発売日:2018/09/13
出版社: 北大路書房
サイズ:19cm/493p
本体2700円+税
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脇中 起余子 (わきなか・きよこ) (著)
龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。新生児の時に薬の副作用で失聴。京都府立聾学校教諭を務めたあと、筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部・准教授。担当授業科目: 日本語表現法A、日本語表現法B、修学基礎A; 現在の専門分野: 聴覚障害教育(言語発達、教科指導) 。著書に「「9歳の壁」を越えるために」など。
内容紹介
ろう教育界は、昔から口話法と手話法の間でめまぐるしく揺れ動いてきた。近年でも、口話併用を認めるか否かに関する「手話-手話論争」が激化した。「手話の万能視」は,ある種の人々を救う一方で,ある種の人々を苦しめる。本書は,フィクションという表現様式を通して,コミュニケーション論争の軋みをつぶさに描き出す。