19日、首題の映画を観てきました。
映画『42 ~世界を変えた男~』オフィシャルサイト
戦後、黒人として初めてのメジャーリーグベースボールプレイヤーとなったジャッキー・ロビンソンが
ニグロリーグからブルックリンドジャーズに移籍して、差別を受けながらも活躍する様を描いた作品。
実話に基づいた作品で、現在も毎年4月15日にメジャーリーガー全員が彼の背番号「42」のユニフォームを着てプレーするそうです。
なぜ全員がこの番号を着用するのか? がわかるエピソードも盛り込まれています。
日本にいると(少なくともワタシの周りでは)、ほとんどが日本人で、差別問題を感じることはないのですが、
ほんの60年ほど前のアメリカでは人種差別が行なわれていたことがわかります。
黒人と白人の観客席は別々になっているほか、トイレも白人用と黒人用(Colored)が分けられていたり、
バスも白人は前方の席、黒人は後方の席となっていたことがこの映画は伝えています。
そして、意味もなく黒人は白人から嫌がらせを受けます。
ジャッキーは白人観客を始め、チームメイト、相手チーム、審判からも差別を受けますが、
差別に耐え、実績を積み重ねて信頼を得ていきます。
そのあたりの表現も良かったのですが、もう一つ感動ものだったのが1940年代後半の服装やクルマ。
とてもCGとは思えず(CGではないはず)、球場の観客全員が当時の服装をしていたり、
クラシックカーとも言える当時のクルマがバンバン走っているサマは、よく出来たなぁと。
最後は綺麗にまとまって終わったものの、若干喰い足りない感があり、★3つということで。