ザ・マイケルブログ!

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💎 追悼:サーティンキューさんと< アントニオ猪木 >の通夜をする

2022-10-12 12:36:26 | リチャードコシミズ

サーティンキュー

xuzu0911.exblog.jp

こんにちはマイケルさん ~ さてプロレスとは何か?を語りましょう!www

Commented by マイケル at 2022-10-10 13:13 x


 <猪木星、堕つ>
 
サーティンキューさんの超ビターな猪木への別れの今回の言葉が、誰よりも哀悼の意味をもって僕のなかに響いてきました。
 
ほんとにね、人間は必ず燃え尽きるもんなんだから、ひょっとしたら人間界っていうのは「生命の花火の燃やし合い」みたいなもんかも分かりませんね。
 
めいっぱい自分の生命の炎を燃焼させて、それを目撃した人々が「誰々の花火は凄かった」とか「いや、誰それのが全然凄かったよ」とかいって競うのです。
 
古くはキリストやらアレクサンダー大王なんかの花火。
 
新しいところではケネディ、ヒトラーなんかの花火。
 
サーティンキューさんの紹介雑誌で久々に見た猪木のリバース=インディアン・デスロックのこの見栄顔なんですけど、やっぱり猪木の決め顔の光量は凄まじいですよ。
 
別格、といってもいいかもしれない。
 
もし決め顔で世界歴史ランキングをやっても、猪木のこの決め顔は世界ランク100位内に確実にランクインすると思うな。
  
僕等の世界では命を賭けるなんていうのはタブーなんだけど、この猪木顔、命賭けてますよ。この瞬間、間違いなく。
 
僕はそれに魅了されます。
  
ひょっとしたら命っていうのは、捨てなきゃ輝かないものかもしれない。
 
しがみつけばしがみつくほど、淀んで濁って光量を失ってしまうのかもしれない。
古のルーテーズなんかも含めて、僕は世界プロレス史上、猪木こそが最大のマッチ売りの少女だったんだな、と思います。
 
彼の光量を凌ぐ光はほとんど見たことがありません。
 
さようなら、猪木さん―――あなたの燃やした眩しすぎるほどの美しい花火を、僕は生涯忘れないでしょう。
 
マイケル
 
 
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★こんにちはマイケルさん。鷲の小学生の頃の生活の場は、小学校と児童会館だったのですが、児童会館の方が友達と濃密な関係をしてました。児童会館は「漫画」「プロレスをやる場」「卓球をする場」の三つがあったのですが、小学生の低学年の頃は我々は「プロレスの話しかしない小学生」でした。で、「馬場派」と「猪木派」に分かれているのですが、馬場は16文とか32文キックとかのアレだから、圧倒的にプロレスごっこをする時は「猪木の使ったワザが中心」となってました。「コブラツイスト」とか「卍固め」というのは挨拶替わりで、友達と肉体を密接に合体してますから「気持ちイイ」としか思ってませんでしたね。そして雪が降ると「バックドロップ」とか「ブレーンバスター」とかやってましたが、雪の上なんで、それも「気持ちイイワザ」という感じでしたねwww
 
 
★時々、マジでプロレスやる時があったのですが、その時は「キーロック」とか「ヘッドロック」とか「フルネルソン」とかの地味な基本技でしかギブアップが取れない!と我々は思ってましたので、小学生同士のマジプロレスはUWFに近かったのですwww 藤原が「ワキ固め」とか「アキレス腱固め」をやりましたが、あれは鷲の小学生の頃にはない技で、あれがあれば「ヘッドロック」「キーロック」「フルネルソン」「ワキ固め」「アキレス腱固め」が小学生同士のマジプロレス勝負の中心ワザになっていたでしょう。猪木のワザは基本的に効かない!と鷲は思ってました。インディアンデスロックって今思い出しましたが、かなり初期から猪木は使ってましたね。あれもいまいちの「気持ち良いワザ」に入ってしましたwww

 
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★猪木は「炎上型芸人の初代」だと思ってます。日本プロレスを乗っ取ろうとして失敗して東京プロレスの創った!ということは我々小学生も知ってました。2~3歳年上の先輩が「猪木は日本をプロレスを乗っ取ろうした」と訳知り顔で我々に説明していたことを思い出しますwww あの大炎上型の話題創りはアメリカから持って来たものだと思いますが、そこも「猪木の日本での先取り」です。それを大仁田厚もやったのですが、大仁田のプロレスってプエルトルコあたりの「世界最低辺プロレスを日本に持って来た」という感じですね。大仁田プロレスは「意図的に大炎上させて観客を集める」という方法でしたが、猪木の方が彼と比べると高級感がある「大炎上」型ですwww
 

