桜ん坊の山歩物語

近郊のお山から遠くのお山まで夫婦で徒然に山歩きを楽しんでいます

2014初秋 北ア 燕岳(つばくろだけ)~餓鬼岳(がきだけ)4泊5日 4日目 

2019-05-11 14:44:17 | 北アルプス

2014/9/11(木)sun
餓鬼小屋~白沢登山口(長野県大町市)

 

今回の山行最終日 下山の行程です。

下山だからこそ気を緩めずに歩きます。

午前3時から4時頃大雨でした。

雨は無い予報だったので明け方にはあがるだろうとさして気にもしません。

しかし雨の降り方から登山道や樹木、草等は水分たっぷりと判断して

雨仕度をして出発とします。

下山開始して4時間それまでの山道は終わり白沢に出会います。

その後は沢沿いに右岸、左岸と連続するハシゴ、木段、桟道等の

連続で渡り返したり、また沢上部を高巻きしたりする難儀なルートが

延々と 続きます。

その上今朝の雨で全行程濡れたルートにはほとほと疲れ果てました。

無事に登山口に続く平坦道に出た時は安堵しました。

標準行程4時間のところ6時間かかりました。

小屋番さんの助言通りの時間にタクシー予約して正解でした。



5:50 餓鬼岳小屋から見る餓鬼岳 ↓







夜明け前昨日の縦走路を展望する ↓ 













広間に下がっている提灯・・風情がありますね~ ↑

朝食 ↓ 熱いみそ汁に多彩なおかず朝から栄養満点の

    美味しい朝食でした











食堂・寝室の大広間 ↓ 土間では薪ストーブが赤々暖いです










6:24
すっかり明るくなり昨日歩いた岩稜が見渡せます ↓








6:27 下山開始 小屋敷地内に立つ標識 ↓

餓鬼岳は西、燕岳は南、私達が下山する白沢登山口は北東方向です↓
小屋から無線でタクシーを予約してもらいます。登山口13時です。
小屋の主人 の助言で所要6:00+30分としました。









小屋からすぐに100曲がり”を下降です
名の通りジグザクの登山道です ↓








ナナカマドの紅葉が始まっています ↓









7:28 1時間下って来ました、樹林帯となります
    森林限界は通過した証拠です ↓








8:32 大凪山(おおなぎやま)2079m ↓
登山道上のピークです    
標識の時間を見るとここが中間点の様です
あと白沢まで2時間30分とありますが??

結果としてここから4時間所要でした








10:06~22 餓鬼岳へ向かう人の最後の水場
標高1500mとあります ↓ 確かにここから上に
水場はありませんでした 下山は沢沿いで水の
心配はありません。




ザックを下ろしてしばし休憩です ↓







冷たい沢水を調達します ↓










最後の水場で休憩後前方の橋を渡ります ↓








10:33 山道から白沢の川底に下ります ↓







10:36 川底歩きが続きます 短い梯子で一段下へ ↓







10:38 川底から一旦山道へ上がります ↓







10:41 山道は束の間再度川底に下りて対岸へ ↓







10:44 川底からすぐに山道へ上がります ↓






10:47 山道から再び河原へ下降です、登ったり
     下ったりが続きます 足場は濡れています
     焦らず行きます ↓






10:49 今度は岩壁伝いに前方の河原に架かる木橋
    に行くみたいです ↓






10:51 右岸から左岸へ渡ります 木橋に手すりは
    無い河原との高さが無いのが幸いだ ↓






10:52 木橋の後は鉄梯子でさらに上へ ↓






11:02 鉄梯子の次は再び木橋となり高度を上げて行く ↓






11:04 魚止めの滝1300m 滝の全貌見たく河原へ下りる ↓







11:05 この木段で河原まで下ります、先にかみさん
    下りて下部の足場を誘導です ↓








11:11 「魚止めの滝」 ↓






11:13 滝からルート戻ります 河原から高さ10mほど
     岩壁伝いに進み河原に下ります
     足元は濡れてなで肩状態しかも切れ落ちていて
     その上手がかりは岩壁の少ない凹凸だけで下山
     ルートで一番緊張する場所だった ↓
     







