皇帝の子を身籠る側室の董妃(とうひ)。臨月だったのか、父親の董承(とうしょう)らの反乱失敗が引き金になったのかは、わかりませんが、董妃は危機的状況に。司馬懿(しばい)と、王子服(おうしふく)は、董妃を救おうと馬車で、唐瑛(とうえい)の所へと連れて行きます。王子服は、楊修の裏切りに驚いていましたが、司馬懿は「狙いは、私であろう」と、話します。
唐瑛の元に着いた3人では有りましたが、すぐに、追っ手は、来ていました。王子服は、相手の目を眩ますために、司馬懿と剣を交え、唐瑛が持つ剣にわざと刺さりに行って亡くなります。残念な事に、董妃も亡くなってしまいました。
董妃の遺体と共に、乱を平定したと、報告を受ける劉平(りゅうへい)。その中に、曹操(そうそう)と敵対していたはずの賈ク(かく)と、張シュウ(ちょうしゅう)が、居て、劉平は驚愕し、唾を吐き罵倒します。これを見ていた曹丕と曹節もまた、同じ気持ちでした。
劉平は一連の事に、自分が蚊帳の外だった事に、気付いた様です。伏寿が止めない様に劉平は「仲達の所に行く。止めるなら皇帝をやめる」と、言って、司馬懿の元へ。多くの血が流れる事に怒る劉平は「都を去る」と、言います。