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室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

十月の蚊

2010-10-07 10:58:01 | Weblog
9月中から住み着き、今日まで生き延びている ”蚊” です。


             


オレンジ色の屋根を背景に、黒い点が付いているのが、それです。判りづらいなー。昨日、『チーコ』と名付けました。


まいんち、よくぞヒトのことを刺してくれました。ゆうべは、また足のウラをやられました。


             


少し気温の低い日はジッとして、あまり活動しないでいるみたいで、居なくなったのかなと思ったらまた刺された・・というのを、おそらく9/28頃からは続けていたと思います。

小さめなので、耳元で羽音が聞こえても姿は見えず、たまに見えて追いかけてもすり抜けられ、なかなか退治できません。

それが、出窓でガラスと網戸の間に挟まっています。


     

フフフ・・、囚われの身なのだよ、チーコ。



それにしても、昨日リハーサルで伺った横浜市南区では、蝉が鳴いていました。

今日も夏雲がぽっかり浮かんでいるし、まだ夏が終わっていない・・?

やっぱし・・、《温暖化》?



昨日のノーベル賞発表で、日本人が2人も化学賞を受賞して、日本中が喜んでいるけれど、ノーベル賞はいつもいずれも20~30年前の功績を讃えるもの。今から20年後に「あなたは地球を温暖化から救い出しました」と表彰される科学者が、登場するのでしょうか?












伝説の巨匠たちのCD

2010-10-05 02:37:33 | Weblog
八月に見た《Cafe De Los Maestros》のCDをやっと入手しました。

 
             


初めにヤマハへ行って調べてもらったら「発売元の系列が違うので、ウチでは取り扱えません」と言われ、Amazon で調べたりしてから、結局タワーレコードに電話して、在庫がたまたま有って、取り置きしておいてもらって買いに行きました。


映画はこれです。      


《アルゼンチンタンゴ、伝説の巨匠たち》

1910-30年代生まれの巨匠たちを集合させて、録音を録る場面をインタビューを交えて撮影し、それからコロン劇場でのコンサート本番の、巨匠たちの華々しいシーンも撮影して映画にする、確かに《ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ》方式でした。

これを見て、断片でなく、演奏を完全な形でまとめて聴きたくなりました。


CDは2枚組。すばらしいです!
バンドネオン、ギター、ピアノ、バイオリン、シンガー達・・、綺羅星の如き巨匠たち。皆さん70代80代の演奏で、技術的な衰えが無く、情感は一層豊かでゾクゾクさせられます。アレンジも素晴らしい! ホンモノ中のホンモノ。

《ホンモノ》は、根っ子が生えていて、絶えず最高の高みを求め続けて来た蓄積の上にある、とつくづく思いました。
私も、70代80代になっても演奏していたい・・、そう切に思います。






天高く誰もが肥ゆる秋

2010-10-04 11:45:44 | Weblog
秋雨前線の切れ間。晴れていれば空は美しい。


             



先週末は、東京室内管弦楽団のお仕事で、群馬の前橋に行きました。

本番前日のリハーサル風景。

      踊る指揮者?

   



午後の本番なので、集合は早朝です。まだ暗いうちに起きて前橋へ。


立派なホール。  外には立て看板。  この日の衣装。

     


ゲストお二人、指揮者も含めて『ザ・イケメントリオ・コンサート』

二千人の会場。超満員ではありませんでしたが、瞳にハートマークを浮かべた熟女のお客様の熱気がムンムンのコンサートとなりました。

ウチの指揮者も、2大イケメンスターに引けを取ることなく、3人でトークを進めるMC役も板についてきました。


本番前、ゲネプロ風景。

    

小さくて見えにくいですが、左が溝口肇さんの時。右が秋川雅史さんの時。


お二人とも、楽屋に差し入れのお心遣いを頂いて、女性楽屋はおおいに盛り上がりました。








秋雨前線でボーッと思案

2010-09-30 21:51:46 | Weblog
雨降りで寒いくらいですが、お天気が良かった日に居候となったモスキート君。何日も栄養を提供しており、今日はついにほっぺたから献血してしまいました。あ~、かゆい・・。

前も玄関でサンダルを脱いだ瞬間に足の裏を刺され、友人に「そんなドジな話信じられない」と言われましたが、頬を刺されるのも、ボーッとしてるとしか言いようがない。

同じようにボーッとしている間に、領土を横取りされそうになっている。
元々、琉球の人々が居たのが無人になったまま放っていて、中国や台湾に領土権を主張されてからも右翼団体が対抗して活動していた程度で、政府はボーッとしていた。

がめつく抜け目ない国々と違って、日本はおっとりと控え目な態度が基本形。
日本では1977年に排他的経済水域が設定されて、やっと領海を意識するようになったようです。

今回の政府の対応に対して「弱腰」と批判する声が大きいけれど、どうなんだろー?
中国と同様の攻撃性をもった反応をしていたら、どーだったろう?

