JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「踊子」

2016-12-30 | 映画(DVD)
「没後五十年メモリアル 孤高の天才・清水宏」

特別上映
「踊子」1957年 大映 監督:清水宏

浅草レビューの踊子と楽士夫婦の元に、踊子の妹が転がり込む。やがて妹は出産、姉は旦那の子かもしれない赤ん坊を育て・・・。男たちを次々と篭絡する小悪魔の妹役に京マチ子、夫婦を演じる淡島千景と船越英二と、豪華スター共演による風俗劇。

4月観賞分

今年も淡島千景様の佳品に巡り会えたのは嬉しい限りでございます。
本作は踊子姿も披露いただきましたが、基本的には旦那までも寝とってしまう奔放な小悪魔妹(京マチ子)を憎めずに愛する健気なお姉さん。
物干し場での船越英二とのシーンが印象深いのです。



京マチ子も小悪魔っぷりが凄まじい。悪い女ですが憎めない。

なんだかんだがあってついには赤子の元を離れお妾さんとしてお旦の元に。
暫し、時が経ち、淡島千景と船越英二夫妻は田舎にこもって保育園を始める。元楽士のオルガンに合わせてお遊戯をする子供たち。
そこに、やはりお妾としての辛抱もそこそこ京マチ子が訪ねてくる。少しは反省しているのか手には子供のプレゼントのお人形さん。
京マチ子の子供はお遊戯をしているのかと思いきや、オルガンの脇の乳母車の中、まだ赤子やん。
性悪女が平穏に治まっていた期間なんてそんなもんなんですね。素晴らしい!



シネマヴェーラ渋谷

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