 年4月22日(火)11:00

大人450円。これは、東京の銭湯入浴料だ。東京都公衆浴場業生活衛生協同業組合のホームページによると、都内の銭湯は昭和43年の2687軒をピークに 平成22年4月時点では約800軒まで減少しているとのこと。後継者不足や燃料費の高騰などで、厳しい状況が続いているのだ。しかし、生き残りをかけて工 夫をしている銭湯は多い。なかでも、最近、話題になっているのが「デザイナーズ銭湯」だ。

「デザイナーズ銭湯」とは、建築家がデザインして、外観や内装、浴室にこだわった銭湯のこと。古くからの銭湯をリニューアルしたものが多く、アーバンテイストのモダンデザインもあれば、昔ながらの雰囲気を生かしたレトロ調も存在し、そのデザインは様々である。

昭 和47年創業の老舗「千駄木ふくの湯」は、和モダンな雰囲気が魅力だ。入り口から番台・脱衣所までは木材を多用しており、温泉旅館のような雰囲気。レトロ な雰囲気を漂わせる照明と相まって、懐かしさを感じさせる。浴場に入ると目に飛び込むのは、立派な富士山のペンキ絵。また、男女の浴場を分ける板張りに は、それぞれに大黒様と弁天様が描かれている。1人で入れる壺湯も楽しみのひとつだ。

40年以上前から戸越で親しまれてきた「中の湯」 は、「懐かしくも新しい銭湯の姿」を目指して「戸越銀座温泉」の名でリニューアル。見所は、男女それぞれの浴場にまたがる富士山の絵。入浴しながら見られ るように浴槽の反対側に描かれている。片方は伝統ペンキ絵師、もう片方は現代美術作家が描くことで、「懐かしさと新しさ」を表現しているという。また、浴 場は上下階にわたっており、上階にある、光をたっぷりと取り込む半露天風呂もうれしい。

湊湯」は中央区にあるアーバンテイストな銭 湯。 黒漆喰を思わせる入り口は老舗料亭のような貫禄だ。木の温もりを感じさせるロビーを抜けると、LEDによって水滴が光る幻想的な回廊が出迎えてくれる。浴 場は、モダンな黒石タイプと温かみのある木目調タイプ。黒石タイプの浴場は、まるで洞窟のなかで湯に浸かっているような独特の雰囲気を味わえる。

品 川区の「天神湯」は「湊湯」の姉妹店。待合ロビーには、実際の水を使った滝の壁と坪庭を配置。モダンななかに和の雰囲気を醸し出す。浴場は2階だが、バリ アフリー設計やエレベーターの設置で、高齢者などに使いやすい配慮も。肝心の浴場は、様々な種類のタイルを使った高級感のある趣。間接照明を多用すること で、落ち着いた印象を受ける。

南青山 清水湯」は、100年以上の歴史を誇る超老舗。清潔感のある白を基調とした浴場のタイルは、女湯はスペイン製、男湯はイタリア製というこだわり。レイン シャワーには、世界のラグジュアリーホテルでも使われているドイツ・グローエ社製を採用。大口径から均質に湯が降りそそぎ、使い勝手も申し分ない。街の銭 湯というよりもスパのような贅沢さだ。

4月26日はよい風呂の日。昔ながらの銭湯のイメージしかないあなた。たまには、最新のデザイナーズ銭湯まで足をのばして、ゆっくり疲れをとってみてはどうだろうか。
(笹林司)
(R25編集部)

「旧鎌倉」唯一の銭湯 心も体もぽかぽか、住民「続けて」後押し(神奈川新聞) - goo ニュース

2014年4月18日(金)07:03

「旧鎌倉」唯一の銭湯 心も体もぽかぽか、住民「続けて」後押し
(神奈川新聞)

  県内有数の観光地である鎌倉市の旧鎌倉地区に、昔ながらの銭湯が唯一、残っている。「清水湯」(鎌倉市材木座)。家庭風呂の普及が進み、同業者は次々店 を畳んでいった。先代が死去し、一度は廃業を考えた。けれど「続けてほしい」という声に応え、これからも地域住民らの体を、心を温める。

 午後 3 時。「お待たせいたしました」と引き戸が開くと、外で待っていた10人ほどがのれんをくぐっていった。沸かしたての湯は45度弱。おなじみの黄色いおけ で、顔見知りの女性同士が背中を流し合う。男性たちの談笑が壁を越え、高い天井に響く。夏になれば海水浴帰りの親子連れでもにぎわう。

 創業は1955年2月。清水博士さん(54)の父庄次郎さんと母扶美恵さんが夫婦で構えた。博士さんも小学生のころから手伝った。ときに番台に座り、午後11時に店を閉めると男湯、女湯と洗った。

 「当時はモップなんてないから、たわしでね」。終わるのはいつも未明。冬、最後に開け放つ窓からの風が冷たかった。燃料を都市ガスに変えた99年ごろまでは毎週末、2トントラック2台分のまきを割った。

 小町、御成、長谷、腰越、大町…。旧鎌倉にかつて9軒はあったという。生活の一部だった銭湯には大人から子どもまで多くの客が訪れ、洗い場が空くのを待つ列ができるほど。だが客足は次第に遠のいた。一軒また一軒と店を閉め、ついに清水湯だけになった。

  庄次郎さんは2001年に死去。扶美恵さんも10年に亡くなった。残された妹みどりさん(52)、妻の光栄(みつえ)さん(51)だけでは、限界だった。 2週間ほど休業し、博士さんは廃業も考えた。だが「続けてほしい」との手紙が届いた。常連客たちからも、再開を望む声を掛けられた。

 今は火、木、土、日曜の週4日、午後9時までの営業だ。「今はこれがやっと」。会社勤めの博士さんは週末に、大学1年の長女めぐみさん(18)も日曜日に手伝う。「みんなが『ありがとう』と言って帰って行く。それが不思議で、とてもうれしい」とめぐみさん。

 同市長谷の女性(93)は週1回、バスを2本乗り継いで清水湯へ通う。「大きなお風呂に湯気がぽっぽと立って、とっても気分がいいの」。ここで知り合い、声を掛け合う友達も多いという。「体を洗うだけでなく、憩いの場にもなっている」と光栄さん。

 博士さんは、いずれ店を畳む日が来ることを覚悟している。だがその日まで、「あって良かった」と思われる銭湯を、家族で守っていく。◆経営者高齢化で減少県内

 家庭風呂の普及やスーパー銭湯の進出などに押されて、県内の銭湯は年々数を減らしている。

 県公衆浴場業生活衛生同業組合によると、県内の銭湯は4月現在で計193軒。最も多かった1962年には4倍超の808軒があった。2013年度には10軒、12年度には16軒が店を畳んだ

 70~80代の組合員が多いのが現状で、施設の老朽化も進む。だが設備改修には数千万円掛かるため、子どもに継がせず廃業するケースが少なくないという。

 鎌倉市は、65歳以上を対象に250円引きの200円で銭湯を利用できる「入浴助成券」を1人当たり年間72枚発行。だが10年度の市の事業仕分けで市民から「不要」と判定された。09年度約1760万円だった事業費は14年度、約1400万円に減額されている。

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ここで紹介されている6件のうち、戸越銀座温泉、南青山の清水湯、鎌倉の清水湯には行ったことがあります。3つとも立派な銭湯です。こんながんばっている銭湯もまだまだあります。機会を見つけて、出かけてみてください。


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