【ワシントン時事】オバマ前米大統領が9月に予定しているニューヨーク・ウォール街での講演が波紋を広げている。報酬が40万ドル(約4500万円)に上り、ウォール街を「太った猫」と批判してきた大統領時代のイメージと懸け離れているためだ。

 米メディアによると、オバマ氏が出席するのは投資銀行キャンター・フィッツジェラルドが主催する医療関係の会議。昼食会で基調講演を行う。40万ドルは高額の講演料を批判されたクリントン元国務長官の約2倍で、大統領の年間の給料とほぼ同額だ。

 これに対し、ワシントン・ポスト紙は「民主党のウォール街批判は見せ掛けだと思われる危険がある」と指摘。同党リベラル派のウォーレン上院議員は「困惑している」と漏らし、サンダース上院議員も「人々がウォール街に不満を募らせている時に残念だ」と語った。

 トランプ大統領も28日、自身は庶民の味方だと言わんばかりに、民主党内の動揺を伝えるニュース記事をツイッターでリツイート。米メディアの間では、オバマ氏は契約再考を余儀なくされるかもしれないという見方も出ている。 

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辞任してから3か月も遊びほうけていたオバマ氏。金が必要なのでしょう。これから執筆するという(まあ、ゴーストライターが書くのでしょうが)回顧録は大統領としては史上最高額の契約を結んだというし、たった1時間程度の好演で40万ドルというのは、暴利です。金儲けには抜け目ない人物なのでしょう。

そういう人間に8年も大統領をさせたものですから、アメリカは大変です。あれこれ批判されていますが、オバマ氏と比べれば、トランプ氏のほうがはるかにましではないかとおもえます。少なくとも、トランプ氏はこういうアコギな儲け方はしません。

政治と金。どこの国でも問題です。