11:18 木橋から対岸の崖へ ↓









11:20 崖に不安定な長い桟道、トラロープに頼る ↓








11:22 やっと当たり前の登山道に出会います
     雨が落ちだします  ↓






11:26 浅い沢を渡ります ↓








11:37 また河原へ下降です ↓







12:14 河原の木橋・・木橋なん個目? ↓







小橋が連続します ↓






12:16 増水時に荒れたのでしょう ↓






12:28 これが最後の木橋でした  ↓






 掲載した橋はルート上の全てではありません、
 足場の安定した所でしか撮影しませんでした。  
 草付の垂直の岩壁に下げられた金属製の2連吊梯子
 約10mはシャッター切る余裕などありませんでした。
 かみさんが橋、梯子、桟道等の数約27ヶ所だったと云う。
 歩きながら数えていたらしい。




残り道は登山口まで一本道みたいです ↓







あと200mです  ↓







12:40 餓鬼岳白沢登山口です ↓


  

13:00予約のタクシーも時を同じく到着でした
雨で濡れたまま乗車できませんから身支度を済ませる
まで待ってもらいます。



今日投宿の「竹乃家旅館」↓ 信濃大町駅徒歩1分
とりあえずザックを玄関先に置いてもらって
タクシーでそのまま「市立大町山岳博物館」へ行きます



旅館のおかみさんが私達の濡れた登山靴を丁寧にも
靴の中に新聞紙を入れて翌朝までには乾かしていただき
感謝!でした。
また部屋、洗面所、大風呂など清潔感
には満足でした。





「市立大町山岳博物館」↓ かねてより訪れてみたい施設でした
北アの歴史上の出来事、資料などを見学できた事は有意義な
事でした。






山行5日目 9月12日(金)

信濃大町駅発6:06で帰宅の途についた。
松本・名古屋・新大阪・小倉着13:30 
所要約7時間なり 無事自宅へゴールでした。










 

 


2014初秋 北ア 燕岳(つばくろだけ)~餓鬼岳(がきだけ)4泊5日 3日目 登山道で出会った花々

2019-05-11 14:10:54 | 北アルプス








紅葉したミヤマダイコンソウ ↑











タカネナデシコ ↑ ↓

























チングルマの果穂 ↑ ↓
















トリカブト ↓












コマクサ ↓










これは花でなく果実です クロウスゴ ↓














ベニバナイチゴ ↓
























ウラシマツツジ 葉っぱが紅葉しています ↓ ↑














ウサギギク ↓












以上でした。

















2014初秋 北ア 燕岳(つばくろだけ)~餓鬼岳(がきだけ)4泊5日 3日目

2019-04-24 15:48:28 | 北アルプス

9月10日(水) 本日の行程

 

燕山荘2705m6:00~北燕岳~東沢乗越下降点2680m7:20~

東沢乗越2253m8:47
~東沢岳2497m9:45~中沢岳直下

(剣ズリ)2600m12:35~餓鬼小屋2605m14:00~25

往復~14:32餓鬼岳2647m・・・餓鬼小屋(泊)

 

 

 

6:00 燕山荘外気温4.8℃

昨夜の宿泊客の皆さんは表銀座方面と中房温泉へ

下山する方々が大半の様です。

北燕岳から餓鬼岳へ北進するのは私達だけの様です。

燕山荘を出ると向かい風になり肌寒さを感じます。

薄手の防寒着を着用して出発です。

早朝より青空が広がっています。

初秋の北アルプスの風を受けながら清々しい気分で山歩を楽しみます。

朝のうちにハイマツ帯で餌をついばんでいるライチョウに出会います。

ラッキー!

