室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

”マサヨシ君”登場

2007-08-31 12:22:49 | Weblog
昨日は、西荻窪のミントンハウスで月一の阿部寛トリオのライブを聴きに行きました。ゲストはコルネット奏者の下間哲さん。阿部寛、小林真人と三人で演奏するのが嬉しくてしょうがない、という笑顔で、見ている方も嬉しくなります。特に、下間さんの歌は、さらっとしていながら、独特の世界を持っていて、心地よく、愉しい気分に乗せられます。

阿部&小林コンビは、いつもどおり絶妙のコンビネーションで、イントロからエンディングに至るまで、何の打ち合わせもなしで、コードといい、リズムといい、アイデアが瞬時に共有できるマジックを聴かせていました。

いつも私が演奏する時間を持たせて下さるのですが、昨日は何か今までやっていない事を・・と考えて、ガーシュインの”サマータイム”の譜面を作って持って行きました。文字通り、夏のうちに、遅くとも9月の秋分の日よりは前にやらないと・・と思って、3日位前から譜面作りを始めて、でも、結局出掛ける直前までかかってやりました。「ジャズプレイヤーは”譜面”が苦手」と言いながらも、皆さん、一生懸命取り組んで下さり、その”心意気”が嬉しかったです。
 一緒に行った高校時代からの友達(正確には子供の為の音楽教室時代からの友人)も、始めてのトラッドジャズを愉しんでくれたようでした。

よかった、よかった、と帰ってきたら・・2階のトイレにまた・・アニエス君?
「死んだはずだよ、おとみさん~」ならぬ、アニエス君のはずはなく、でもそっくりで、ややこぶりのヤモリ様が、トイレ内テーブルを挟んで固定している扇風機の、羽カバーにしがみついていました。先週も、ミントンから帰った夜に遭遇した記憶がよみがえります。「あ~あ、またかあ~」悪態をつきたい気持ちと、実は「また来ちゃったのね・・」と、歓迎しなくもない気持ちと両方あるのが、自分でも理解できない不思議な気持ち。ベッドの上は勘弁してほしいけど、トイレの扇風機なら、まあ許すか・・

実は、今回は、遭遇する前から名前が決まっていました。”マサヨシ君”です。
今週の火曜日の田部雅美バンドの練習後、いつものようにお茶をしに行った時に”アニエス君”の話をしたら、田部さんが「ヤモリに好かれて、そのうちイクミさんはヤモリと結婚したそうです、なんて云われたりして、ハハハハハ・・」なんて笑うので「今度ヤモリが出たら、”マサヨシ君”って名前つけちゃうから!」と与太話をしていたのです。
 田部さんは、ジャズ・ギター、テニス、自転車、絵画、家具作り・・など多趣味の才人で、本職は静止画、動画、両方の売れっ子カメラマンですが、お茶目で、かわいい性格です。

トイレの扇風機の羽根カバーの裏で、隠れたつもりになっている”マサヨシ君”。茶目っ気が似ている・・かも。