JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「殺しのゲーム」

2016-12-15 | 映画(DVD)
「妄執・異形の人々 文芸篇」

「殺しのゲーム」1973年 円谷プロダクション=フジテレビ 監督:長谷部安春 原作:西村京太郎 16mm

円谷英二監修の怪奇ドラマ「恐怖劇場アンバランス」の一本。末期がんの中年サラリーマンの元に、やはり余命いくばくもないという男が訪れ、互いを殺し合うゲームを提案するが・・・。断ったはずなのに、次々にアクシデントに見舞われるサラリーマン。しかし結末は思わぬ形で訪れる。不気味な男役の田中春男の存在感が光る、不条理ミステリー・ドラマ。

3月にBlu-rayBoxが発売となった円谷の「恐怖劇場アンバランス」
この番組は深夜だった事もありあまり観てない。再放送頻度とかも少なかったのかな。目に触れる機会が少ない。
どれだか解らないけれど1本トラウマ的作品があるはずなんだが・・・
ホスト役が青島幸男というのも人を食ってる感ある。



本作は長谷部安春監督作だけに見逃せない。
荒削りで乱暴なカメラワークにゾワゾワする。

シブくていい男、岡田英二と不気味な田中春男の競演に加えて登場する春川ますみの美貌がやっぱりエロくて良い。
オールドミスの看護婦役をやらせたらこの方の右に出るものは無いでしょう。
ヌードダンサー出でグラマー女優だが着衣のバストにもう少しメリハリがあれば言う事無し。

物語は不条理展開ではあるけれど、岡田英二が警察に相談するあたりなど、既に心痛めてるのか、お間抜けで話がかみ合わない様が滑稽。

冨田勲の「展覧会の絵」劇伴が大仰で可笑しい。

謎を含みながら終えるラストは西村京太郎作だけの事はある。
しかし、岡田英二が衝動的に銃爪を引くのはいくらか強引では?



シネマヴェーラ渋谷

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