岩稜(剣ズリ)のハシゴや桟道の上り下りに緊張の連続に大汗です。

餓鬼岳の裾野森林の中に赤い屋根の餓鬼小屋が見えた時は 安堵でした。

標準行程6時間に8時間の所要でした。



 


6:00 ↑
燕山荘を出発です、今日は正面の燕岳を越えます







西に目を向けると槍ヶ岳の鋭鋒が見えた ↑








6:28 ↑
燕岳山頂は昨日立ちましたので今日はパスです。
山頂手前で左の岩壁を越えて山頂西側直下を巻きます。








6:40 燕岳の背後に出ると北燕岳が目前に見えた ↑



6:50 北燕岳へ攀じ登る ↓







北燕岳山頂です 砂地の小広場といった感じ ↓
山頂標識がありません? 間違いなくてっぺんです











7:20 北燕岳から下降して背後を振り返ります ↑










 稜線から東沢乗越へここから下りの始まりです ↑

一旦下って登り返す稜線が見えた ↓













下降する直前にライチョウに出う ↑
8:05 下降開始 森林なかの下りだ ↓













8:47  ↑
東沢乗越2253m 樹林帯の鞍部、餓鬼岳と中房温泉の分岐点
約400m一気に下って 来ました長かったです 
小休止です。









9:40 ↑
東沢乗越から急登して稜線へ出ました
遥か彼方に見えるピーク餓鬼岳か?









9:45 東沢岳2497m ↑
標識には餓鬼岳3.00と見える ↓ 3km?3時間?













裏銀座の山々が見えた 烏帽子岳をアップです ↑ ↓









前方に連なる岩稜尾根歩きが始まる ↓

























11:33 岩稜帯から崩壊地を横断し樹林帯へ ↓






樹林帯の中を急登して再び稜線へ向かう ↓







12:28 
樹林帯を抜けて明るい稜線出ると再び岩稜が続く ↓






12:35 中沢岳2600m直下を通過中 ↓







13:02 ハシゴや桟道が続く岩稜ルート ↓






岩稜の壁に沿って正面の岩峰がルートです ↓






13:10 ハシゴを下る ↓







13:20 危険が続きます足下を確実に確認です ↓ 










危険が続きます ↓ 景色を見渡す余裕はありません








13:25 










13:26 ↑
これで岩稜帯はお終いみたいです。
樹林帯を出てからハシゴや桟道の数は14ヶ所くらいと
思う


岩稜帯から登山道となり、稜線から徐々に下り
樹林帯に入るルートとなった??ルート逸脱??一瞬
不安になるがしっかりと踏まれた登山道を辿ると
再び明るい稜線に出た!良かった!





13:50 ↑
稜線上から本日の最終目的地の餓鬼岳と餓鬼小屋が見えた








14:00 ~25 ↑
餓鬼岳小屋 到着です!長かった~ 実に所要6時間のところ
実に8時間かかりました。 二人とも古希の齢と昨年の大怪我
を考えると道中トラブル無く良かったです。









小屋玄関  ↑
ザックを下ろして意の一番に水分購入しすぐにグビグビと
水分補給で元気が出ます。

餓鬼岳登頂が控えているのでビールはお預けなり!


落ち着いたところで頂へひと登りです ↓
餓鬼岳小屋から5分の道程






14:32 餓鬼岳山頂 ↑ ↓ 山頂に立つお社






山頂の一角に三角点あり ↓ 








今日は後から白沢登山口から二人来るだけで貸し切り同然で
すから ゆっくりして下さい・・と広間に案内される。
好感の小屋番さんです、燕岳からは私たちだけです。


”よくきた” 祝福の花束を抱えた栞をいただく ↓








16:50 ↑
餓鬼小屋夕食 寿司丼美味かった!