★スポーツの語源は、気晴らしをする、休養する、楽しむ、遊ぶ、非日常、ですから、スポーツの語源から言えば「プロレスこそがスポーツ」なのかもしれません。猪木は50年以上も注目を浴び続けた有名人です。常に話題を提供し続ける、本物のプロレス芸人でした。ビルロビンソンみたいな「綺麗な一流人」を演じたわけではなく、借金、離婚、大病、仲間割れ、乗っ取り、などを見せた「俗人の中の俗人を表現した者」なんです。カールゴッチやルーテーズのような「超人」だけを演じたわけではありませんでした。猪木より鉄の爪のフィッツフォンエリックの方が「呪われた家族」なんで鷲は興味がありますが。猪木は最後はパーキンソン病であのような姿になって死んだモハメッドアリと同じレベルだと思いますね。戦後最大の「格闘技芸人」がアントニオ猪木でした!そして我々小学生たちが、議論尽くした永遠のテーマの「プロレスとは何か?」とは「夏の夜店の蛇女ショ―を拡大したもの」だと思ってます。
 
 
 
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 ―――― 猪木の強さなんてね、あなたがた素人さんがいくら近くで見ても分かりませんよ。技の極めぐあいが全然ちがうんだ。ほかと全然ちがう。逃げようとしてもそっちもすぐに先回りされて絶対逃げられない……。

 といったのはたしか上田馬之助だったと思いますが、いまこの言葉を思い返すと、ヒクソン・グレーシーのあの有名な、全然力づくじゃない、独自のマウントのことなんて連想してしまいますね。いま現在の格闘技では「脱力」が超大きなテーマになっているけど、僕はその先駆はやっぱり猪木なんだと思います。
後期の猪木は別にして、調子のよかったときの猪木っていつもなんか「くたーっ」として、余計な力をまったく抜いて立ってるんですね。
大昔の試合ですけど、「猪木・坂口組VSゴッチ・テーズ組」ってタッグマッチがあったじゃないですか?
あれ見るとゴッチ・坂口とテーズ・猪木の立ち方がまったく違っているんですよ。
ゴッチ・坂口は筋肉でがっつり立ってる。
でも、テーズ・猪木はくたーって立ってるんです――― つまり骨で立ってる。
これは、どちらかというなら武道的な佇まいなんですよね。一時期巨人の桑田選手の師匠をしてられた古武術の甲野義紀先生に投げ飛ばされたことが僕は何度もあるんですが、ほんと、小柄な先生がよちょっと動かれただけで、こっちがびっくりするほど飛んじゃう。

あと、古い知り合いが高円寺のビル・ロビンソンの道場(宮田さんが主宰だったかな?)に通っていて、老ロビンソン(彼も故人となっちゃいましたね。合掌)の凄まじい技のキレについて話してくれたこともありました。さらに総合やってる奴に僕、マジもんのキーロック賭けてもらったこともあるんですよ。
叫びましたね、あれほどとは思わなかった。
鳥人ダニー・ホッジが来日したとき、若手の誰かにキーロックを賭けて、いやいや、これがギブアップ取れる技だといまからおまえで実証してやるからといって、彼に超・悲鳴をあげさせていたことが思い出されます。
見せるために使うならどうしても「休み技」としてタルタル使うしかないけど、本職がその気になって使ったら、あれらは究極の人間破壊技ですよ。完璧に闇の技術なんだと思います。

プロレスでは指攻撃って禁止されてますけど、あれは指攻撃を認めると手首への攻撃も認められて、そうなると試合があっというまに終わってしまうので、ショープロレスにはちょっとふさわしくないとして、そっち系の技術は年々排除されてきたんですよね。

僕がマイケルブログを立ちあげる以前に書いた、超・古の「猪木VSロビンソン戦」の記事をここで紹介しておきますね。

  https://blog.goo.ne.jp/iidatyann/e/a21ffcd3a4551af71d83384003711039

これ、2012年1月22日の記事なんだけど、いま思うとこれ、ほどよいアントニオ猪木へのレクイエムになっているんじゃないかなあ?

猪木の死により、僕の中での昭和が完全に終了しました。
まだあがいている多くの陰謀論もそのほとんどは昭和の残滓だと僕は思う。彼等も終わるでしょう。
どこの分野からも「ガーシー砲」みたいな存在は、いまあちこちで出てきている。
時代を逆流させることは誰にもできない。
アントニオ猪木よ、安らかに! ということで今日はひとまず筆を置きたいと思います。

かしこ。サーティンキューさんへ。

 マイケル