桜ん坊の山歩物語

近郊のお山から遠くのお山まで夫婦で徒然に山歩きを楽しんでいます

2011夏 北ア 栂海新道  白馬岳~日本海へ  6日目 帰路移動日

2018-08-22 15:00:34 | 北アルプス

7月28日(木)晴    帰宅の途

「親不知観光ホテル」~ホテル車~JR北陸本線親不知駅~
富山~新大阪~小倉~自宅


朝食前にホテル付近(旧国道)を散策する ↓

日本海






















日本海を背にして北アルプス方面を向くウエストン像 ↓
道路は旧国道 




ウォルター・ウエストン像 ↑ ↓ 












旧国道8号線(ホテルの裏手)右下は断崖絶壁で親不知海岸 ↓
 今はホテルの正面が国道8号















旧国道は断崖絶壁を切り開いて造られていた ↑ ↓















親不知で最も通行が困難な「天険」(てんけん)(地形が一番険しい所)
と云われ波打ち際を通る当時の北陸道を命懸けで通行していた。
そのために断崖絶壁を切り開いて作られた(明治16)


「如砥如矢」(とのごとくやのごとく)絶壁に彫られている ↓









朝食 ↓









9:00 親不知駅舎 ↓














9:02発 富山行き乗車 ↓









11:16発 富山~新大阪サンダーバード乗車 ↓







新大阪新幹線14:59発「さくら」~小倉着17:21~自宅

標高3000mから海抜0mの日本海への山旅「栂海新道」
を一度は歩いてみたい縦走路でした無事に走破して満足した
5泊6日でした。

白馬大雪渓の登りと坂田峠から日本海側の栂海新道登山口
までの登り、下り・・が体力的に一番きつかった。
縦走路は天気も恵まれて暑いくらいだったが水場もあり
水分は十分に補給できたし展望を楽しみながら歩いた。




 


2011夏 北ア 栂海新道 白馬岳~日本海へ  5日目 栂海山荘~親不知海岸

2018-08-22 11:29:44 | 北アルプス

7月27日(水)晴 

栂海山荘~黄連山~菊石山1209.8m~下駒岳1241m~白鳥山1226.9m~
坂田峠~尻高山677.4m~入道山~栂海新道登山口

いよいよ最終目的地 日本海へ向け縦走路をさらに北へ進む。

好天気に喜ばしいが標高が下がると暑さが襲ってくる。

朝日岳から同道の男性二人は健脚だ

最終目的地の登山口で会う約束をして先行する。

白鳥小屋から長い長い急降下の末端は車道が通る

坂田峠だ。昼食大休止とする。

昼食後はアップダウンが続く縦走路に難儀する

何度も目の前にピークが現れる度にまた登るの・・である。

頂に立っても海は見えない、潮の匂いさえも届かない

この縦走を完結させるための最後の試練と思い一歩一歩

海抜0メートルを目指す。

国道を走る車の騒音を耳にして着いた!安堵感で

で一杯になる。

国道沿いの登山口に立つと先行の男性2人が笑顔で

迎えてくれた、真っ先に坂田峠の置き土産の

グレープフルーツのお礼を言う

既に汗を流して帰路の準備をしていた

二人共今日は泊まらずに関東方面に帰路するという。


 


4:53 栂海山荘から見る白鳥山 ↓  5:00山荘を後にする
    白鳥山から縦走路は下降して登山口までコースタイム
    4時間10分逆に登りは6時間40分・・急登に急降下!























6:15~30  黄連の水 ↑ ↓













6:45 菊石山山頂 ↓












7:02 急坂を登る ↓












7:25 下駒ヶ岳山頂 ↓










8:33 白鳥山が目前になって来た ↓












8:45~9:00 白鳥山山頂に立つ白鳥小屋 ↓











9:23 山姥平と書かれた道標 ↓ 










9:58~10:06 「シキ割水」↓











10:38 坂田峠まで急降下が長々と続くほとほと疲れた ↓











車道が走る坂田峠 ↓ この車道は山中をくねくねと日本海沿いのR8に
つながっているみたいだ










11:00~35 坂田峠 ↑ 昼食休憩とする ↓
 先行している単独男性2人が約束したグレープフルーツが置いてあった
 山歩きでは一番のご馳走だが重いのでなかなか持参出来ない食べ物の
 代表格だ美味しくいただいた
瑞々しく元気が出る!謝謝 

















11:48 昼食後樹林帯の登山道を行く ↓























12:18 尻高山頂上 ↑ ↓


























12:54 舗装された道路に出会い栂海新道は横切る ↑ ↓
     この車道は坂田峠に続いている様子だ












13:00 林間を下る ↓








13:08 二本松峠  ↓










13:30 入道山山頂 ↓ 坂田峠から尻高山、二本松峠そしてここ
     登って下って三つ目のピークいささか疲れた!