同じ土俵に立たずにかわす事で、直接の衝突を避ける、のが日本政府のやり方。
「負けるが勝ち」という言葉もある。

時として緊張が高まる事があるけれど、じれる事なく、簡単に解決するものではない、というスタンスでいるしかないんじゃないのかな? たしか、鄧小平氏だったか「こういう難しい問題は我々でなく、後の時代が解決するでしょう」と言ったんじゃなかったかな? 中国だって、こんな『北朝鮮方式』やっていたら、後の時代に恥を残すことくらい分かるでしょう。

無理に解決するより、微妙な線をなんとかキープしているうちに、100世紀後にはハワイは日本に到達し、56億7000万年経つと弥勒菩薩が現れ、そうしている間に、100億年後には、お隣のアンドロメダ銀河と我々の銀河は衝突するんだっけ?





















夏と秋の狭間

2010-09-23 18:21:17 | Weblog
昨日は、暑かった。

ロサンゼルス在住の従兄弟が一時帰国。

新橋駅で待ち合わせ、一年ぶりに会った。
ビジネスマンでごった返す時間を少しずらして、検索しておいた『初島』というカウンターのみの飲み屋のランチに行った。新鮮なお刺身四切れ、焼き魚、煮魚を半分こずつ、香の物、大きめのお茶碗に白米、おみおつけ・・、どれも誠意のこもった美味しさで、満足の¥950。

銀座方面へ。アメリカで合唱団や声楽アンサンブルで歌っている従兄弟は、日本やや古めのポップスを三声部にした楽譜が欲しいというので、ヤマハへ行くことにする。が、暑くて、博品館でしばらく涼む。

そしてリニューアルして以来初めて、ヤマハ銀座店に行った。1階のエントランスは、インフォーメイションと、キーボードの展示程度でがらんとしている。4丁目の山野楽器みたいに、登りエスカレーターで上の階へ進む設計になった。

従兄弟の希望に合った楽譜と、私はシベリウスのオケ・スコアを購入。

鳩居堂を少し覗いてから、やはり最近リニューアルして話題になった三越銀座店に入った。暑いので少し歩くと、すぐエアコンの効いている建物内に入りたくなる。

料理好きの従兄弟に付き合ってデパ地下をぐるぐる廻ったけれど、結局何も買わなかった。

それから、神保町に移動して、行ってみたかったレコード喫茶へ。

白山通りを逆方向に歩いてしまい、かなり遠回りになってしまったが、辿り着いた。


             

ウナギの寝床のように奥へ細い通路があるお店。突き当たりに、人が何人も入れそうな巨大なスピーカーが対になって置かれてある。決してうるさい音量でなく、心地よい自然なサウンドに包まれる。


             


壁はカウンターになっており、好きな資料を手にとって見られる、ちょっとしたライブラリーの雰囲気。もちろん、CDやLP、 DVD 等を輸入販売している。

趣味で開いているようなお店だが、夜は曜日によって音楽のジャンルを分けてお客さんを集めており、10月からLIVEを始める予定だそうだ。なかなか変わった空間だった。



そして、今日、秋分の日は朝から雨。ぐんと気温が下がってハッキリと季節が変わった感じ。
都内に仕事に行ったけれど、夕方になると、シルクの長袖のカーディガンを羽織っても涼しかった。

先週の滝野川会館でのコンサートからあっという間に一週間が過ぎた。
本格的に、秋のシリーズの準備をしなくちゃなー。




DVD

2010-09-21 22:23:56 | Weblog
ローリング20's JAZZ オーケストラ『カジュアル・コンサート』を撮影して下さった方から、DVDが届きました。


             


DVDデッキが無いので、パソコンで見るしか・・あと、車で見られるかー。運転中は無理なので、とりあえずMAC でですが、見させて頂きました。

お客様からどういう風に見えていたのか、聞こえていたのか、大変参考になります。

      
             

MC の阿部さん。選曲の主旨を専門的な(マニアックな)視点から解説しながらも、よく受けていました。


             

バイオリンも入るコンボ演奏。Farewell Blues  


             

ストリングスと”輝いている方々” を中心とした編成。Memories Of You
    

             

