＜本日の一言＞
ピークを過ぎたとは言え、まだまだ暑い日が続きますね。
水分補給に気を付けて乗り切りたいと思います。
皆様こんばんは。
本日は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継された碁聖戦予選、芝野虎丸八段(19)と関航太郎二段(17)の対局をご紹介します。
1図(実戦)
芝野八段の黒番です。
この場面、左下黒2子をどう治まろうかと考えるのが普通の発想でしょう。
ところが、実戦は・・・。
2図(実戦)
黒1と詰めました。
なんとも忙しい打ち方ですね。
黒石が両断されて、苦しい戦いになりそうに見えますが・・・。
3図(実戦)
流れで黒石を上に持ってきて、この逃げ出しを実現させたかったのですね。
白×を攻めようというのです。
4図(実戦)
黒△まで、芝野八段らしい遠大な構想です。
とは言え、その代償に黒×を取り込まれています。
ちょっと心配になるような大きさですが、攻めで十分取り返せるという判断があるのですね。
芝野八段の碁を見ていると、恐怖心が無いのではないかと思うことがあります。
名人戦挑戦手合でも、普段通りの思い切った打ち回しを見せてくれることでしょう。
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