生駒のアラ還の独り言

医療業界のあることないことを独断と偏見で綴る

医師会の合意なくして地域医療行政は成り立たないのか

2010-03-01 23:27:17 | 日記

 いつも医師会というものに対してのアンチテーゼばかりですが、今日も同じ話になります。
 そもそも医師会という存在と地域医療行政との関係はどんなものなのでしょうか。
検診とかを予防注射等を中心に行政が医師会に”おんぶに抱っこ”の丸投げ行政を行ってきた今までの経緯があります。それはお互いにメリットがあった故のことだと善意に解釈しています。行政の手抜きや丸投げも事実ですが、それにしても現在の医師会サイドの傲慢さは目に余るものになっています。
つまり、今や医師会抜きでの地方医療行政は成り立たなくなっており、医師会に首根っこを抑えられている状態です。でも医師会抜きで地方医療行政は本当に成り立たないのでしょうか。本来やるべき地方医療行政が医師会という一団体に右往左往する事態が正常と言えるでしょうか。独禁法にも抵触する話で、私はとんでもないことだと思っています。
 地方行政もそろそろ医師会という業界団体から一線を画す もしくは決別の方向に進むべき時期にきているのではないかと考えています。特定の業界が地方行政の裁量を決定的に阻む権限を持ってしまうということは、実態的にも法的にも余りにも逸脱していると思うからです。
 私は医師の見識や存在価値を否定しているわけでは決してありません。しかし、医師会という組織になった途端に個々の医師の意思が変な形で総和され、ひいては地方医療行政に決定的な打撃を与える医師会という存在を批判乃至否定しているのです。
 生駒市においても、そろそろ医師会との決別を決断してもよいのではないでしょうか。一時的にはハレーションは起きるでしょうが、結果的にはソフトランディングすると考えています。医師会は別にして、生駒市の個々の開業医さんは市民病院開設には決して反対していません。
 いずれにしろ誰が元凶とは言いませんが、ここまで来てしまった医療崩壊ですから、地域医療行政も医師会の意向とかは関係なくガラガラポンでゼロからスタートすればよいと正直思っています。

 疲れました、今日はここまでです。