             全員による熱演。  


  

             全員が立ってご挨拶。


  
 
  ありがとうございました。      名残惜しげな阿部さん。



ところで、昨日は、リーダー阿部寛、プロデューサー河野肇、雑用係中山育美、の後始末・三者ミーティングで、三者のほぼ真ん中と思われる武蔵小杉に集合しました。

最終的な収支報告がまだされておらず(じゃあ、何のために集まったんだ?)演奏、運営についての反省会となりました。

私がご案内を出して来て下さったお客様の中から聞こえてきた”貴重なご意見” について披露すると、「カジュアル・コンサートなんだから、色々規制することは出来ないなー」と、二人とも大変寛大そうにおっしゃいます。

普通なかなか苦言とも言える事はおっしゃって頂けないものなのに、何でもお気づきの点があれば・・とお願いしておっしゃって頂いた事を、一応シミュレーションくらいしてみてもいいのに、果ては「改善しなきゃ嫌だって言うんなら、そんな○×△◆・・」と暴言まで飛び出し、紛糾ました。

しかし、今後、より魅力ある団体となる為に、エンターテイメント性を高めるには、「演奏していた楽器を置いて、女声三部コーラスとかやらなきゃなあ。」誰がやるんですかい? 「そりゃー、あなたはやらなきゃねー」


夢を語り合うのは愉しいんですが、なんか、いきなり木に登るブタにされるんでしょうか?






阿部寛とローリング20's Jazz オーケストラ・本番

2010-09-17 22:39:29 | Weblog
1920~30 年代のアメリカを一世風靡した、古いジャズ・オーケストラのスタイルを私たちなりに再現しようという、『カジュアル・コンサート』と銘打った自主公演のコンサート。昨日でした。

             

セッティングを終えて、何やら指示を出すリーダー阿部寛。最前列上手(かみて)のリード・セクション席。アルト・サックス、テナー・サックス、クラリネット、バス・クラリネットのほか、フルート、Cメロ・サックスまで並びます。

             

下手(しもて)にはハープ、ストリングス・セクション席。奥に打楽器群。ディーガンのビブラフォン、チャイム、小太鼓、大太鼓など時代的サウンドに欠かせないヴィンテージ・コレクションが並びます。


ゲネプロ(本番直前練習)の時でないと正面からは撮れないので・・。

   

フル編成のほか、色んな編成の曲があります。


黙々と縁の下の力持ちになってくれた指揮者・新井義輝さん。

             


本番30分前(もう少し早かったかも)開場。客席の雰囲気もまずまずです。

             


ところが、舞台裏では実は・・。

本人も本番を大変楽しみにしている事をブログでも表明していたベースの小林真人さん、ご家族が倒れられたという連絡があり、ゲネプロ後に急遽降板。今回、主にチューバで参加の加藤人さんに後を託されました。さぞかし残念で後ろ髪を引かれる想いだった事と思いますが、加藤人さんはピンチに立ち向かうファイターで、精一杯立派に代役を務めて下さいました。


さて、本番中、殊に自分も演奏している時は写真撮れませんが、降り番の時にパチリ。

珍しいジャズ・ハープをフィーチャーした”ジャンクマン”に挑戦してくれた大木理恵さん。

             

装飾音符1音ずつペダルを変える場面もあり、舞台袖で目は釘付けに・・。


コンボ編成で演奏した”フェアウェル・ブルース” で、ジャズ・バイオリンの草分け、ジョー・ヴェヌーティのフレーズを見事に再現した西田史朗さん。

             

 
憧れのエイドリアン・ロリーニのビブラフォンとチャイムの妙技を披露した加藤亜依さん。阿部さんを挟んで、右側が加藤人さん。

             

(チャイム演奏中を写そうとしたら、うしろ姿になっちゃってゴメンネ)


巨匠たちに混じって一歩も引けを取らなかったテナー・サックスとCメロ・サックスの渡邊恭一さん。

             


見せ場は、まだまだ一杯あったのですが、他は私自身も演奏していたので・・。



60代70代を含むトラディショナル・ジャズの大ベテランから、20代30代の若手ぴちぴちの弦楽器奏者まで、阿部さんが今まで出逢ってきた演奏家たちの中の同志。

仕事としてではなく、マニアックなまでに古いジャズのオーケストラ版にこだわって面白がって集った皆さんの「良い演奏をしたい純粋な気持ち」が結集した快感を味わうことが出来ました。これは、なかなか「あり得ない」シチュエーションです。

そんな中で弾かせて頂いた”ラプソディ・イン・ブルー”。初期のポール・ホワイトマン楽団の演奏を下敷きにして(市販のスコアだけでなく、当時の音源を素に音を加え、尚かつ当楽団編成の人員も考慮した独自のスコアで)この《ABE オケ》ならではの演奏を創れたと思っています。メンバーの皆さん、本当にありがとう!



