新書の紹介です。
手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで/みすず書房
手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで
2,808円(税込) 斉藤 道雄/著
272ページ みすず書房 (2016/2/20)
手話という少数言語。手話が存在することによって、聞こえない子――ろう児は、
ろう児として、そのままの自分で、聞こえる子とおなじように学び、遊び、よろこび、
悲しみ、育つことができる。日本語と対等の力をもつ手話という言語があるから、
聞こえないことは障害ではなく、むしろ少数派なのだといえる。
ろう教育の歴史、手話という言語が乗り越えてきた、そして今も向き合っている困難、
言語学からみる手話、人工内耳など近年の最新動向……ろう者・ろう児とその親、
教育者、日本手話の話者・通訳者、手話言語学の研究者など多方面へのインタビュー、
欧米の事例や研究成果、国内外の文献、そして何より「手話を生きる」子どもたちの
ことばをとおして、過去から未来へ現在進行形で変わりつつある手話の世界を描く。
(サイトより引用)
斉藤道雄
さいとう・みちお
1947年生まれ。ジャーナリスト。
TBSテレビ報道局の記者、ディレクター、プロデューサー、解説者として報道番組の取材、ドキュメンタリー番組の制作に従事。
先端医療、生命倫理、マイノリティ、精神障害、ろう教育などをテーマとしてきた。
2008年から5年間、明晴学園の校長、現在は理事長を務める。
学校法人 明晴学園 http://meiseigakuen.ed.jp/index.html
「手話を生きる」・・・耳が聞こえない子どもたちがどのように手話で生き生きとしているのだろうか? 読んでみたいですね。