14:33 やっと縦走完了! 栂海新道登山口に到着です
ここで縦走路は終わりでも最終目的地は海抜0メートの日本海です 





















今日宿泊のホテルのP横から海岸に下ります








登山口前の国道8号を横断して親不知海岸へ向かいます ↑ ↓








登山靴を脱いで日本海に足だけ浸かります ↑
本当は全身浸かりたいところですが・・・













7月23日自宅を出て5日目無事に下界に下り着きました。
お風呂で5日分の汗を流しさっぱりゆっくりです
美味しい夕飯を食べて身体にエネルギーを蓄えて
明日の帰路に備えます・・zzz・・・







登山口の真ん前に立つ「親不知観光ホテル}夕食 ↓












2011夏 北ア 栂海新道 白馬岳から日本海へ  4日目  朝日小屋~栂海山荘(避難小屋)泊

2018-08-20 16:27:40 | 北アルプス

7月26日(火) 

朝日小屋~朝日岳2418.3m~長栂山2267m~黒岩山1623.6m~サワガニ山1612.3m
~犬が岳1593m~栂海山荘(泊)

栂海新道は朝日岳から親不知海岸(糸魚川市)まで山の稜線に

作られた登山道1968年~1971年個人が発案し仲間を増やして開道する。

朝日小屋から日本海を目指したのは私達夫婦ほかは単独男性3人と

単独女性1名の6名であった。

6名で最終目的地へ向かう縦走路で単独女性にアクシデント発生

雪渓上で足を滑らせはずみで手首を負傷する。

たまたまこの縦走路唯一のエスケープルート(中俣新道)

近くだったので急きょ下山となり、単独男性(地元の人)

が付き添って下山する事となった。

最終目的地へ向かうのは私達と単独男性2人(ともに関東方面)の4人となる。






4:50 朝食










5:24 小屋をでると前方に朝日岳が見えた ↓









残雪を渡って山道へ ↓









6:14~25 朝日岳山頂 ↓ 曇天小雨模様下界は見えない 








山頂を後に下山です ↓















6:43 吹き上げのコル 朝日岳より下山地点 栂海新道の道標が立つ ↑

日本海のペンキ文字 ↓










縦走路沿いの池 ↓








7:28 長栂山山頂 ↑ 標識の文字は鉄板をくり抜いた手間をかけた標識だ ↓









7:45 長い残雪上のベンガラの目印に沿って歩く ↓








8:53 残雪の縦走路が時々現れた ↓






気温が高く暑いくらいだ沢水を補給して行く ↓


















9:30 黒岩山山頂下の道標・・強風で飛んでしまいそう・・ ↑
     ここは中俣新道(エスケープルート)右折の分岐点でもある



9:34 黒岩山山頂 ↓ 
    アクシデントで手首負傷した女性に応急処置して中俣新道へ
    下山を勧める地元の男性が付き添う事となった ↓
           
 








10:10 文子の池 ↓ 標識が無ければ気が付かない“文子”?である













 







10:55~11:15 サワガニ山山頂 ↑ 前方に犬が岳が見えた ↓




























11:50~12:00 登山道から約10分の水場「北俣の水」↑
            夕食用と明日の分を調達する
  
        調達して登山道へ登り返し  ↓













12:30 前方ピークが犬が岳 ↓










12:54  犬が岳山頂 縦走路の頂にはすべて手の込んだ山頂標識だ ↓











12:58 犬が岳を下ると栂海山荘が見えた ↓ 

















13:05 栂海山荘 ↑ 玄関  室内 ↓  綺麗に清掃されていた
     登山者が清掃して山荘を後にしてしている証だ
     壁には栂海新道を開道した小野 健氏の掲載された
     新聞記事が貼ってあった。 
     













今日は日本海へ向かう同道だった男性2人と4人でzzz・・・
      





2011夏 北ア 栂海新道 白馬岳から日本海へ 3日目 白馬山荘~雪倉岳~朝日小屋

2018-08-16 14:26:57 | 北アルプス

7月25日(月)

白馬山荘~白馬岳~三国境~雪倉山~朝日小屋(泊)


いよいよ日本海に向けて縦走が始まる、楽しみだ!

かみさんも栂海新道に興味津々の様だ。

白馬岳から下って三国境分岐(長野、富山、新潟)より進路は北だ

天気良好が嬉しい、山中2泊の予定となる。

残雪の登山道に緑の草原、お花畑と稜線歩きを満喫する、

晴天ならではの山からご褒美だ。

縦走路で同方向に向かう登山者の姿は見えない・・

遭遇しなかっただけかも・・明日栂海新道に進入する。





 

 



4:40 山荘前に出て体感気温、空模様を確認 ↑ 栂海新道は「朝日岳」

     雲海に頭を出す白馬三山を展望 ↓











5:00 朝食 ↓













5:43 白馬岳へ登攀開始 ↓






















6:00 白馬岳山頂 ↑

山頂にある方向指示盤 ↓ 
実在人物(強力)をモデルに書かれた小説「強力伝」新田次郎著
一人の強力が自然石(花崗岩)重さ190kgの方向指示盤を2ケに
分けて同時に猿倉より徒歩で担ぎあげた・・実話である。