暑かった今年の夏。いつもの半分にエネルギーを減らされたような中、チラシ作り、チケット作り、曲目相談、新レパートリー作り(2曲加藤亜依さんが担当してくれていました)、リハーサル・・と、約2ヶ月かけて来たものが、打ち上げ花火となって終わりました。

さあ、頭を切り換えて、秋からのシーズンもがんばるゼよ。












3rd リハーサル at 文京シビック

2010-09-15 23:34:33 | Weblog
阿部寛とローリング20's Jazz オーケストラを明日に控えて、3回目のリハーサルをしました。

私が幼少の頃いた後楽園のすぐそば、地下鉄を降りて、すぐそのまま到着できる文京シビックのリハーサル室。

・・なのに、今日は写真を撮る余裕がなかったというか、写真がありませんなー。

新譜SHOULD I? も含めて、今まで練習していない曲から始めて、全曲やらなければならなかったから、やっぱり忙しかったんですね。部屋も、今まででは一番狭かったので「全体を写したい」という気持ちも働かなかったかな。


まあ、何はなくとも、これです。


             


お天気、やや心配ですが、昨日みたいな大雨にはならないでしょう。

どうぞ、皆さまお誘い合わせの上、是非ともご来場のほど、宜しくよろしくヨロシクお願い申し上げる次第でございまする。

きっと愉しいよ~。








2nd リハーサル

2010-09-12 11:05:24 | Weblog
木曜日に2回目のリハーサルを行いました。今回は、上野の文化会館のリハーサル室。

「本番より、リハーサル室が立派」ともっぱら言われております。

             


前回来られず、初めて来た方も。

             


今回は欠席の方も。

             


色々で、なかなか全員は揃いませんが、皆さんそれぞれオーケストラに慣れているので、雰囲気できあがってきました。

             


あと1回リハーサルして、その翌日が本番です。

             


これで、あとはもう1曲・・。えっ!? この期に及んでまだ? って感じですが、オープニングの曲がまだ出来てなくて。


SHOULD I?


昨夜になって、英語の達人・JUNKO 嬢に歌詞を訳して頂きました。

 「僕の気持ちを明らかにするべきかい?
  キミの事を愛してると告白すべきかい?
  月明かりの下、声に出して言うべきかい?

  一番甘い話をしていいかな?
  そう懇願していいかな?
  それは図々しすぎるかな?・・・・・」

んー、恋の始まりのスイートな歌なんですねー。JUNKO 嬢、ありがとー。


ポール・ホワイトマン楽団の演奏をなるべく忠実にコピーした上で、当楽団の編成に合わせて、カスタマイズ+ちょいと独自の遊び心を加えて譜面作りしております。歌手はいないし、ハープやビオラ、チェロ、ホルンもせっかくいるし・・、ってな感じです。

実は、私は『完全コピー再現』そのものに拘るつもりはありません。と言ってもハナっから無視している訳ではありません。

よく江戸時代の絵画や建築物の技法を再現しようと、材料や道具を工夫したりして探る実験をやっているでしょう?
あれで、そっくりの絵を描いて、学術的に価値はあるかもしれないけれど、作品にはならないでしょう。

バロックの古楽器による再現演奏も、ただ忠実に再現しているところで留まっては面白くありません。もちろん、かなりのレベルまで再現する事で、本物に近づいて、そこから当時の人々の感覚、喜びを得ること、それこそが重要なんだと思っています。

タンゴも同じ。先日観た映画『アルゼンチン・タンゴ/伝説の巨匠たち』で、一番感銘を受けたのは、彼らが自分たちの音楽を生み出す心意気でした。

ローリング・トゥエンティ・ジャズ・オーケストラも同様です。かなりの所まで、当時のサウンドに近づいたら、今度は当時の人々の『音楽を愉しむ気持ち』の方を優先していいんじゃないか、と思っています。つまり、今ここに生きている私たちが音楽を愉しめる事、です。

まあ、問題は、『どういう状態だと愉しめるのか』ですが・・。


今年の暑い夏、かなりの時間を要して、このコンサートの準備をしてきました。家族に「いったい何のためにやっているの?」と言われながら。改めて考えてみると、自分の《ミュージシャン魂》かな、と思います。

