<本日の一言>
明日は日本棋院有楽町囲碁センターにて指導碁を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。
そしてもう一点・・・。
新刊の見本が届きました!
8月13日(火)発売です。
近日中に内容のPRを始めていく予定ですので、よろしくお願いします。
皆様こんばんは。
昨日はお休みしました。
日本代表も参加している国手山脈杯でいこうと、日本棋院ネット対局幽玄の間で棋譜をチェックしていましたが、分かりやすい碁が無くて困りました・・・。
世界戦はお互いに非常に踏み込んだ戦い方をすることが多いので、私にも全然意味が分からない、ということもよくあります。
棋譜並べの入門用に適しているとは思えないので、著書でご紹介するのは
日本の碁に絞りました。
さて、本日ご紹介するのは国手山脈杯8強戦、卞相壹九段(22)と申旻埈九段(20)の対局です。
1図(テーマ図)
卞九段の黒番です。
黒×が攻められている場面です。
黒Aと抜いても、まだ攻めを狙われるでしょう。
そこで、実戦は・・・。
2図(実戦)
黒1、3とツケを連発!
このような形は、俗に下手の両ヅケなどと言いますが、プロが打つと良い手になることもあります。
実戦的な手法ですね。
3図(実戦)
黒4まで、AとBが見合いで隅に根拠を確保したと主張しています。
それは白としてもつらいので、この後抵抗して・・・。
4図(実戦)
白Aからの大コウが残りました。
それを横目に、白1、3とコウ立て作り・・・。
こうなってくると、平均的棋力の方には理解が困難な世界かもしれませんね。
激しい碁が多いということは、戦いの手筋が多く現れるということでもあります。
部分戦の感覚を強化したい方には、世界戦を並べることも選択肢に入ってくるでしょう。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
白石囲碁教室・・・五反田駅徒歩4分です。指導碁や個人レッスンを行っています。