JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ズヴェニーゴラ」

2012-09-13 | 映画(DVD)
「ズヴェニーゴラ」1927年 ロシア 監督:アレクサンドル・ドヴジェンコ
Звенигора

祖父から宝の山の伝説を聞いた二人の兄弟。兄は一攫千金を夢見て行った外国で自殺ショーをし、弟は徴兵され革命運動に身を投じる。ウクライナ千年の歴史を、多様なスタイルを縦横に駆使して描く。ウクライナの映像詩人ドヴジェンコの才能が開花した出世作。

2年前に半睡状態で鑑賞した時、是非ともリベンジして、またしても爆睡してみたいと思った作品。
どうせ、眠ってしまうのは解っていながら、今回はピアノ伴奏付きという事もあり・・・。

アテネフランセなどでは「ズヴェニゴーラ」と表記していたが、今回のフィルムセンターでは「ズヴェニーゴラ」
主催者側を尊重して「ズヴェニーゴラ」で。

ウクライナの歴史ですからね、剣を振るうシーンも出ますが、ウクライナ剣術(新小岩開眼)ではありません。

そして、今回も予定通り睡眠。必至に目をこするが空しい抵抗。
ピアノ伴奏は子守唄としてしか機能せず・・・

前回よりは少し、見た部分は増えたと思います・・・。
前回、自殺演説シーンの魅力に惹きつけられたわけですが、やはり本作の肝はここにあるようです。
今やピストル自殺が眼前で起きると、興奮する観客。
抑えきれない興奮を自分の腕に噛みついて堪えるご婦人。
自殺が行われない事を知ると地団太踏んでブーイング。

徴兵された弟が銃殺されそうになる場面もありましたが、この演説シーンほどの力は感じません。

他では、工場の描写が印象的。
なんの競技なのか、男女アスリートが行進するシーンも解らないながら、良さげでした。

ウクライナ千年の歴史。おとぎ話から抒情詩、叙事詩、といったあたりについて信頼のおける先生、どなたか解説してください。

ズヴェニゴーラ

ピアノ伴奏:神崎えり
京橋 フィルムセンター

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