演奏に参加して下さる面々もそうじゃないかな? リーダーの人徳もあると思いますが、《自分たちの》オーケストラをやる事に、皆さん愉しそうです。


こんなオーケストラ、あんまり無いんじゃないかなー。

良かったら見に来てください。9月16日、夜7時、上中里の滝野川会館です。



このリハーサルの日は、夜『道産酒の会』を控えて、キーボードを運搬しなければなりませんでした。リハが終わってから車移動では間に合いそうになかったので、電車を使うことにして、小さめのポータトーンと、楽譜などの詰まったキャリーバッグの2つを転がして行きました。

             

なるべく階段の無いルートを考え、バリアフリーの有り難みをひしひしと感じながら、でも最寄りバス停からの上り坂では「鍛錬になるなー」と自分に言い聞かせつつ、長い一日転がして帰って来ました。

後で見ると、手首や足首に青タンがいくつか・・。日常的に運搬しなければいけない楽器の方々はさぞや大変なんだろうなー、とつくづく思いました。

皆さん、おつかれ様でした。







第212回道産酒の会

2010-09-10 22:13:01 | Weblog
北海道に縁があり、北海道を愛するお酒好きの名士の皆さんによる《東京道産酒の会》が、夏休みの後の二ヶ月ぶりに行われました。

             

大島会員の元気な「ヤーッ!」でスタートです。


年8回の会なので、8の倍数出席された方を讃える『功労賞』発表。

             


新入会員のご紹介。自己紹介の井上会員。

             


今回のメイン・スピーカーは前回の利き酒で関白殿下に表彰された棚沢さん。心優しい国民性のフィリピン人。看護士の研修に来日して3年以内に試験に合格しないと日本で働けないので一生懸命勉強している話など、テレビで紹介されたりしていますが、実はよその国では看護士さんのステイタスは高く、お給料も日本に比べて大変良い条件で働ける国がいくらでもあって、最近では日本での研修システムに魅力を感じる傾向ではなくなっているそうです。

             

逆に、日本から老後をフィリピンで暮らす『ロングステイ』が魅力的であることが分かり、棚沢さんはフィリピン各地のお勧めエリアを紹介なさっているそうです。

観光地としても人気の暖かく住みやすいフィリピンの島々。戦前にはアジアで最大規模の日本人街があったという、日本とは歴史的に浅からぬご縁のある土地柄。移住先として以前話題になったオーストラリアやスペインと比べると物価も安く、暮らしやすい・・・。新発想の『ロングステイ』 「未知の土地での不安に欠かせない安心保証は、是非保険で」と流石、保険会社にお勤めだった棚沢会員の、心優しい素敵なお人柄がにじみ出るお話でした。


いつもにも増して、とても美味しかった北海道産食材によるお料理の数々。

    

もろこしすり流しに感動! ありがたい、今年は貴重な秋刀魚塩焼き

    

初めて電車で行ったので北海道産の地酒頂きました。南瓜まんじゅうはアップで。

    

食べ応えのある蟹甲羅揚げ。好物の鮭親子ご飯と豚汁。じゃが芋餅入り。


楽しく談笑した後は、お誕生月の方のご紹介に続いて、お楽しみ『利き酒大会』



各テーブルへのお土産がかかっていますから、応援も熱が入ります。

勝ち残られた強者のお三方。真ん中の工藤さんは、一度退会されてからの嬉しい再入会。



なかなか決着がつきませんでしたが、九回戦まで行って勝利を手にされたのは慶田さん。


関白殿下の装束にお召し替えの間に、歌手の北川智子さんのリード、私が伴奏させて頂き、皆さんで『小さい秋みつけた』を歌って頂きました。演奏もご用意していましたが、時間の関係でまた・・。


さて、今年2回目の関白殿下位の慶田さんが登場されて、関東一本締めでお開きです。



表彰担当の森会員がお読みになる表彰状の文面に「並外れた味覚と運の強さにより・・」とあり、いつも皆さんの爆笑を買うのですが、私はそれに「酒の強さ」を付け加えたいと思います。九回戦まで進まれるとは、いったいどれだけ飲まれたことでしょう? それでも尚かつ、正気を保っていらして〆のご挨拶も立派になさった慶田さん。スゴすぎます。

ところで、その慶田さんの素晴らしいブログをご紹介させて頂きましょう。

  http://keida.cocolog-nifty.com/kaseda/

趣味人として、社会に関わる一個人として、素敵な情報を発信し続けていらっしゃるカッコイイ生き方です。慶田さんのブログを読んで、大方の映画を観た気になってしまいます。