 白馬岳を後にします 前方は小蓮華岳 ↓











6:40 三国境 名の通り長野、富山、新潟の県境 ↓












三国境付近から進行方向の山々を展望 ↓













白馬岳(右ピーク)と三国境を振り返ります ↓











7:15 往路を振り返りながら展望を楽しみます ↓











7:40 鉢ヶ岳山頂下部の雪渓を歩く雪上には道標としてベンガラが
    散布してあります ↓ 
前方は雪倉岳










雪解けあとにはお花畑が広がっています ↓










7:57 前方ピーク雪倉岳が近くになりました ↓




















この辺りは雪渓や ↓ お花畑と変化して飽きる事がない景色が広がります ↑
白い花はチングルマです、
こうみえても草本類ではありません落葉低木です 














8:20~37 雪倉岳避難小屋 ↓











9:10 雪倉岳山頂でツーショット ↓




















ライチョウに出会います ラッキー! ↑ ↓
















ミズバショウ ↓



















ハクサンコザクラがあちこちに咲いていました ↓ それで小桜ヶ原かな ↑
   













木道が初めて現れます  ↓











11:40~12:15
 朝日岳山頂と山裾(水平歩道)の分岐点 ここで昼食です 

 山頂には明日立つ予定なので水平歩道を歩きます ↓












食後は残雪の歩きからです ↓




















13:40 前方に今日宿泊の朝日小屋が見えて来ました ↑
     小屋到着です ↓












朝日小屋全景 ↓










18:00 夕食 ↓










今日出会った花たちを並べます ↓









コマクサ 高山植物の女王と形容されます ↑ ↓



















ウルップsプ ↑

イブキジャコウソウ ↓
















タカネイバラ ↑

ニッコウキスゲ ↓
















チシマギキョウ ↑

ハクサンイチゲ ↓




















ハイマツ ↑ 赤いのは実です

ハクサンフウロ ↓





















ベニバナイチゴ ↑

ミネウスユキソウ ↓


















ミヤマアズマギク ↑

ミヤマクワガタ  ↓








キンロバイ ↓











今日も晴天に感謝です 謝謝!! 

 明日も快晴を願って zzz・・・








2011夏 北ア 栂海新道 白馬岳から日本海へ 1日目 移動日 ・2日目 山行 猿倉登山口~ 白馬山荘

2018-08-15 13:09:33 | 北アルプス

7月23(土)~24(日)

自宅~新幹線~北陸本線(夜行寝台)~7/24糸魚川駅~
大糸線~白馬駅~バス~猿倉登山口~白馬大雪渓~白馬山荘(泊)


今回は北アの超有名山白馬岳から海抜0m日本海を目指す

5泊6日(夜行寝台1泊、山小屋2泊、避難小屋1泊、下山後1泊)の山旅です。



新幹線小倉駅発20:11さくら580に乗車です ↓












新大阪22:49着 







夜行寝台「きたぐに」23:32乗車 ↑ ↓



 








寝台車 満室ではありません











7/24 5:28 糸魚川駅着 大糸線始発は6:04 時間があるので
        駅前に出てみました ↓











大糸線ホーム ↓ 始発は南小谷(みなみおたり)までです










南小谷で接続に乗り換え




















7:45 白馬(はくば)駅下車 ↑ 8:25発の猿倉行きバス乗車 ↓
















9:00 猿倉登山口 この時刻登山者の姿はありません ↓












9:00 登山道へ入ります 散策目的の団体さんの様です ↓












9:17  しばらく林道歩きです ↓









林道沿いに鑓温泉分岐がありました ↓












山の空模様です ↓









10:00 白馬尻小屋 大雪渓の入口にある山小屋です ↓

















10:27
小屋前は多くの登山者でした ↑ 雪渓に向かう人は少ない様です ↓
駅前でレンタルしてきたアイゼンを装着して雪渓へ進入します
アイゼンは宿泊する山小屋に返却です。












パノラマで・・↓









11:30 前方に登山者の姿はありりません

















 ”休けいの時は上部に注意!” 雪渓上に板切れです ↑
 雪の上では落石の音がしないから要注意です ↓














12:35 雪渓から離れて山道へ上がります ガスが濃くなってきました ↓











山道から再び雪渓です 短いのでアイゼン無しです ↓











13:35 避難小屋を通過です ↓










13:45 ガスが覆ってきます ↓










14:40 白馬村営頂上宿舎前 ↓










14:56 前方ガスの中白馬山荘見える ↓











15:00 白馬山荘に到着です ほぼ予定通りで・・ほっ ↓








白馬山荘全部で3棟ありますその内の1棟 ↓










18:50 夕食 










今日登山道で出会った花々 ↓








キヌガサソウ ↑

オオバミゾホウズキ ↓
















クルマユリ ↑

オオヒョウタンボク ↓



















ミヤマキンポウゲ ↑

ミヤマカラマツソウ ↓


















ミヤマオダマキ ↑

ミヤマキンポウゲ ↓










お花は以上です。

23日、24日 と移動と山行を無事終わり明日を楽しみにzzz・・・