白沢登山口(長野県大町市)から入山の男性2人連れと
一緒に夕食を囲んだ、山談義に花が咲きます 
薪ストーブが広間を暖かくします 

小屋から見る夕空 ↓





男性二人は明日唐沢岳を往復してもう一泊するという
私達は彼らが今日登って来た白沢へ下山する。

zzz・・・





2014初秋 北ア 燕岳(つばくろだけ)~餓鬼岳(がきだけ)4泊5日 2日目~2

2019-04-24 15:37:34 | 北アルプス

 2日目 登山道で出会った花たち

 

 

 

 










ウラシマツツジの紅葉 ↑ ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウメバチソウ ↓

 

 

 

 

 

 

オヤマリンドウ ↓

 

 

 

 

 

コケモモ ↓

 

 

 

 

 

 

 

クロウスゴ (ブルーベリーの仲間)

 

 

 

 

 

 

 

ゴゼンタチバナ ↓

 

 

 

 

 

トウヤクリンドウ ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリカブト ↑ ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナナカマド ↑ ↓

 

 

 

 

 

 

オオヒョウタンボク ↓

 

 

 

 

ベニバナイチゴ ↓

 

 

 

 

 

 

ミヤマアキノキリンソウ ↓

 

 

 

 

タカネタンポポ ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2014初秋 北ア 燕岳(つばくろだけ)~餓鬼岳(がきだけ)4泊5日 2日目~1

2019-04-24 14:20:53 | 北アルプス

2014/9/9(火)sun 中房温泉1462m~燕岳2763m

今日も早朝から晴天の青空が広がります。お天気に謝謝notes

宿の外気温13℃思ったより寒さは感じません。

準備していた防寒着はザックへ仕舞います。

長袖下着に半袖Tシャツ、山シャツの出で立ちで宿から?mの

登山口から入山です。

登山口から急坂の連続です。木段や木の根っこを登って

10分も経たないうちに 早々に山シャツを脱ぎ温度調整です。


よく整備され、また多くの登山者に踏まれたしっかりした登山道に

危険なところはありません。

老若男女の登山者が続々と頂上へ向かう人、下山する人 と

挨拶が飛び交う賑やかな登山道が続きます。

紅葉にはまだ早い時期ですがナナカマドの真っ赤な実がひと際
鮮やかに彩っていました。





7:00 朝食 ↓ 今日の行程に合わせてこの時間にします









7:45 宿からすぐの登山口 ↓








登山口に立てかけてある”熊注意”の看板 ↓
そう言えば昨日バスで中房温泉へ来るまでに
道路沿いでこの看板を数ヶ所で目にした








8:45 登山道の頭上にケーブルを見る、合戦小屋までの
荷揚げ用のケーブルだろう ↓









9:55 富士見ベンチ ↓ 富士山が見える休憩ポイント
















10:30~40 合戦小屋で休む登山者 ↑ ↓










合戦小屋の頭にある三角点 ↓











11:16 燕山荘見える ↓











11:16 燕山荘見える ↑ ↓アップで確認









11:30








11:50 燕山荘のある稜線に登って来ました ↓
    ここから見える表銀座の稜線は数年前歩いた
    山々が見えた 

















燕山荘 ↑ 表札 ↓








受付を済ませて部屋に入る畳二枚の部屋上等だ!
多い時はこれに4人と云う ↓









山荘まえのテラスで憩う登山者たち ↓
前方に槍ヶ岳が見えた










槍ヶ岳をアップで見る 小槍もくっきり見えた ↓











12:45 昼食済ませて燕岳の頂へピストンだ  ↓
    明日再度燕岳へ行くのだがピーク下を巻く
    つもり、今日三角点のある頂上に立つ事にした
















白砂なの稜線を行く、奇岩の群れだ、あれはイルカ岩かナ?
      ↑ ↓

































13:14 白砂に埋もれた木段から頂へ向かう、青空が
     素晴らしい  ↑ 頂の三角点 ↓










13:20~30
燕岳山頂から明日向かう北燕岳をのぞむ ↓













山頂を後にして往路を燕山荘へ戻る ↓
前方に見えるはメガネ岩 岩壁に穴が開いている






自然の造形美を観賞しながら山荘に戻る



イルカ岩 ↓







燕山荘は雲に隠れた ↓








雲が流れて・・・ ↓











14:15
山荘に帰着して私は生ビールかみさんは甘酒で今日の
山行完了にカンパ~イです ↓
 









17:35 本日の夕食 ↓
















テラスから見る夕陽 ゴジラ!?も見てる ↑ ↓










2日目終了  zzz・・