この文庫本は昨年の春、書店で見つけたのですが、もう完全に春になっていましたので見送り来年(つまり今年)の早春に読んでみようと思っていました。
しかし、またすっかり失念していて今年も4月の中旬になってしまいました。
大野八生によるカバー装丁がとても春らしくて気に入ってしまったのでした。
自然科学という分野の本は普段あまりお付き合いが無い私も、学校で自然科学系の絵本ばかり借りてくるHero-Nに触発されて読んでみようかという気になります。「昆虫にとってコンビニとは何か」も面白かったし、日高先生のエッセイですから・・・
やはりエッセイストとして文章がとても読みやすく良いです。自然科学に不案内でも読んでいくと好奇心がどんどん膨らんでいく。
昼の蛾や夜の蝶の話やら、セミの泣き方、概念時計、そして春の数えかた・・・
普段街を歩いていてもとてもせわしなく歩いているか、何かくだらない事に思いを巡らして歩いているので、季節を感じたりのんびりとした温かな気持ちになかなかなれない。そういう気持ちになりたい時はわざわざ休日に近所の自然観察公園などに散歩に行き、春を探してみたりする。わざわざ目的を持って発見するより、ふと歩いている時に発見できるほうがとても豊かな気持ちになれて憧れるのだけど・・・
物事を見たりしても疑問の持ち方、物の見方が随分違う。そのような自然科学の視点、視線をエッセイを読む事により疑似体験できる寸法だ。
そんな中、日高先生は突如として日本スリッパ論、西洋シャワー論を語ってくれるのも面白い。
タイトルは「春の数えかた」だけれど季節を選ばない読物。季節商品のようなタイトルは一見損しているようだけど、確実に春に売れ行きが伸びるであろうからそれも戦略として正解。くどいようだが何たってカバー装丁がとても素敵。
解説の椎名誠氏は単行本の方との出会いを「なんという上品で綺麗な本なのだろう」と評してる。単行本の方はお目にかかった事が無いので今度探してみよう。
しかし、またすっかり失念していて今年も4月の中旬になってしまいました。
大野八生によるカバー装丁がとても春らしくて気に入ってしまったのでした。
自然科学という分野の本は普段あまりお付き合いが無い私も、学校で自然科学系の絵本ばかり借りてくるHero-Nに触発されて読んでみようかという気になります。「昆虫にとってコンビニとは何か」も面白かったし、日高先生のエッセイですから・・・
やはりエッセイストとして文章がとても読みやすく良いです。自然科学に不案内でも読んでいくと好奇心がどんどん膨らんでいく。
昼の蛾や夜の蝶の話やら、セミの泣き方、概念時計、そして春の数えかた・・・
普段街を歩いていてもとてもせわしなく歩いているか、何かくだらない事に思いを巡らして歩いているので、季節を感じたりのんびりとした温かな気持ちになかなかなれない。そういう気持ちになりたい時はわざわざ休日に近所の自然観察公園などに散歩に行き、春を探してみたりする。わざわざ目的を持って発見するより、ふと歩いている時に発見できるほうがとても豊かな気持ちになれて憧れるのだけど・・・
物事を見たりしても疑問の持ち方、物の見方が随分違う。そのような自然科学の視点、視線をエッセイを読む事により疑似体験できる寸法だ。
そんな中、日高先生は突如として日本スリッパ論、西洋シャワー論を語ってくれるのも面白い。
タイトルは「春の数えかた」だけれど季節を選ばない読物。季節商品のようなタイトルは一見損しているようだけど、確実に春に売れ行きが伸びるであろうからそれも戦略として正解。くどいようだが何たってカバー装丁がとても素敵。
解説の椎名誠氏は単行本の方との出会いを「なんという上品で綺麗な本なのだろう」と評してる。単行本の方はお目にかかった事が無いので今度探してみよう。
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