夏の夜のお客様

　数日前の夜のこと。

娘たちが、居間で「キャーたいへんネズミー！」と黄色い悲鳴を上げた。

家族全員　シッポのある生き物が　飛び跳ねてる姿を見た。

和室のふすまを　すべて閉め、部屋の中に閉じ込めた。

ゴソゴソと　音はすれど　姿は見えず。。。。困り果てた私たち。

ふすまを　一箇所細く開けて、ネズミ捕りシートを　おいてみた。

翌朝　引っかかっていたのは、なんと　ヤモリだった。

なーんだネズミじゃなかったんだ　夏の夜の珍客だった

看護師　松村　かおる