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英語はアメリカ国民にとって何なのだ?

2006年05月21日 10時58分05秒 | 時事放談: 海外編
アメリカ語が英語でなくなる日がくるとは思いませんが、なかなか複雑な国です。

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米、英語は国語か共通語か 揺れる移民国家 法案審議大詰め (産経新聞)

 【ワシントン=山本秀也】不法移民問題で揺れる米国で、移民法改正に関連し、英語の法的位置づけが新たな論議を呼んでいる。憲法をはじめ連邦法上では、位置づけが明示されていなかった英語を「国語」と明示する修正案と、緩やかな「共通・統一言語」とする修正案とがともに上院を通過したためで、法案審議が大詰めを迎える週明け、議論はさらに白熱しそうだ。

 米国では現在、州法のレベルで部分的に英語が公用語指定を受けている。実際には、増加の激しいヒスパニック系住民によってスペイン語が広く使われている。英語の地位を連邦法で規定することは、移民国家を出発点とする米国の価値観にかかわる問題だ。

 こうしたなか、上院では18日、共和党の議員が英語を「国語」として、新規の移民に対して習得を求める移民制度改革法案の修正案を提出。民主党のリベラル派は、スペイン語を母語とするヒスパニック系への差別につながるとして、英語は「共通・統一言語」の地位にとどめるとの対案を提出した。採決で一部議員が両方に賛成票を投じたため両案とも可決された。上院で週明けに採決される移民法案には両案が併記されることから、一本化に向けてさらに議論が高まりそうだ。

 これについて、ホワイトハウスのスノー報道官は19日、「米国民となる人が英語に習熟することは、ブッシュ大統領がまさに求めてきたことだ」と上院での法制化議論を歓迎。一方、ヒスパニック系のゴンザレス司法長官は「英語を法的に国語と規定する必要はない」と述べるなど、政権内も意見が割れている。

【2006/05/21 東京朝刊から】(05/21 08:55)

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国歌のスペイン語版ができたり、アメリカも大変です。こういう状態が続いて国家としての統一性が保てるのか。英語を国語だと法律で規定しようという動きは、そうした不安から生まれてきたのでしょう。

日本も移民を受け入れるようになれば、こうした議論に曝されることもありえます。注意深く見守って生きたい議論です。

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