<本日の一言>
大変お待たせしました。
「やさしく語る 棋譜並べ上達法」が、ついに発売されました!
皆様のご感想を楽しみにしています。
皆様こんばんは。
四谷大塚での囲碁入門教室は、無事3日間の日程を終えました。
今回で4年目でしたが、やはり以前と比べると大分自然体で取り組めるようになってきましたね。
後日また振り返ってみたいと思います。
しかし、その一方で体力不足も実感しました。
指導中は大丈夫ですが、家に帰るとぐったり・・・。
昨日更新をお休みした言い訳ですが(笑)。
さて、本日は日本棋院対局幽玄の間で中継されていた、韓国女子リーグの藤沢里菜四段(20)と呉政娥四段(26)の対局をご紹介します。
最近は積極的に海外へ武者修行に出かける棋士、または棋士志望者が増えてきましたね。
相手の呉四段は、世界戦ベスト4などの実績がある実力者です。
1図(実戦)
藤沢四段の黒番、白1の飛びで左辺黒に圧力をかけられた場面です。
ここで黒2と打って黒×を助け、むしろ左下白を攻めようとしています。
白3からのモタレ攻めに対しても、黒10までと目一杯に受けました。
白Aの攻めが心配になりますが、力技で包囲網をこじ開ける予定です。
2図(実戦)
結局、どさくさ紛れに(?)黒△まで、白×を大きく飲み込んでしまいました。
藤沢四段と言えば手厚い本格派というイメージでしたが、最近は乱戦を好んでいる気もします。
3図(実戦)
白1、3と、左辺黒を攻めながら上辺を広げましたが、ここで黒4と三々に入ったのはいかにも良いタイミングでした。
周囲に白石が多いので、取りにこられますが・・・。
4図(実戦)
黒1~5まで、白地を値切りつつ左辺黒の根拠を確保しています。
安心して黒7、9に回り、白×を千切ることができました。
本局は黒中押し勝ちとなりました。
藤沢四段の戦巧者ぶりが表れた一局だったと思います。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
白石囲碁教室・・・五反田駅徒歩4分です。指導碁や個人レッスンを行っています。