生駒のアラ還の独り言

医療業界のあることないことを独断と偏見で綴る

医師会の無反省と横柄

2010-04-14 16:34:44 | 日記

 医師会の無反省と開き直りの横柄さには目に余るものがあります。日本医師会自身もその存続に関して苦境に立たされています。もしかして断末魔の叫びかもしれません。
 市長から医師会に対し、生駒市病院事業推進委員会委員の推薦を依頼したにもかかわらず、医師会は2度に亘って推薦を拒んできました。屁理屈にも値しない屁理屈で拒否してきました。さらに最悪なのは、そんな屁理屈を信じて疑わない市議会議員が多数派を占めているという現実です。医師会といい市議会議員といい、どこまでお粗末なのか。ここまで厚顔無恥に開き直れる医師会と議員に、今では尊敬の念さえ覚えてしまう始末です。
 医師会にお願いしたいことは以下の通りです。
・委員会において絶対的拒否権を与えられた医師会委員は、だからこそ謙虚であるべきこと(委員会開催前に御託を並べるのではなく、主張すべきは委員会の場で主張することです。謙虚で真摯な態度で前向きの意見なら、他の委員も耳を傾けるでしょうし、結果として答申にも盛り込まれるはずです)
・屁理屈や手続上の不満を述べるのではなく、市民のための素晴らしい病院を如何に作るのか、そのための知恵を医師会として真摯に提示して欲しいこと(医師会代表委員は、小児科医2名では不足という主張を繰り返してきたが、不足=ダメ というのではなく、それを解決するための具体策を提案して頂きたい)
・市立病院と既存医療機関との競合も一部予想されるが、恩恵を受ける方が多いと思われる。よって、一部分の利害対立を全体の利害対立に置き換えるような議論はやめて頂きたいこと(少なくとも、私の知っている数人の開業医は、市民病院開設には賛成でした)
・救急や産科・小児科を中心とした地域医療「崩壊」の責任の一端は、医師会の無為無策にあるのだという謙虚な反省を先ず行って欲しいこと(他人事のように白々しく発言するのはやめてほしい。そこを議論のスタート台にしないと議論がかみ合ってこない。今までの推進委員会の議事録を見てもそんな感じです)
 
 山下市長は、4月16日(金)を最終回答期限とし、これ以上の譲歩は一切しないとの決意を医師会に伝えました。市長の不退転の決意が読み取れます。
これを受けた4月16日の医師会側の態度が注目されます。