JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ズヴェニゴーラ」

2010-09-07 | 映画(DVD)
「ジガ・ヴェルトフとロシア・アヴァンギャルド映画」

「ズヴェニゴーラ」1928年 ロシア 監督:アレクサンドル・ドヴジェンコ
原題:Звенигора

宝が隠された山ズヴェニゴラの伝説を伝える老人と、革命派と反革命派に分かれた二人の息子をめぐる物語。ウクライナ千年の歴史を縦断し、おとぎ話から抒情詩、叙事詩、歴史、記録、諷刺まで幅広いジャンル、スタイルを横断する実験的作品。監督はウクライナのアヴァンギャルド運動の中心で活動し、独自の世界を築き上げた。

非常に見たかった映画。でも見に行けば絶対眠っちゃうだろうなという確信があった。(?)
案の定だ。熱中症が気になるほどの猛暑の中歩いてきて冷房の入ったシートに座る。開始15分と持たない。
こんな事ならお家で履正社対天理を見てれば良かったと・・・

何度も目覚め、がんばるのだがまたすぐ眠る。

起きていても意味わかりそうもないのにこれでは・・・
アヴァンギャルドの無声映画のですからね。

後半になって意識を持ち直す。
劇場の舞台で狂言自殺を宣言した男。大勢の観客が今か今かと嬉しそうに見詰める。実行されないと知り落胆。以降は解らないまま画面にひきこまれ・・・
これは、なんとも凄い力を持った映像じゃないですか。

ウトウト断片的にみていたほとんどの部分だって、ウクライナ千年の歴史を縦断し、おとぎ話から抒情詩、叙事詩、歴史、記録、諷刺まで幅広いジャンル、スタイルを横断するスケールは実感できるムチャクチャさ。

これ、DVDは出てないんですかね。

アテネフランセではかなり頻繁に上映されているようなので、是非リベンジしたい作品。
そしてリベンジに行っても、またまた睡魔に返り討ちにあう自信が私にはある。

水道橋 アテネフランセ文化センター

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